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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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170.邪竜、敵地に乗り込む【中編】



 上空に浮かぶ天空城。


 そこにリュージが捕らえられている。


 カルマは仲間を背に乗せ、ドラゴンの姿で空をかけていた。


 すると天空城から、翼を生やした敵がいくつも、こちらに向かって飛んできたのだ。


「さっそく熱烈な歓迎ってわけね」


 チェキータが腰から剣を抜く。


 シーラは杖を構え、幼女たちも戦闘態勢に入る。


「先手を打つのです! 【火矢豪雨ファイアロー・スプレット】!」


 シーラの杖先から、細かい火の玉が噴出される。


 それは上空で矢に変わると、敵の頭上に雨あられと降り注ぐ。


【すごいですね、シーラ。いつの間に上級魔法を覚えたのですか?】


「しーらもひび、進化するのですー!」


「元々しーちゃんは大賢者の娘だからね。魔法の才能はピカイチなのよ。……っと、お姉さんも」


 たっ……! とチェキータがカルマの背中を蹴って飛ぶ。


 エルフは【飛翔魔法】を使い空を舞うと、敵の群れに突っ込む。


 スパパパパパパッ……!


 チェキータが通った後、敵はすべて両断されていた。


 目にもとまらぬ斬撃を、彼女は繰り出したのだ。


「わしらもゆくぞ、ルコ!」


「おっけー、バブコ」


 元ルシファーことルコの瞳が、紫色に輝く。


 彼女の能力は【念動力サイコキネシス】。


 敵を見えない力でちぎっては投げる。


 元ベルゼバブのバブコの能力は【操虫】。

 彼女はあらゆる虫を自在に操る。


【爆炎虫】という、振れると爆発する特殊な虫の群体を呼び寄せ、敵を破壊していく。


 ドガガガガガガガガッ……!


「……カルマ。数が多い。キリがないわ」


 ルトラが弓矢で敵を射貫きつつ言う。


【任せてください。準備は完了しました】

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