表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

300/383

154.邪竜、息子の嫁に励まされる【中編】



 自宅のリビングにて。


 お腹をすかしたというシーラに頼まれ、カルマは料理を作ることにした。


 カルマにとって料理など造作も無い。


 万物創造と、そしてなにより、長年培ってきた料理スキルによって、またたくまに料理が完成する。


「できましたよ」


「わぁい! おいしそーなポトフなのですー!」


 テーブルの上に置かれたお皿を、シーラが輝くような目で見やる。


「じゅるり……かるまひゃん……じゅるり……」


「どうぞ。召し上がれ」


「わーい! いっただきまーす!」


 がつがつがつ!

 はぐはぐ!

 むしゃむしゃばくばく!


「まったく、相変わらずの食欲ですね」


「ふへへ~……♡ かるまひゃんのおりょーり、おいしくってつい~……」


 頬をパンパンにして、笑顔のシーラが言う。


「まったく……じゃんじゃん食べなさい!」


 パチン! と指を鳴らすと、テーブルの上にさらに豪華な料理が並ぶ。


 こちらはスキルでポンッと作った物だ。


「わふー! いただきまぁす♡」


 深夜だというのに、凄まじい勢いで、シーラが料理を食べていく。


「おいしいのです! カルマさんはやっぱり天才なのですー!」


「ふ、ふふうん、そうですかっ? もりもりたべなさい!」


「わふー! わぁい!」


 ばくばくがつがつ!


 かるまの作った料理を、実に美味そうにシーラが食べる。


 あまりの食べっぷりに、そして彼女がそのたびにほめるもんだから、カルマは得意になってどんどんと料理を出しまくる。


「やっぱりカルマさんはすごいなー。お料理得意な天才ママさんなのですー!」


「えへへっ♡ うれしいこといってくれますね、シーラ! ほぉらおかわりですよー!」


「わふー!」

書籍、コミックス第2巻、好評発売中!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