14.「ここはどこ。あなたはだーれ」
14話です。
やっと、転生小説っぽくなってきました。
お付き合い下さい。
できれば応援よろしくお願いします。
2022.4.9 加筆修正しました。
よろしくお願いします。
すげー気持ちいい...。
ずーっとこのままいたい...。
何か優しいものに包まれている感覚がする...。
「あーそうか。俺は死んだんだった。2度目の人生は、ほんとにつらいだけだったなー。」
「こんなことなら、素直に日本で死んでおけばよかった...。」
「2度目の死の際には、神様は現れてもくれないんだな。「やぁ。君はゲームオーバーだよ」ぐらい
言ってほしかったもんだね…。」
「魔法とスキルの世界に転生して...魔法もスキルも一度も使うことなく死ぬって...。
来た意味..あったかな?」
「もう少し、寝るか…。」
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「武雄く~ん。おきて~。」
「あぶな~い。はやくおきて~。」
「〇〇ちゃ~ん。こっちだよ~。俺はここだよ~。」
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「う~ん。もう寝れん!」
俺は目が覚めた。
そう、目が覚めたのだ。
何だ目の前がピンク色だ。
起きる前に見たあの夢の影響か?
周りを観察するとゼリー状の物質の中に取り込まれているようだ。
「きゅ~。きゅきゅ。」
ポンッと音がして俺は放り出された。
目の前には、赤い奴がいた。
何日寝たか分からんが、寝る前にあった渇きと空腹は解消されている。
「俺の体に何があったんだ?」
赤い奴は人間の形になって横になった。
「うん?その形は俺か?」
赤い奴は「Y]「E]「-」「S]の順に形になった。
俺はEとSの間にある横棒にイラッとした。
「おい、「-」は必要か?」
「Y]「E]「-」「S] イラッ
赤い奴は俺の形のものを取り込んだ。
そして、俺の形のものが起き上がった。
「なるほど、お前が助けてくれたという事か?」
「Y]「E]「-」「S] イラッ
赤い奴は巧みな形状変化を用いて
俺が気を失ってからの、大筋の流れを教えてくれた。
おれの手光る⇒赤い奴のコア取る⇒俺気を失う
⇒気を失う時に偶然コアを再セットする⇒赤い奴のハートをワシ掴み
⇒俺を体内で保管⇒移動⇒起きるまで♡
で今に至ったという事らしい。
「おれは何日寝てたんだ?」
「5」
「5日も寝てたの?」
[水と食料はどうしたんだ?」
なぜか、赤い奴はさらに赤くなり、モジモジしだした。
「まさか...お食事ってお前?」
「ワ」「タ」「シ」
「あの優しい感覚はお前のエキスなのか?」
赤い奴はモジモジしながらフムフムうなずいた。
「アリガトウゴザイマシタ。」俺は複雑な気持ちになりながらも
お礼を言った。
赤い奴は不思議そうに、こっちを見た後、元気に形を変えた。
「Y]「E]「-」「S]
「俺たちって、もう、仲間なんだよね。お前って名前があるのか?」
ブルブル
「命の恩人をお前扱いするのはだめだろう。名前を付けてもいいかな?」
赤い奴は飛び跳ねて喜んでいる。
面白い!
続きが読みたい!
作者頑張られ!
赤い奴かわいいやん!
と思うかた、評価&ブックマーク
よろしくお願いします。
めっちゃよろこびます。




