空白
夏休みに入った。
塾の帰り道で、いろいろなことを歩きながら不安がっていた。
「志望校に受かれるかな。」
「親が離婚しないかな。」
「好きな人と付き合えるのかな。」
人間は一つの物事をずっと考えていると、そのことへの不安が募るらしい。
だから、
僕は勉強よりも好きな人に対しての不安が募っている。
家に着いた。
鍵が閉まっていた。
僕以外は出かけているみたいだ
夜ご飯は作ってあったので、ご飯を食べてお風呂に入った。
僕は小説を書くのが好きなので、毎日寝る前はずっと小説を書いている。
恋愛ものの、ハッピーエンドで終わるものしか僕は描かない。
僕は陰キャなのに、
「運命」
という、僕には到底不可能なことを描いている。
こんなことを