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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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157.息子、同窓会に参加する【中編】



 リュージはシーラに連れられ、カミィーナ冒険者ギルドへとやってきた。


 ギルド会館内の、酒場にて。


「おーっすリュージ!」

「ひさしぶりなんだなぁ~」


「スターチ! ノックス! それに……イボンコも」


 そこにいたのは、かつて冒険者学校で一緒に学んだ、友人たちだ。


「やぁリュージ。元気そうで何よりだよ」


 リュージはイボンコのとなりに座る。


「どうしたの、みんな?」


「偶然カミィーナに用事があって来たんじゃん」


「仕事でこちらに来ていてね。偶然シーラとギルドであったから、こうして集まっているわけさ」


「偶然なんだなぁ~」


 にかっ、と笑う友人たち。


 自分に会いに、わざわざ来てくれた友達がいることが、リュージはうれしかった。


「そんじゃリュージも来たことだし、メシ食おうじゃん! のもうじゃん!」


 スターチが酒と料理を頼む。


「けど……」


 リュージは、一瞬迷った。


 母がこんな状況にあるのに、自分が楽しんで良いのだろうかと。


「いいのです、りゅーじくん」


 ニコニコとシーラがわらって言う。


「いつも気を張っているのは疲れるのです。たまには休まないと」


「でも……」


「カルマさんも楽しんできてって言ってたのです!」


 だから楽しもう、とシーラが言う。

 気を遣ってくれたみたいだ。


 ……それを無下にするのは、よくないなとリュージは思った。


「わかった。ありがとう、シーラ」


「よぉうし、んじゃ乾杯じゃん!」


 スターチが届いたばかりの酒を手にして立ち上がる。


「「「かんぱーい!」」」

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