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作者: 狂物

どこにでもある、ありきたりな話です。


『好きだよ』


『愛してる』


『一緒にいさせて』


『守るから』



こんな言葉で喜ぶなんてバカみたい。


『好き』?『愛してる』?

だから何って感じじゃん。


『一緒にいさせて』

うっとうしい


『守るから』

何様のつもり?



恋する友達を見て、『恋なんてしない』と決めていた。


たった一言で喜んで、小さなしぐさで落ち込んで。


ころころ変わる表情、


嬉しそうな声、淋しそうな声、


失恋した時の、あの…。



だからしないと決めていた。

友達の話を聞くだけでバカらしい。


「恋って楽しいよ。」

そう言う友達が理解できない。


でも、


「恋って、絶対しないって思っててもしちゃう時はしちゃうんだよ。逆に、いくら恋したくてもできない時はできないしね。」


そう言った友達の顔はすごく綺麗だった。



考え事をしながら階段を登っていく。


ドンッ


何かにぶつかった衝撃と浮遊感


落ちるっ!!


そう思った時、何かに引っ張られた。


「おいっ、大丈夫か!?」


気がつくと階段の踊り場りばで男子にもたれかかるようにして座り込んでいた。


小さく頷くとほっとしたようなため息がふってきた。


そっと見上げると優しげな瞳と目が合う。


「無事で良かった。」


そう言って微笑まれた時、―リン― と音がした。




こんな駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。いかがだったでしょうか?感想などをいただけたら嬉しいです。

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