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真相に近づく物語1

「私が思うに、人の命の輝きとは素晴らしい。そして物語に込められた、嫉妬、傲慢、暴食、色欲、強欲、怠惰、憤怒。そしてそれらを彩る少しばかりのスパイスである愛や友情。

物語とは世界であり未来でありありとあらゆる過去でもある。

故に私は物語が愛おしい。そうはおもいませんか?」

「ヴォオオオオォォォォ」

「おぉあなたもそう思いますかジャバウォックよ」

無機質な暗い部屋には2人の人影があった。

いや、2人と数えるのもおかしな話か。

正確には一人の仮面の男と一匹の怪物である。

「やはり、物語は鮮度が命!そうは思いませんか?」

仮面の男はグラスワインを傾けながら悦に入っている。

「ヴォォォォォォ」

「やはり、あなたもそう思いますか?嬉しい限りです。しかしこの程度の量では些か興がのりませんねぇ」

仮面の男は退屈そうに指をクルクルさせている。

怪物はと言えば姿形はぼやけてわからないが大きな鉤爪だけが暗闇の蝋燭の揺れている。

「やはり、ジャバウォックの集める物語だけでは足りませんねぇ。しかたありません。トゥイードルダムとトゥイードルディーを呼びましょうか。忙しくなりますよきっと。ふははは」

仮面の男はいつまでも高笑いをしていた。

「ヴォォォォォォォ」

つられて怪物は雄たけびを上げていた

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