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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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167.エルフ、メデューサと対峙する【中編】



 隠蔽スキルを使い、チェキータはメデューサに一撃を食らわせようとした。


 しかし世界蛇ヨルムンガンドがそれに気づき、攻撃を仕掛けたのである。


「がはっ! げほっ! ごぼっ!」


 攻撃された場所から数百メートル離れた場所にて。


 チェキータは膝をつき、血を吐いていた。

「さすがデルフリンガー。攻撃のタイミングで、防御の魔法を使っていたのね」


 すぐ目の前には、銀の大蛇にのったメデューサがいる。


「……どうして、気配は完璧に隠していたはず」


「この蛇のうろこには、目には見えないものを肌で感じ取る特殊な能力を持っているの」


 うっとりとした顔つきで、メデューサが蛇の頭をなでる。


「物理、魔法攻撃を完全無効化に加えて、そのほか多種多様な能力を付与して作った……わたくしの最高傑作よ」


「……そうやって。いくつものの命をふみにじりやがって!」


 チェキータはメデューサをにらみつける。

「リューも……ルトラも、命をなんだと思っているの!」


 リュージを作ったのはこの女であり、彼の仲間である少女もまた、この女に作られた人造生物だ。


「そんなの、かわいいかわいいわたくしの、実験動物に過ぎないわ」


「このっ!」


 チェキータは死力を振り絞り、ナイフを投擲する。


 がきんっ……!


 ヨルムンガンドが自身の尾でそれをはじいた。


「つまらない女ね。さようなら、デルフリンガー」


 ぐぁっ! とヨルムンガンドがその巨大な尾を持ち上げると、チェキータに振り下ろす。


「……ごめんなさい、ふたりとも」


 チェキータは死を覚悟して、攻撃が来るのを待った。


 どごぉおおおおおおおおおおおん!


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