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外伝-JMG [ジェット・モード・ガン] -  作者: ただっち
第2章ー悪魔の監獄と捨てられた少年ー
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Mission2-3

監獄内部……恐ろしく寒い。外の溶岩の道とは違って、この中は氷点下いってるだろう……。俺たちはあわてて上着を着直す。まったくどうなっているんだ?この場所は……。


「ううう……汗で身体冷えきっちゃったよ……」


白百合はがくがくと震えている。寒そうだな……上着は貸せないし……あ、そうだ!

ぎゅっと後ろから白百合を抱き締めてみた。


「え!ちょっ!ちょぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「しー!静かに!」

「はぁ?……(うわ!ジェットがこんなに近くに!なにこれ!すごく暖かい気がする!ちょ!こんなにこいつイケメンとか……反則でしょ……!)」

「む?白百合?風邪引いたか?顔が赤いぞ?熱でもあるのではないか?」

「ううう……引いてないわよ!(この鈍感野郎が!)」


俺は白百合を抱き締めたまま、通路を歩いていく。もちろん暗いので、ライトを握りしめて。

それにしても寒い。やはり、神話に登場するくらいだから、人知を超えた場所というのは間違いないだろう。


「さて、さっきの人影は上の方で見かけたから、階段探すか……」

「あ!ジェット、あれ!」


白百合の指す方には、階段があった。凍りついているようで、滑って落ちたら大変そうだな……。


「よし、いくか……」


と、俺たちは進む。もちろん、俺は白百合を抱き締めたまま……。



一階上に上がると、再び灼熱のような地獄……気温の変化で身体がやられてしまいそうだ。汗かいてきたから、そろそろ白百合離さないと怒るだろうからな。


「えっ!あ……いや、なんでもない……」


と、離したとたんに白百合は言ったけどまったく意味がわからんやつだ。なにか驚くことでもあったのかな?


「いやー、なんだここ……温度差が激しいぞ……」

「……そうね……誰!」


ひゅっと、彼女の手からダガーが一直線に奥の柱目掛けて投げられるーーーそして、それが刺さった瞬間に柱の影から男の子がへたっとなって現れた。


「うわぁ!」


っと、少年は叫んだが、白百合はいつのまにかダガーを手にして少年の喉元に刃を押し付けていた。


「あんた誰?何が目的?喋らないと殺すわよ……」


仕事モードの白百合はおっかねーからな……子供も今にも死んでしまいそうな顔してやがるよ。どれどれ、助け船だすか。


「白百合……待てよ。その子が天野翔琉博士かもしれないじゃないか」

「はぁ?天野翔琉博士が行方不明になったのは中学時代でしょ?こんな幼稚園児か小学生か微妙な姿な訳ないでしょ!」


ダメだった。ごめん少年。お兄さん助けられない。


「ま、待ってくださいよ!僕がなにしたって言うんですか!僕は普通の男の子ですよ!」

「普通の男の子は、こんな薄気味悪くて怪しくて……なにより、人が住めないような環境の場所には居ないものよ……あなた、今嘘ついたのかしら?」

「ち、違いますよ!僕は気がつくとここにいたんです……その前の記憶が全て無くなった状態で……」

「記憶喪失?」

「あ、でも名前は覚えてます!僕の名前はアマギです」


少年はにこりと笑ってそう言った。なんだろう……この男の子……すごく邪悪な者な気がする。なんていうか、これまで見た野心家よりも邪悪ななにかを抱いていそうな……そんな雰囲気出てる。場所のせいなのかな?まあ、思い過ごしだよね。だって、こんな幼い子になにができるんだって話だよね。まさか、世界征服とかそんなことできやしないだろうて。

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