この大空を高く飛ぶ君へ~いつかその場所へ僕もいきたい~
君は遠くへ行ってしまった
僕からみると
はるか上空を高く飛んでいる
鳥
もう手は届かなくなった
触れることも
話しかけることも
出来なくなってしまった
今の君には
今の君の詩しか
かけない
今の君の心は
今の君だけのものだから
長く生きると
新鮮さや
感動が
薄れる
君は
子どものころの自分より
考えるようになった
自分の足で立って
歩いて
考えて
成長は
変わってしまうこと?
いいえ
理想から離れること?
夢を忘れること?
希望を失うこと?
僕は
想い描いていた理想の自分とは遠くかけ離れてしまったけど
夢の輝きを少し思い出すことが出来た
希望のぬくもりに触れることが出来た
それは
君のおかげ
君に出会ってからだよ
いつも
苦しくて
もがいている君
だけど
君の
君だけの
苦しみは
大空を
飛んでいる君を
下からみているだけの僕には
分からない
ずっと
空飛ぶ君を
下からながめ続けるしかない僕は
いつか
君のいる
高い場所へ
飛ぶことを
夢みるようになった
君と一緒に…
飛びたいな…
時々
木の枝に
降りてきた君に
話をしてみても
いいかな?
時々
羽をやすめに
降りてきた君に
声をかけてみても
いいかな?
君は
空の飛び方を
忘れない
それは
歩くことや
息をすることと同じ
僕は
空の飛び方を
君の
みようみマネで
挑戦する
いつも
高いところから
ジャンプして
そのまま落下して
血だらけ
怪我が絶えないよ
君が
はじめて
空を
飛べたのは
いつ?
風にのる感覚
空からみる地上の風景
飛べた時の感動
その直前
空に
風に
この身体の
すべてを
ゆだねる…
あずける…
大気にのる…
風にのる…
空にのる…
足が
はなれ
翼を
ひろげる
空へ
はばたく…
飛ぶ直前、
心の中で
飛べっ!!
て叫ぶ
今は
君自身の
君の
飛べっ!!
の声が
きこえないのかもしれない
もしかしたら…
叫ばなくても
想うだけで
飛べるようになっていて…
君は
空へ
飛ぶ直前の
君自身の気持ちを
忘れたくない。
そう思ってるのかな?
はじめて
飛べた時
翼をひろげる
足をはなす
君は
君自身の
からだ全体に
君自身の
声を
響き渡らせる
君の
飛べっ!!
の声を
君自身の
からだに
響き渡らせる
君は
忘れたくないんだね
それが
君が
君自身を
この大空へ
はばたかせる
君自身の
心
その心を
忘れたくないと
君は
いっている
そんな風に
きこえたんだけど
どうかな?
僕もそこへ行こう
君に
少しでも
近づけるように
君の飛ぶ
この空へ
僕も
この空へ
羽ばたく努力をして
君の高く飛ぶ
そこへ
少しでも
近づけるように…
いつか
飛べるのって
楽しいね
って
君に
いえるように…