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#12 進撃

「侵攻作戦を立案した」


 と、自信満々に語るのは、総司令官閣下だ。毎度のことではあるが、戦い前はいつも生き生きとしている。

 が、今回の場合は、少し違うな。生き生きというよりは、なにやら焦りのようなものを感じる。

 おそらく、今度こそ成果を上げなかったらどうなるか……と、本星あたりから最後通牒でも受け取ったのだろう。そう勘繰りたくなるほどの焦りっぷりだ。それを暗に示しているのか、いつもより早口でしゃべる。


「では、中性子星域の支配域拡大作戦の概要を、総参謀長より話してもらう。総参謀長」

「はっ! では、今回の作戦の概略を説明いたします。まず……」


 と、作戦の概要説明を行う総参謀長だが、いつもならば彼を抑えて自分で作戦概要を語るディークマイヤー大将なのに、今回は総参謀長に語らせている辺り、相当に慎重な行動を心がけていることがうかがえる。

 が、その作戦自体は実に単純だ。一個艦隊で、整然とした陣形での一斉砲撃。身も蓋もない言い方をすれば、教科書通りの戦い。これが作戦と言えるのかどうか。

 まあ、最悪それで引き分けになっても、下手な思い付きで陣形を乱し、いたずらに犠牲を増やしてきた今までの戦いを思えば、至極まっとうな作戦だ。

 だが多分、勝つことはできないだろうな。負けない戦いさえ成しえれば、それで十分かもしれないが、それでも少なからず犠牲は出る。その人の命の重みに見合った戦果が得られるとは、到底考えられない。


「まあ、3日後とは急な話でございますね」


 宿舎に戻るなり、僕はシルビアに出撃の話をした。ちょうどリリューは、夕食の後片付けをロボットアームにやらせているところだ。その食卓の脇で僕は、目が沁みるほどの香辛料の刺激的な香りを、シルビアの語り息から感じているところだ。


「ということは、今夜も頑張らねばなりませんね」


 何を頑張るんだ、何を。まあ、大体わかってはいるが、そういうことはメイドのいるところでする話ではない。


「お、御館様と、シルビア様の間に、今宵も私、入っても、よ、よろしいですか……」


 ほら、こういうことになる。普段は堅い表情のリリューが、まるで発情しつつも警戒気味なリスのように、僕に遠慮がちに迫ってくる。


「何を言うのです。リリュー、旦那様に尽くすのは当然ではありませんか。遠慮など、不要なのです」

「で、では、お言葉に甘えまして……」


 この王国の文化で、側室がいること自体は珍しくない。自身の召使に手を出す最低な貴族も多いという。しかしだ、そんなことばかりしているから、辛いものが苦手な子孫が増え、呪術が途絶え始めたのではないのだろうか?

 いや、それを言ったら、まさに僕はその王国貴族らと同じ道を歩んでいるな。人のことは言えない。

 ということで、その最低の所業を、僕はその晩もしてしまった。


「出撃前の、最後の休暇だ。皆で外に出かけよう」


 で、翌朝、ベッドの上で僕はシルビアとリリューにそう宣言する。もちろん二人とも、出かける気満々だ。


「では旦那様、(わたくし)はあの担々麺の店で」

「お、御館様、私はパンケーキタワーがいただきたいです……」


 真逆ともいえるこの2人の欲求を、同時に満たせる場所などあるのか?

 いや、ある。あのショッピングモールには、この両者の味覚を同時に満たすところがあるのだ。人はその場所を「フードコート」と呼ぶ。

 簡単に言えば、たくさんの店に囲まれた無数の机と椅子がならぶひろい空間、そこではあらゆる種類の店が存在し、家族が異なる食べ物をシェアしあうこともできる。


「シルビア様、相変わらず呪気あふれる辛味料理でございますね」

「そういうリリューだって、胸やけがするほどの甘味が漂ってますね」

「一口、食べてみますか?」

「それじゃ、私のもあげるね」


 といって、互いに担々麺とパンケーキとを一口づつ与える。口にした瞬間、同時にゲホゲホとむせる二人。いや、リリューがその辛さでそうなるのは分かるが、どうして甘味でむせるんだ、シルビアよ。

 ところで、僕は今、この2人を「家族」と称した。まだひと月も一緒にいないが、気が付けばもう家族のように共に暮らし、共に歩み、共に食事をしている。


「そういえば、旦那様のそのエビチリという料理、なんだかおいしそうですね」

「ほんとです。御館様、一ついただいてもよろしいでしょうか?」


 で、その二人は、今度は僕の料理を狙っている。僕は黙ってすっと皿を差し出すと、二人のフォークがほぼ同時に刺さる。そしてそれぞれが、それを口に放り込む。


「ん~っ、味は薄いですが、これはこれでおいしゅうございますね」

「私でも食べられる辛さ、絶妙です」


 どうやら、これくらいならばどちらもいけるらしい。この両極端な二人の食感の合流ポイントが見出された瞬間だった。リリューも、ある程度はシルビアに付き合って辛いものを食べさせられてきたようだから、まったく辛味に耐性がないわけではない。

