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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

俺強いハーレムしてる正義マンを虐めたら世界から追い掛けられたけど気にしない3

作者: セロリア

リンゴンはガリンとタムカをトヘンガローへ無事送り届け、大量の宝石をガリンにやり、暫く一緒に暮らし、別れた。


風のままに。


トヘンガローの西を目指し、リンゴンはしっくりくる森で過ごそうと、手頃な森を探して、旅をしていた。


リンゴン「ん~、ん、ん、んんん~♪」 ケルト音楽を、ギターを引きながら馬車に積まれた藁の上で弾く。


穏やかな風。


暖かで良い匂い。


リンゴン「ああ~~~・・幸せ~~・・」 リンゴンの麦わら帽子に小鳥や、精霊達が遊ぶ。


リンゴンには精霊は見えない。


精霊達から見れば、リンゴンの雄大なオーラは、まるで巨木、安心感が凄い。


リンゴン「はあ・・やっぱり・・一人旅ってのは・・いいなあ・・はあ・・」


リンゴンは道中遭遇する魔物が居ても、リンゴンからは攻撃しない。


大抵の魔物は、リンゴンの目を見ただけで逃げて行く。


有り金全てガリンにやってしまった為、暫くは野生の生活が続いていた。


魔物を狩るのは簡単だが、大抵の魔物はリンゴンの目を見ただけで逃げて行くし、逃げるものを追いかけてまで狩るのは気が引けた。


リンゴン「〈ぐ~~~~〉・・お腹空いたなあ・・俺・・怒ると怖いって自分でもそう思うけど、怒らないと・・優しいんだよなあ・・自分で言うのもなんだけど・・はあ・・俺・・冒険者・・向いてないのかも・・でもなあ・・お店・・ん~~・・ペコペコ・・絶対出来ないよなあ・・会社・・うん・・絶対無理・・う~~~ん・・何か商売・・う~~ん・・あ”あ”~~~・・ったく〈ポス〉」 寝転がる。


リンゴン「いい天気、・・寝よ」  寝た。




???「おい!おいあんた!起きろ!おい!」


リンゴン「んあ?」


目を覚ますと、そこは村。


小さな村のようだ。


肌の色が違う、白い。


耳が長い、大きい。


瞳が宝石みたいな緑で、金髪だ。


エルフの森、入り口の村だった。


???「ったく、勝手に藁の上で昼寝しやがって、運賃大払え馬鹿野郎、引きずって降ろしても起きねえし、何だお前?精霊がお前を庇ってなかったら警備の人に渡してたぞ?」


太ったエルフのおっちゃんがリンゴンを叱る。


太ったおっちゃんエルフ「ほら!どいたどいた!仕事の邪魔邪魔!何処へでも行きやがれ!」 うざそうに手を振る。


リンゴン「・・ふあ~・・ありがとう、おっちゃん、此処は~・・どこ?」


太ったおっちゃん「ああ?お前んな事も知らねえでここまで?はは!んだおまえ!?信じらんねえ馬鹿だな?ここは軍事国家大国、あの森の守り人エルフ共和国の入り口の村だよ、警備兵に見つかったら拷問されるぞ?解ったら早いとこずらかるんだな!」


リンゴン「そっか、着いたか・・西の西、最果ての最西北端の地、エルフの森、ここの水は超美味しいんでしょ?俺、ここで暮らしたいんだあ・・旨いんだろうなあ・・ふふふふ綺麗な花畑もあるって話だし」


太ったおっちゃん「お前・・相当なアホだな・・いいか?さっきも言ったが此処は超軍事主義の完全社会主義国家!国王の悪口ひとつ、貴族の悪口ひとつ、阻喪のひとつで首が飛ぶ、恐ろしい国なんだよ!お前みたいなチャランポランなアホがヘラヘラ挨拶に行ってみろ?斬られて終わりだよ」


リンゴン「・・つまらん国なんだね」


太ったおっちゃん「・・以前は・・・・寛大な良い国だったんだよ・・だが・・その寛大さが前国王の暗殺を許してしまったんだ・・今はその息子、第三王子が跡目を継いでらっしゃる、以前の過ちを繰り返さないと・・その・・頑張ってらっしゃるんだよ」


