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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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171.邪竜、手分けして城を攻略する【前編】




 息子が捕らわれているのは、かつてカルマが作った天空城。


 カルマはチェキータ、シーラ、ルトラ、ルコ、バブコとともに、息子を取り戻すべく城へと乗り込んだ。


 天空城の入り口前に着陸。


 ドラゴンの姿から、カルマは人間の姿へと戻る。


「ここね、リューが捕らわれているのは」


「でけー。おしろ」


 ルコが城を仰ぎ見て言う。


「カルマよ、気をつけるのじゃ。ここからはメデューサ以外にも、ベリアルの気配も感じる」


 バブコがカルマを見上げて言う。


 チェキータは腕を組む。


「現状ベリアルに対抗できるのは、勇者の力を持つリューだけ。ベリアルが完全復活するまでの間、邪魔されては困るから、対抗手段であるリューを拉致したのね」


「……メデューサもここにいると思う。ベリアル復活の邪魔をされては困るから」


 ルトラから、ベリアルの復活までに時間がかかることを、カルマたちは聞いたのだ。

 つまりこの城にはベリアル、リュージ、そしてメデューサ。


 全員がそろっていることになる。


「なんだ、シンプルな話じゃないですか」


 カルマが挑むように、城を見上げる。


「ベリアルとメデューサをぶちのめして、りゅーくんを救う。そういう話でしょう?」


 ぐっ、とカルマが拳を握りしめる。


「散々私たち親子を苦しめたのです。あの邪神には、ちょうど一発お見舞いしたいと思っていたところです」


「そうね。お姉さんも、メデューサを一発、殴ってやろうと思っていたところだわ」


 カルマは仲間たちを見回してうなずく。


「いきましょう、全部を救ってハッピーエンドを迎えるために!」

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