 が、普通の女性ならば、どちらかといえば甘いものに目がないものだ。リリューの食感こそが普通なのだが、どうもうちには強烈な激辛好きがいて、味覚の基準がどこかずれている。


「そうだ、御館様。ぜひとも買いたいものがございます」

「買いたいもの?」

「はい、こちらのお店にございます」


 食後、珍しくうちのメイドが何かを所望する。そこでリリューと共についていった先は、なんと刃物の専門店だった。


「この包丁がですね、欲しいのでございます。が、ロベール男爵家に仕える身ですから、御館様のご許可をいただきたく存じます」


 といって、刃渡り15センチほどの細い刃物を僕の目の前に見せた。要するに包丁なのだが、こいつの目的は別のことだ。まあ、そっち方面で使うことは多分ないだろうから、僕はリリューにこう言った。


「気に入ったものであるなら、買っても構わないよ」


 それを聞いたリリューの顔がぱあっと明るくなった。で、早速それを店内にて箱に包んでもらい、店を出る。


「よかったわね、リリュー。これでいざという時に頼りになるわ」

「シルビア様にも喜んでいただけて、光栄にございます」


 刃物を購入して心躍らせるメイドというのも珍しいが、まあ、前回は彼女の活躍のおかげでいろいろと役に立ったのは事実だ。物騒なことでも起こらない限りは大丈夫だろう。


「ところで御館様、もう一つ、買いたいものがございまして」

「まだあるのか?」

「はい。こちらの店にあると伺ったのですが……」


 そういってやってきたのは、さっきのあの殺伐とした雰囲気とは真逆な雰囲気の店だった。

 そう、そこはランジェリーショップというところだ。

 つまり、色とりどりの女性用の下着が、これでもかとぶら下がっているという、そういうお店だ。

 が、どうして包丁の次はここなんだ?


「あらまあ、リリューがこんな店に来たがるなんて珍しいわね」

「実は、ご近所の奥方様より、ある話を耳にしたのでございます。この店には『勝負下着』なるものがあると。ぜひとも私もそれを購入し、いざという時に備えたいと思いまして」


 僕は察した。おそらくこれは、壮大な勘違いをしている、と。確かに勝負は勝負だが、命がけのそれとはまったく意味が違う。しかし、意気揚々とリリューは店内に入っていき、店員に早速尋ねている。シルビアも面白くなってきたのか、ウキウキしながらその後ろからついていく。僕は少し離れた位置から、その様子を眺めていた。

 そして、店員に案内されて、その勝負下着というやつをリリューは目にする。

 この時点で、彼女もようやく勘違いに気付いたようだ。防御力のなさすぎる、あまりにも際どいその下着。いや、下着というよりは、もはやひも状の何かだ。

 戦闘用の下着など、あるわけがないだろう。この店の雰囲気で察しなかったのだろうか? しかし、どういうわけかリリューはそれを買うことにした。無論、シルビアもだ。二人そろって更衣室に入って身に着けて、互いに確認しあったのだろう。再び着替えて出てきたときは、二人の顔はまるで担々麺でも食べた後のような真っ赤な顔で現れたのは言うまでもない。

 ちなみに、その日の晩はそこで購入したそれが活躍したこともまた、いうまでもない。


「それでは、行ってらっしゃいませ、旦那様」

「ご武運を、お祈り申し上げます、御館様」

「うん、行ってくる。10日後には必ず帰ってくる」


 そして出撃の日、僕は二人に見送られながら宿舎を出る。


「なんだか、奥さんが二人になったみたいだな」


 バス乗り場でニヤニヤしながら話しかけてくるのは、ボルツ中佐だ。


「このバス停より先は、もはや戦場だ。余計なことを詮索せず、次の戦いに備えよ」

「はっ、承知しました、シュパール提督!」


 余計なことを口走る前にくぎを刺しておかないと、またいらん噂が我が戦隊のみならず、司令部内に広まってしまう。こういうゴシップネタは、あっという間に広まるからな。それだけは何とかせねば。

 といっても、将官ともなると奥さんがいるにもかかわらず、メイドを雇っている者も多く、実質的には側室としているとも聞く。僕の場合は成り行きでそうなってしまったようなものだが、他の将官の場合は「貴族」の肩書を持つため、側室の一人や二人いないと面目が立たない、などといって本妻を説得し側室を構える者が多いようだ。