リンゴン「・・ふうん・・評判は?良いの?」


太ったおっちゃん「・・」


リンゴン「大丈夫、俺は・・、ただの馬鹿な旅人、チクっても俺に得はないよ」


太ったおっちゃん「・・確かに・・以前に比べたら、金もばらまかれて、国内でしか使えない金だがな・・それでも・・景気は良くなったよ」


リンゴン「・・でも?」


太ったおっちゃん「貴族らは好き放題さ、村の娘がこの間も・・っく」


リンゴン「・・どうしたの?」


太ったおっちゃん「・・村人の目の前で・・犯されていたよ・・周囲の村人には見なければ罰を下すと脅して・・あの屑ども」


拳を震わす。


リンゴン「・・ほう・・そこまで・・」 目つきがさっきまでとは別人。


太ったおっちゃん「《ビリリリリリ》な!?・・お前・・一体何モン!?」


リンゴン「〈ニパ〉ありがとうおっちゃん、いろいろ教えてくれて、お礼に、仕事手伝うよ」


太ったおっちゃん「は?」


リンゴン「この藁を馬車から降ろして、そこに並べて置けば良い?」


太ったおっちゃん「え?あ?あ、ああ・・そうだな・・」


リンゴン「解った、んよ」 馬は荷台からもう離してあった。


解かれ、地面に落ちているロープを拾い、荷台を一瞬素早く上へ〈グボア!〉藁がそのままの形で空中へ。


それを空中に浮いてる間に素早くロープを巻き付け、握力のみで締め付け、小屋まで移動。


太ったおっちゃん「な!?なんて力だ・・5000キロはあるぞ・・」


リンゴン「んよ」 降ろし、ロープを引っ張った。


リンゴン「できた、んじゃ、俺はもう行くよ、ありがとね」


太ったおっちゃん「あ?あ、ああ」


リンゴン「《ビュフォオオオオオ》」 リンゴンの下に竜巻が発生し、リンゴンは飛んで行った。


太ったおっちゃん「・・何だったんだ・・」










エルフ共和国、王城の膝元、グリーンドラゴン、ブラックドラゴン、銀ドラゴン、金ドラゴン、を飼っている特別選別空挺部隊、通称、空挺特別大隊、略し、「特空」がある山々が見えて来た。


リンゴン「派手に・・いくかな?・・ん~~~・・いいか別に・・んじゃあ・・いっちょ暴れますか!」


リンゴンの目は強大な魔力の渦が見える。


リンゴン「出でよ・・マッカー、俺に力を貸してくれ」《シュイイイイイイシュワン・・カ!!!》


巨大魔法陣から《ズ・・ズズズ》現れたのは中くらいの大きさの成獣、伝説のドラゴン、赤い鱗であり、ドラゴンを主に主食とするドラゴン、ドラゴンを狩るドラゴン、「レッドドラゴン」だった。


山々から大音量のラッパが響く。


マッカー「おい・・リンゴ・・久しぶりに呼んだと思えば・・何がしたい?」


リンゴン「そうだなあ・・取り合えず・・ドラゴンらの尻尾なら食っていいぞ」


マッカー「ふざけるな・・一匹だ・・あの渦・・金がおるな・・金は美味い・・一匹くれ」


リンゴン「解った、いいよ、一匹な」


マッカー「ふははは・・今日はご馳走だ!!」


リンゴン「ただし、エルフの里には被害は出すな、ドラゴンの相手は任せる、場外乱闘をやってくれ」


マッカー「・・ふん・・まあよかろう〈ジュルリ〉」


リンゴン「じゃあ・・宜しく!!〈シュン〉」 気配遮断。


マッカー「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!」 雄たけび。


金のドラゴン、銀のドラゴンの部隊だけが飛んできた。


他では餌になるだけだという上層部の判断だった。






レッドドラゴン。



その生態調査は今だ困難を極める。


雄でもあり、雌でもある。


単為生殖が可能で、ドラゴンを主食とする事、その赤い皮膚は炎は全くと言っても過言ではない程に耐性がある事、大きさはそれほどにないにせよ、焔が効かない為に、巨大なドラゴンが炎を吐くのを待ってから口から侵入し、体内で暴れ、殺すという手法をとって狩りをする。


