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エッセイ3

セッション

作者: 七宝

 何をやっているのか全く見えないが、突然すりガラスのついたての向こうから「カサカサ、カサカサ」と音が聞こえてきた。それは規則的な4音からなるカサカサで、こういう時、私はついそれに合わせて頭の中で音楽を流したり、手を動かしてみたりしてしまう。


 やがて音が止む。

 突然空中に放り出された自動車のような気分になる私。

 一緒に演奏してたじゃん。踊ってたじゃん。なんで急に止めるのさ。今私だけちょっと長くやってたよね。


 ああ、なんだか寂しい。

 痒かったところが痒くなくなった時とか、しゃっくりが止まった時とか、グラグラの歯が抜けた時とか、こんな気持ちになるよね。余韻⋯⋯に近い感じかなぁ。

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