 それから見れば、僕の場合はこの星出身の本物の貴族令嬢であり、かつ暗殺人(アサシン)の経験もあるメイドだから、この王国文化に理解がある分、まだましな方だ。噂になったところで、他の将官と比べたらまだ「常識」範囲内だ。

 などといらん詮索をしていたら、バスは我が駆逐艦2500号艦の真下にたどり着いた。すでに到着して待機する艦長以下、数名の士官らが左右に並んで敬礼し、僕を迎え入れる。僕も返礼で答えつつ、艦内に乗り込んだ。

 やがて、艦橋の司令官席に座るや、艦長の号令が入る。


「これより駆逐艦2500号艦、発進する。機関始動!」

「機関始動! 核融合炉点火、出力上昇、重力子エンジンに接続開始!」

「上昇出力まで到達、発進準備よし!」

「繋留ロック解除、2500号艦、浮上開始!」

「2500号艦、浮上開始! 両舷微速上昇!」


 いつも通りの号令の下、2500号艦は浮上を開始する。僕は司令官席から窓の外を眺める。

 今日はちょっと曇り気味だ。二千メートルほど上昇したあたりで、もう地表が見えない。遠くには黒い雲が迫っている。雨雲が来ているようだ。

 ちょっと王都を一望できなかったのは残念だな。生きて帰れる保証がないからこそ、その姿を見ておきたかった。そんな想いとは裏腹に、当艦は上昇を続ける。

 やがて規定高度に到達し、いつも通り大気圏を離脱する。


 離脱してから5時間ほどで、集結地点である小惑星帯(アステロイドベルト)に到着する。その待機中に僕は、昼食を摂る。一般的に艦長、司令官は食堂ではなく、艦長室や司令官室といった別室で食事を摂るものだが、僕はわざわざ食事を運んでもらうのが煩わしいと感じており、他の乗員に交じりながら食堂で食事を摂ることにしている。

 が、その食堂で少し香辛料を効かせたチキンやソーセージを食べていると、目の前に女性士官がドンとトレイを置いたかと思えば、僕にいきりがちに話しかけてくる。


「シュパール提督、一つ、お聞きしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」


 その女性士官は、この艦の主計科所属のイェッセル准尉だ。表情から察するに、多分、あの話だろうとは思う。


「なんだ?」

「提督が男爵家の令嬢をさらい、自らの宿舎に軟禁しているとのうわさを耳にしたのですが、本当でございますか!?」

「はぁ?」


 なんだって? どうしてそういう話になっているんだ。僕は反論する。


「僕の宿舎に男爵家の令嬢がいるのは事実だが、さらったのではなく、むしろかくまっていると言った方が正しい。その令嬢の名はシルビアといい、トルタハーダ家にてあらぬ嫌疑をかけられたうえで勘当、追放されてしまった身だった。それで仕方なく……」

「ですが提督は、それだけでは飽き足らず、さらにメイドまで雇ったというではありませんか!」

「それは元々、シルビア専属のメイドであり、名はリリューという。確かに、彼女もいっしょに住んではいるが……」

「なんということを……つまり提督は、二人の女性を軟禁しているとおっしゃるのですか?」

「おい待て、どうしてそういう結論になるんだ」

「この艦隊の将官の風紀が乱れていると聞いております。まさか自身の所属する戦隊の戦隊長までがそのような乱れた生活をなされているとは、主計科としては黙って見ていられる状況にはございません!」


 こいつ、完全に誤解しているな。そこで僕はポケットからスマホを取り出し、立体映像を出す。

 そこには、公園のベンチでシルビアとリリューと共に散歩したときの写真が映し出されている。


「……誰ですか、この銀髪と赤毛の人物は?」

「これが、貴官が言っていた男爵家の令嬢とその専属メイドだ」


 メイドの方は、そのままメイド服姿だ。が、シルビアはドレス姿ではなく、この時はデニムにシャツというカジュアルな姿をしている。


「これが軟禁された令嬢の姿に見えるか? 明らかに自由に行動できているだろう。出撃中も、彼女らは自由に買い出しにも出かけているし、王都の方にも出向いているようだ」

「で、ですが、これだけではたまたま証拠づくりのための写真かもしれません」

「他にもいっぱいあるぞ、見るか」


 といって、ショッピングモールの食事風景の写真も見せた。シルビアがおいしそうに真っ赤なチキンを食べる姿を見て、この主計科員は衝撃を覚えたようだ。


「ちょっと待ってください、ここはあの激辛で有名なチキンやではありませんか」

「シルビアの場合、さらにデスソースをかけて食べているぞ。他にも担々麺やガーリックやハバネロの混じったサラダにタバスコや自家製香辛料をかけて食べるなど、半端な辛さでは物足りないという、そんな令嬢だ」

