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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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159.息子、メデューサと邂逅する【中編】




 カルマの体に触れた途端、母に電撃が走った。


 黒焦げになったカルマは、その場に崩れ落ちた。


 話はその数時間後。


 カミィーナの街に、リュージはいた。


「…………」


「リュー」


「チェキータさん……」


 リュージが見やると、そこには優しい笑みを浮かべたエルフの女性がいた。


「母さんの、様子は?」


「大丈夫よ。命に別状はないから、安心して」


 母が崩れ落ちた後。

 リュージは激しく動揺した。


 何が起きたのか、わけがわからなかった。

 困惑していると、チェキータがやってきて治療を施したのだ。


「僕が……やったんですよね……?」


 リュージはチェキータに尋ねる。


 自分が触れた瞬間、カルマに電流が走った。


 考えるまでもなく、自分のせい。


「僕が……母さんを、傷つけたんですよね」


「それは、違うわ! あなたのせいじゃない!」


 チェキータはリュージを抱きしめると、必死の形相で言う。


「けど……僕が母さんを……僕が……僕が……」


 大好きな母に手をかけたことが、リュージにとってはショックすぎた。


「どうして? いったい……何が起きてるの? 教えてよ、せんせぇ……」


 と、そのときだった。


「デルフリンガーに代わって、わたくしがお答えしますわ」


 振り返るとそこには、白髪の、白衣を着た女性がいた。


 首に白い蛇をまいている。


「メデューサ……」

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