表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外伝-JMG [ジェット・モード・ガン] -  作者: ただっち
第2章ー悪魔の監獄と捨てられた少年ー
15/65

Mission2-6

「貴様、何者だ!」


俺はすかさず拳銃を取り出して、【よくわからないもの】に構える。白百合は、ダガーとフックショットを構え、アマギ少年は扉の近くの柱の裏に隠れる。

【よくわからないもの】は、ペッっと先程食べた餌の骨を吐き出し、にこりと笑っている。すると、再び装置から夜弥の声がする。


「あらあら、目覚めた可愛らしい俺の子犬ちゃん……まったく、食べ足りないなんて、わがままだな……いいよ、そこにいるやつら食べちゃっても……」

「え?いいの?御主人様、こいつら食べちゃってもいいの?」

「いいよ……お食べ……骨は溶岩にちゃんと棄てとくんだよ」

「うわぁーい……じゃあ、いただき……まぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


す、を言わずに夜弥のペットは襲いかかってきた。

バンバン、っと頭目掛けて弾丸を撃つが当たりはするものの弾丸は砕け散る。弾丸の強度が弱いのか?と、マグナムに持ち替え再び発泡するが、やはり効かない。くそ……ライフルじゃなきゃダメなのか?


「白百合……5秒だけ時間を稼いでくれ!ライフルを装填する」

「了解!」


白百合は、ダガーを持ってペットに向かっていく。ブンッ!と巨大な音をたててペットの腕は白百合目掛けて降り下ろされるが、白百合はくるりとかわし、ペットの腕をダガーで傷付ける。さすがは白百合……彼女の剣の腕前はダイアモンドを豆腐のように軽々と斬ることが出来るほどの腕前……ペットの腕は切り落とされた。


「ぐ……ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


っと、ペットはよろけて切り落とされた腕を回収していったん距離を置いた。そして、その切り落とされた腕を咀嚼した。


「もぐもぐもぐ……」


すると、切り落とされた腕はまるでとかげの尻尾が生えてくるような感じでにょきにょきと生えて、元に戻った。


「……ジェット……あいつの身体は切り離した瞬間に消滅させないとダメみたいね」

「そうだな……おし、ライフル装填完了。あと、グレネードランチャーに火炎と薬液弾を詰めとく……切り離した瞬間に消滅させるぞ!」

「オッケー!それでいくわよ!」


白百合は、ペットに再び突撃する。しかし、ペットは近くの装置や器具類を白百合に投げつける。よほど、近寄られたくないんだな。


「ジェット!」

「あ、あ!お前はそのまま全速力で走れ!障害物は俺が撃ち落とす!」


俺はライフルを構えて、ペットが白百合に投げつけている障害物を撃ち落とす。椅子、机、ペン、延長コード、心電図装置、ベッドーーーそれら全てを撃ち抜く。


「‼」


ペットは驚いた様子でいた。なぜなら、撃ち落とすために放った弾丸は全てペットにも当たっていたからだ。


「狙撃主なめんな!」


そして、白百合はペットの元に辿り着いて、やつの上半身と下半身を分離させさらに細かく切り刻んだ。まるで、玉ねぎのみじん切りみたいに。


「ジェット!今よ!」


そういったタイミングを見計らって、俺は粉々の肉塊にグレネード弾を浴びせる。そして、ペットは爆炎と薬液によって消滅した。

夜弥の実験はこれにて閉幕……実験結果、二人のハンターに対象が殺されたので失敗。ざまあみやがれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