「待ってください、どうしてそんなに辛いものを食べるのですか!?」

「この星の貴族は、辛味を呪気として使う秘伝の(まじな)いを使う慣わしがあると聞く。それゆえに、貴族であるシルビアのやつはこの通り、辛味の強いものばかりを好んで食べている」

「ま、(まじな)いって、そんなものが本当にあるのですか?」

「秘伝ゆえに詳しくは言えないが、そういうものがあるとだけ教えておこう」


 あまり呪術の話を大っぴらにしても、いらん噂話に変わる恐れがあるから、呪術については少しぼかし気味に伝えた。唖然とするイェッセル准尉に、もう一枚の写真を見せる。それはちょうど買ったばかりの包丁を構えるメイドの姿だ。


「なんですか、この写真。この星のメイドとは、まるで人を斬るように料理を行うのですか?」

「いや、リリューはメイドではあるが、以前は暗殺人(アサシン)だったと聞く。つい最近でも、とある要人警護の任務で活躍した」

「そういえば、そんな任務が行われていたと後で聞いたような……まさかこのメイドさん、不審者を殺してしまったので!?」

「逆だ、ある要人を襲ったその暗殺人が服毒自殺しようとしたのを止めた。そういう職業をしていたからこその機転だ」


 ますます唖然とする准尉。僕はこう付け加える。


「と、いうことで、辛味好きの貴族令嬢に元・暗殺人(アサシン)。そんな二人を軟禁することなど、およそ不可能なことだ。むしろ彼女らは自らの意思で、僕の宿舎にいる。そういうことだ」

「そ、そうなのですか。ですが先日、下着売り場に入っていく提督らの姿を見たもので、その、なにやらいかがわしい目的で連れ出しているのかと思ったものですから……」


 なんだ、あの時の姿をこいつは目撃していたのか。あれは勝負下着の意味を取り違えたメイドのせいであそこに……まあいい、いまさらその時の細かいことを話したところで、より変な誤解が広まるばかりだろう。僕は黙って食事を済ませ、その場を離れた。


「おい、さっきある士官から聞いたが、なんかお前がとてつもなく恐ろしい目にあっているという噂が流れているぞ。かくまっている令嬢からデスソースをかけられ、メイドからは刃物で脅されていると」


 艦隊が集結し、いよいよ戦場に向けて動き出そうかという時に、今度は食堂でボルツ中佐からそんな話を聞かされた。


「おい、そんなわけないだろう。どうしてそんな話になっているんだ?」

「さあな。だが、イェッセル准尉がいろいろと提督の噂話を否定した際に話された内容から、そういう噂が生まれたらしい」


 どうしてそんなくだらない話に皆、関心を寄せるのかなぁ。いや、そんなことより、なぜ正確に話が伝わらないのだろうか。だんだんと面倒臭くなってきたな。人の噂も49日というし、この際は放っておくことにする。

 そんないい加減な噂が広まる中、我が艦隊はワープポイントを経て中性子星域に入る。そしていよいよ1万隻、一個艦隊がまさに敵の支配域まであと700万キロまで迫りつつあるところだった。

 すると、あちらのワームホール帯より、多数の艦影が出現し始める。


「ワープ反応! 艦影多数、なおも増加中! 総数、およそ一万隻の模様!」

「艦色視認、赤褐色! 連盟艦隊です!」


 赤褐色に塗装された敵の艦艇の集団が現れた。これでいよいよ決戦は避けられなくなった。敵も陣形を戦闘用の横陣形に転換しつつあり、灰色の艦艇の我が軍も、それに呼応して陣形を変える。


「敵艦隊まで、あと40万キロ! 戦闘開始まであと7分!」

「全艦に伝達、砲撃戦用意! ただし、我が戦隊は今回も、砲撃間隔を通常の倍で行う」


 我が戦隊は、いざという時の殿(しんがり)役を担っている。全力で撃ち合い、弾を消耗してしまっては撤退戦に支障が出る。そのため、この500隻だけは砲撃の間隔を倍程度にし、エネルギーの消耗を抑えることが指示されている。


「敵艦隊、射程の30万キロに入ります!」

「全艦、砲撃開始!」

「はっ! 全艦、砲撃開始!」


 ボルツ中佐が戦闘開始を知らせるボタンを押す。カーンカーンという戦闘始めの合図を知らせる音が鳴り響く。

 と同時に、艦長の号令が入る。


「2500号艦、砲撃戦開始、撃ちーかた始め!」

『こちら砲撃管制室、砲撃開始、撃ちーかた始め!』


 砲撃科からの復唱ののち、青白いビーム光が窓の外を覆い、落雷音のような砲撃音が鳴り響いた。

 おそらくは総司令官の進退がかかっているであろう艦隊決戦の火蓋は、まさに切られた。

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