そう、ドラゴンの天敵、それが、レッドドラゴンなのだ。


そしてこのレッドドラゴンにはリンゴン特製の尻尾リング、首輪、腕輪、鈎爪、が装備されていて、ドラゴンが苦手とする、聖なる水を作り出す、ホーリー魔法にも耐性がある。


金ドラゴン、銀ドラゴン部隊には、ホーリー魔法の精鋭らが乗っているのが見える。


金ドラゴン3匹、銀ドラゴン4匹VSレッドドラゴン。


レッドドラゴン、口に魔力圧縮、レーザーを放つ、戦闘開始。





その頃。



リンゴンは・・。


会議室、国王の隣で寝ころんでいた。


国王「何だアレは!?なぜレッドドラゴンなんかが・・」25、6歳風に見える若き国王、だが、実際にはもう少し歳をとっているだろう、なにせエルフだ。


偉い騎士1「魔法で見ている限りでは我々の特空は防衛が精一杯なようです、ホーリー魔法も効いていないようです」


偉い騎士ら『ざわざわああ』


国王「野生なのか?」


偉い騎士1「いえ・・首輪がついています・・飼い主がいるとしか」


国王「なぜだ!?何がしたい!?レッドドラゴン一匹で、わが国を堕とすつもりか!?」


偉い騎士1「国王、お逃げください、野生ならば、ドラゴンを食べたら帰るでしょうが・・野生でないとなれば話は違います、この国はバリスタが多数ありますが・・自動バリスタは2台しかありません、レッドドラゴンは非常に頭が良く、人間以上とも聞きます、バリスタの人間を焼いた後、まだ槍が飛んできたら、自動バリスタの存在に気づき、さらに西から攻めれば槍は飛んでこないことにも気づかれるでしょう、全滅も時間の問題かと」


国王「特空は何をしているんだ!?ドラゴン1匹まだ殺せん・・いや・・落とせんのか!?」


偉い騎士2「・・たった今・・すべて落とされました、金のドラゴンを一匹、その・・捕食中です」


国王「な!?」


会議室『ざわざわああああ』


偉い騎士1「国王!次は人間です!早く避難を!!あれが命令されているのは恐らく貴方様のお命かと」


国王「ぐぬう・・最強の・・我が特空の・・最高の乗りてが・・こうもあっさり」


偉い騎士3「いえ」


国王「?」


偉い騎士3「まだおります、私が知る、最高の若き天才が」


国王「・・一応聞こう」


偉い騎士3「グリーンドラゴン部隊で頭角を出している一人の女です」


国王「女?はは、女だと!?」


偉い騎士3「はい」


国王「・・」


偉い騎士3「・・」


国王「・・はあ・・そいつが・・なんだ?この絶望の状況を打破してくれるのか?」


偉い騎士3「それはやってみなければ判りませぬ、しかし、私個人としては、歴代1の乗り手、弓引きと思うておりまする」


国王「・・よろしい・・やってみよ」


偉い騎士3「御意」





ラッパが響く。


一人の女がやや大きいグリーンドラゴンの背中に乗ってゲートへ向かう。


???「カラフ!暴れて来いよお!」


???「ここで手柄あげりゃあ貴族の仲間入りだぜえ?頑張れよ!」


大勢の仲間から声援を受ける、銀髪のエルフ、背中には大量の弓矢。


カラフ「うん!私頑張るよ!!応援してねえ!!」


ゲートが開く。


カラフ「行くよチャップ」グリーンドラゴンを撫でる。


グリーンドラゴン「クピピピピ、キュルル」


カラフ「大物退治だ!それえ!!〈パシン〉」


チャップ「キュリリリイイイ〈ドンドンドン、ド、ド、ブファサアアアアア、ビュフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ〉」


