表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カワーズ〜少年の誓い〜  作者: 陽
プロローグ
1/29

静かなる森の中で


20☓☓年 二人の男は太陽がまだ昇りきらない時刻


いつからそこにいたのか、


周りを見渡しても生い茂る木々ばかりしかない

広い森のひらけた場所で


ただじっと並んで仰向けに寝そべっている。



ふいに 青い装束に身を包んだ、眼帯の男が隣の


グレーのスーツ姿の男の方に顔を向ける。


「なぁ、響」


グレーのスーツの男の名前を呼んだのだろう。

しかし何の返事も返って来ない


寝たのかと思い眼帯の男が身体を起こすと、


「どうした静夜?」

響と呼ばれた男がゆっくり目を開けて答えた。


「何だよ、寝たかと思ったじゃんか。」

静夜と呼ばれた男は爽やかな笑顔を浮かべる。


しかし、すぐに静夜の顔が真剣な顔つきになり

「そんなことより、直に7時になる。みんなのところに戻ろう。」

「決着を着けに。」


静夜と呼ばれた男は真っすぐに、しかし少しの禍々しさを放つ

朱い瞳に眼を変えて響に語りかけた。


響と呼ばれた男は、静夜を見つめ返す。

そして、そっと口を開ける


「そうだな。みんなの未来のために《カワーズ》を。」



二人の周囲に風が吹く。

迫る嵐の襲来を予感させる風が





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