表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外伝-JMG [ジェット・モード・ガン] -  作者: ただっち
第5章ー濃霧の大陸に潜む暗殺者ー
35/65

Mission5-2

蜃気楼と濃霧の大陸である【ムー大陸】。

かつて空想上の存在であるとされた、とある文明によって、浮かばされた古代の大陸。

その場所には、財宝が眠る場所や、隠された文明が眠る……など、様々な逸話が存在している場所であった。

だが、実際にはこの場所は【とある人物】を殺すためだけに浮かび上がらせ、隠匿した【処刑場】であったことが、最近の研究で分かったそうだ。

なので、この通り……辺りには、夥しいほどの処刑器具の残骸が落ちていたりするのだ。


「花畑……ってより、処刑畑って感じだね……」


白百合は、生唾をごくりと飲み込んで、冷や汗を足らしている。

そりゃあ、こんな場所をみたら、普通女の子はドン引きするものだろうな。

いや、男でもドン引きするだろう。


「壊されてるところをみると……その【ある人物】は殺せなかったのかもね……」

「そうだな……だから、下手するとそいつはまだ生きている可能性があるってことだな」


数億年も前の生物が生き延びている……それも、こんな食糧も、水もまともに無い場所で……。

そんなことが可能ならば、そいつは絶対に不死者である。

永遠に朽ちることなく、永遠に生き長らえる存在……。

昔の技術では無理でも、今の技術では……【不死殺】の薬を用いれば、そいつは倒せるかもしれないな。


不意に「ねぇ、ジェットくん」と、ディルは俺の肩を叩く。


「ん?なんだい?ディルさん」

「【ある人物】ってのは、いったい誰なのか……それは、ジェットくんたちは知っているのかな?」


彼女は不安そうにこちらを見ていた。そりゃそうか。

そんな、未知な敵を相手にするだなんて、誰だって怖いものな。

俺たちだけ知っていて、彼女たちが知らないってことは平等じゃないな。

よし、開示しよう。

その【ある人物】について……。


「【ある人物】……それは、古代文明を滅ぼしかけた人間……名を【ディザスター】。災厄の【ディザスター】と呼ばれる人物だ。天才であり天災とまで言われた人物らしいよ?」

「らしいよ?ってことは、確証は得てないってこと?」

「いやまあ、当時の文献は全て解読したんだけど、その人物を実際にこの目で見た訳じゃないから、そこは少し曖昧な表現になってしまうね……」

「あー、なるほどね。とりあえず、そいつが襲ってきたら、ぶちのめせばいいのね?」

「ディルさん……」


白百合とほぼ似たような考えしてるな……この人。

別に俺たちの目的は、天野翔琉博士の救出なのであって、その強敵を倒すのが目的じゃないんだからね?

まったく……。

「極力戦闘は避けようね」と、促しては見るが、果たしてどうなるかは遭遇してしまったときに考えようかな。


「しっかし……霧も深けりゃ、蜃気楼も……???」


グラッと、視界がぼやけた。

あれ?なんだ?


「おい、白百合……この霧なんか……」


バタッ……と、彼女はその場に倒れた。

突然だった。


「白百合‼大丈夫……か……」


何だろう。

視界が暗くなっていく。

ヤバイ……なんだ、この霧……。

意識が……遠退く……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