カラフ「いやっほほおおおおおおおい!!」


チャップ「ギュリリイイイ!」


マッカー「・・・・〈ムチュムチュ・・チュグ・・〉ん?・・何だ・・この気配は・・ほう・・アレかい?」


グリーンドラゴンに乗った銀髪の美しい乗り手が見えた、コッチに真っ直ぐ向かって来ている。


マッカー「グリーンドラゴン?ふははははははは!?面白い!!その雑魚で一体どれくらい持つかな?」


グリーンドラゴンに向け、レーザーを遠慮なく発射。


カラフ「・・〈クン〉」 首にある立ち鱗を傾けることによってドラゴンを操る乗り手。


チャップ「!!〈ブン〉」〈スカ〉 躱した。


マッカー「なに!?」








偉い騎士3「ドラゴンの飛行性能、速さ、牙、爪の強度、焔の強さ、鱗の強さは確かに、緑、黒、銀、金、赤と上がって行けば行く程に強くなりまする」


国王「うむ」


偉い騎士3「ですが」









マッカー「躱したくらいで・・調子に乗るなよ小娘!〈ドドドドス〉あ?(馬鹿な!?魔法の気配は!?)何が起きた!?」 矢が4本刺さった。


カラフ「ん~~~~~もういっ・・ちょ!!〈シュパン〉」 矢が4本同時。


マッカー「く、くそ!?こいつ!?魔法も無し、付与もなし!?矢の気配が分らん!!?」たまらず上に上昇。


カラフ「あっち向いて~~」







偉い騎士3「ただ、ドラゴンの性能ばかりに頼っていると、戦いの本質を見誤ります、ドラゴンはあくまでも乗り物、戦うのは、やはり、乗り手側、つまりー」







カラフ「ホイ!」


《ギュン》矢が上向きに変化。



マッカー「んな!?《ドドドス》ぐぎゃああああああ」3本刺さった。



偉い騎士1「馬鹿な・・グリーンドラゴンなのに・・レッドドラゴンを圧倒している」


偉い騎士2「方針を変える良い機会ですね、兵士の個人技量にもっと心血を注ぐべきでしょう」


国王「あの娘の名前は?」



偉い騎士3「カラフと申します」





マッカー「小娘よ・・いや・・戦士よ・・名を聞いてもよいかな?」


カラフ「私はカラフ!カラフだよ!《シュパ》」 4本同時。


マッカー「・・よくぞ・・《ボウン》《ジュジュジュジュ》」 マッカーを炎のバリアが包み、矢を溶かした。


マッカーに刺さった矢も、矢じりも全て溶けた。


カラフ「いいい?」


マッカー「行くぞカラフ、ここからは戦いだ!」


カラフ「今まではお遊びだった?」


マッカー「そう怒るな・・ここからは楽しませてやろうぞ!」


カラフ「うあ”あ”あ”あ”《シュパ》」 6本同時。


マッカーは躱した。


カラフ「!?」


マッカー「ルーン文字か?はははは、我が何年生きてると思うとる!?その嫌な文字、嫌でも目につく!!《キュカカカカカカカカカカ》」連弾のレーザー。


カラフ「うおおおおおおおおおおおおおお!!」躱しながら急降下。


レーザーが海へ落ち、海底火山が小規模噴火、煙の中、両者飛び回る。








国王「・・」


偉い騎士3「・・」


リンゴン「ふぁあ~~・・」



水晶から空中へ移される白い壁への投射映像を皆が見守る。










カラフ「お・・っりゃ!!《シュパ》」煙に紛れ込ませ6本の矢を放った。


その直後連続で右、後ろ、左、左上へ放った。



マッカー「ふははは!!」 躱す。


が。


マッカー「何!?」 バックは出来ない、23本の矢が楕円を描きながら上、下、左、左上から飛んで来ている。


カラフは既に次の6本を背中から取り出している最中。


逃げ場は右側しかない。


マッカー「ッチ」 右へ移動。


マッカーの目の前に一本の矢が到着。


マッカー「(馬鹿な!?いつ!?そうか!あの煙の中、24本全て射ったと見せて5本しか射ってなかったのか!私が右に躱すと踏んで時差をつけて一本遅く射った!!これを躱せば・・恐らくは先ほど構えようとしていた6本が飛んでくるんだろう)」


