今、ふたたびのヴィテへ
ザマァの後はやっと話が動き出します、どうぞお楽しみに
『ねぇ、私アナタに何か悪い事したっけ?、私未だ23歳だったんだけど、何でアナタに殺されないといけなかったのかな?』
指先から怨みをを込めて語りかけてみた所、銚子はダラダラと冷や汗を書き出し「やめて、来ないで……、お前の体がおかしいのが悪い」と寝言をほざき始めた、何言ってんだ、私の体の事をとやかくお前に言われる筋合いは無いわ、むかっ腹が立ったのでありったけの怨念を指に込めて呪まーすしてやった。
「うぎゃぁぁぁぁ!」と悲鳴を上げて起きたアイツに、他の雑魚寝していた奴がウルセーんだよ!と全員でタコ殴りにされているのを部屋の隅から眺めてちょっとスッキリした、その内に扉が開いて警棒を持った人たちがドヤドヤと室内に入り全員を正座させ事情を聴き始めた。
8人部屋だったらしく、銚子以外は全員が寝ている所を悲鳴で起こされたと言い、銚子は銚子で夢で紫色の顔をした女が出て来たと言った。
「そりゃおめーが殺した女の子が出て来たんだろーよ、読んだぜ新聞、酒アレルギーの女の子に黙って酒呑ませて殺したんだろ―がよ」
「アイツが、アイツの体がおかしいのが悪いんじゃねーか俺は悪くないっ!」
それを聞いた刑務官が警棒を黙って銚子の正座をしている足裏のツボの部分に警棒を押し当てて体重をかけ始めた。
「408号、貴様は何一つ改心も何もしておらんのだな、アレルギーはアレルギー、人の個性として尊重しなければいけないものだ、人ひとりの未来を奪っておいてなんだその言い草は!、貴様は懲罰房入りだ!」そう言って乱暴に立たせ、警棒で小突きながら別の部屋に移動させていった。
「貴様らも明日は早い、もう寝ろ」そう言って刑務官は立ち去って行き、ちょっとスッキリした。
未練も無くなった私は、三神様に向かってスッキリしたので戻りたいと考えると、高天原に戻った自分がいた、「ドランクリア様はまだ起きられないのですか?」 「うむ、もうソロソロだろうな」まったりとしている3神をよそにムックリと起きあがったドランクリア様は「おぉ、帰っておったか、では行くぞ」そう言って私の肩を掴んで場所移動をした。
翌朝になって好子の父母が目覚めた時には、その両目のわきに涙の筋が残っており、夢で会えて別れを言えた事をどちらともなく語り出し、仏前に向かって微笑み写真の娘に今一度の別れを告げた。
エンドレス酒宴を開く前と同じ姿見が有る白い空間に戻ってきた私達だが、ドランクリア様が大あくびを一つしてから私に言った。
「じゃ、そろそろ初めの酒が出来る場所に飛んで貰おうかな?用意は良いか?」
「あの、初めの酒って、どんなのですか?それと場所は?」
「それはついてのお楽しみだ、それと、君の感覚でお酒が出来たと思ったら儂の名前を呼ぶように、それ迄は儂は一切関知せぬ故」
「あーはい、取り合えず分かりました、それでは又お会いしましょう」
私の視界が暗転して気が付いたら見渡す限り木、木、木しかない場所にいる自分に気が付いた、うん、どう見てもこれ森の中じゃん、こんな自然jの中で何をどうしたら酒が有るって言うのかな?いきなり無理ゲー感満載なんですけど、こんな所でどうしろと?、途方に暮れた私は、自分の今いる場所を良く確かめると木のウロに居る事に気が付いた。
ウロって…これ窓じゃないじゃん、あ、でもそういう物だと思えばいいのか…そう思って上を見るとあちこちに開いているウロを見つけたので、「あそこに行きたい」と念じてみるとその場所に辿り着いた、お陰で移動はウロが有る限り事欠かない事が理解できたのだが、肝心の酒は―?それが無いとわたしゃ帰れないじゃん。
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