カラフをチラッと見たマッカー。



カラフは足を首の後ろに回し、足の固定爪に弓を引っ掛け、足の力で、弓矢が入った筒ごと引いていた。


マッカー「!?」


カラフ「いっけええええええええええええ!!《ブグワン》」筒はバラバラになり、矢が不特定に散らばった。


1本は左下に躱した。


次の6本は下から来た、3本刺さった。


そしてー・・不特定に散らばった矢へ、マッカーが時速200キロで突っ込む形。


マッカーは腕で頭をガードしながら突っ込んだ。


そして。


カラフはホーリー魔法、蒼穹牙突を大規模展開を既に完了。


マッカー「・・リンゴ」


カラフ「いっっけえええええエエエエエエエエ!!!《シュパアア》」1本の魔法で出来た巨大矢が来る。



リンゴン「第9式解放」



マッカー「んお!?」《グニュワン》 人型の雄の姿っぽくなった。


カラフ「んえええ!?」


マッカー「あぶね!?」〈スカ〉小さくなった事で避けられた。








会議室。



国王「誰だ貴様ああ!!?」


騎士ら『お下がりください!!お早く!!こちらへ!!』


近衛団長「貴様が飼い主か?」


リンゴン「うぬ、いかぬも、・・あ、・・いかにも」


団長「舐めてんのか?」 小刀二刀流を構える、大剣は壁に。


リンゴン「・・貴族らが、好き勝手なのは知ってるな?」


団長「問答無用!!〈ドックン〉はぐ!?な・・なにを・・し・・〈ドサア〉」 倒れた。


リンゴン「心臓に鉄を集めて詰まらせただけだけど?安心しろ、殺しはしない」


団長「はあ、はあ、はあ」 苦しそうに、寝ている。


騎士ら『団長!?おのれえ!?』


リンゴン「お前らは・・魔法を使うまでもない、かかってこいこい」


騎士ら『うおおおおおおおおおお』








マッカー「体が軽い・・ふはははは、久しぶりだなこの姿、懐かしいぞ」


カラフ「なにアレ?人間になるドラゴンなんて聞いたことない・・それにまっぱだし・・」


チャップ「キュリリリ」 怯えている。


マッカー「乗り心地は好かんな」


チャップ、カラフ『!?』 マッカーがチャップの上に座っていた。


カラフ「な!?」


マッカー「おおっと動くな?」 爪をカラフの喉に突き立てる。


カラフ「っく」


チャップ「キュルル」


マッカー「勝負アリだな?」


カラフ「〈ジわ〉」


マッカー「え?」


カラフ「負けたあああああああああ、う”わ”あ”ああ”あ”あ”ん”」


マッカー「え?あの、ちょ」


カラフ「う”わ”あ”あ”あ”あ”あ”ん”」


マッカー「えええ・・・・」


城に戻るチャップ。


マッカー「あ、お前、こら、勝手に・・」


チャップ「クルル、キュピピピウ(嫌なら降りろ)」


マッカー「んぐ」


カラフ「えっぐえっぐえっぐ」


マッカー「帰る!」


カラフ「え?」


マッカーはもう居なかった。






リンゴンは城の騎士らを散歩しながら痛めつけ歩いていた。


少々面倒な騎士には心臓病になって貰った。




カラフが護衛をしながらエルフの森を逃走中。


ついにカラフも心臓病になって、全面降伏。


カラフ「どうして?」


リンゴン「あん?」


カラフ「あんただったら最初から全滅させられたでしょ?なんでこんな回りくどい事すんの?」


リンゴン「降伏させるのが目的だから」


カラフ「え?」


リンゴン「あいつの遊び相手になってくれてありがとな?」


カラフ「それ・・どういう・・はあ、はあ」 苦しそうだ。


リンゴン「おれはあんたに用があんだよ、馬鹿王子」


馬鹿王子、国王「何だ貴様!間抜けな顔しやがって!こんな真似してただで済むと思うな!」


リンゴン「お前は入り口の村々で行われている残酷な所業を知っているのか?」


国王「は?何の話だ?」


リンゴン「貴族らはな、村の気に入った娘をレイプし放題で、しかも、それを村人達に見せるんだと」


国王「はあ!?馬鹿な!?そんな妄言」


リンゴン「見なきゃ罰を与えるそうだ」


国王「黙れ!!そんな貴族はこの国にはおらぬ!」


リンゴン「んじゃあ、今から見に行く?」


国王「は、何を言って〈フユンフユン・・ヒュイイイイ〉な・・なんだコレは?」


リンゴン「お~い、国王少し視察に行くから、直ぐに戻ってくるから、んじゃね」


騎士ら、カラフ『あ、おい!待ちなさ』


《ヒュン》




















その後、残酷な現場を見た国王は大大激怒。


政治家、貴族の大量斬首、大掃除が行われた。


リンゴンは勲章を授与されるという話を拒否し、代わりにカラフが欲しいと言った。


カラフ「はああああああ!?」


リンゴン「惚れました、結婚してください!〈キリリ〉」


カラフ「いや・・無理、気持ち悪い」


リンゴン「〈ガーーーーン〉・・」ショボーン。



カラフ「でもまあ・・友達から・・とか?・・なら・・うん」


リンゴン「いやったあああああ」 飛び上がった。


カラフ「友達よ!友達!ずううっと友達!」


リンゴン「んええ~・・ずうっと?」


カラフ「そ!ずうっと!」


リンゴン「ずうっと?ずう~~っと?」


カラフ「そ!ずうっと、ず~~~っと!」


リンゴン「・・」


カラフ「・・あによ」


リンゴン「好きです、結婚してください、お願いします」


カラフ「い~~や~~~だ~~~」


リンゴン「顔?」


カラフ「・・まあ・・顔?」


リンゴン「やっぱ顔かあ~~女は顔しか見ないのか~~あ~~あ~~」


カラフ「しつこい!とにかく!嫌なの!」


リンゴン「〈ムス〉」









その後1か月にも渡ってアタックしたが、見事玉砕。


リンゴンは泣く泣くまた旅に出た。


が。


2年後、隣国、トヘンガローへ、軍事進攻が東から始まったと聞き、エルフの国から支援軍隊が送られる運びになった。


その支援軍隊の中に、カラフ空挺部隊団長、カラフ・キダーデンの姿があった。








《ビユオオオオオオオオオオオオオ》 空には飛行船団が待ち構えていた。


マシンガン。


誘導ミサイル型の魔法探知飛行爆弾が沢山搭載されていて、カラフの部隊は壊滅するのも時間の問題だった。


カラフ「くそ!くそ!ちくしょおおおお・・奴隷・・国が全部奴隷に・・エルフが奴隷になる時代がくる・・嫌だあ・・嫌だよお・・助けて・・助けてええ・・誰か・・誰かああ・・助けてよおおおおおお」


敵スナイパー「うるせえ女だ・・派手な衣装・・団長か・・死ね〈パン〉」


カラフに当たるー・・。


カラフの目の前に焔のバリアが展開、銃弾が〈ジュ〉溶けた。


カラフ「あ・・」


敵スナイパー「な・・なんだ・・ありゃあ」


〈バサバサ〉レッドドラゴンの姿、その背中には、少し痩せた不細工な男。


リンゴン「助けに来たぜ、妻よ」


カラフ「ふふ・・突っ込む所多くて、何から突っ込んだらいいのか・・取り合えず、妻じゃない」


リンゴン「ずうっと?」


カラフ「・・分からない」


リンゴン「十分だ」


リンゴン「マッカー、薙ぎ払え」


マッカー「人間に肩入れしないんじゃなかったのか?」


リンゴン「時と場合による、この場合は・・俺の故郷になるかもしれん場所がトヘンガローを堕とされれば孤立し、疲弊するしかないということだ、敵の一般人がこの地で増える前なら遠慮は要らん!それに、この地には・・ガリン達がいる、あの約束は継続中だからな」


マッカー「・・またガリンらを連れて逃げればよかろう?そこのカラフも連れて」


リンゴン「言ったろう?俺はエルフの里に住みたいんだ、つまり」


マッカー「・・」


カラフ「・・」


リンゴン「俺はもう・・死人ってことさ」


マッカー「ふは・・ふははははハハハハハハハ!!とうとう死人になったか!自由を愛する貴様が!?あはははははははははははは!!」


リンゴン「人はいつか死ぬ・・ベッドで死にたいって、今は・・思うよ」


マッカー「・・自由は諦めたのか?」


リンゴン「人はいつだって自由さマッカー、俺は今も自由だ、ベッドで死ぬ、誰にも邪魔はさせん!」


マッカー「ふはははははははははははははははは!!!これだから論理では貴様に勝てぬ!!よかろう!貴様がベッドで死ぬ時まで!我は貴様と共にあらん!《キュウン、キュウン、キュウウウウウウイイイイイイイイイイイイイイイイイイ》


リンゴン「焼き払え」


マッカー《カ!!!!!!!!》








《END》



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