表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】金持ちに転生したので親のすねをかじって冒険に挑戦します  作者: よぎそーと
その6

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/75

50話 まさかここで目覚めるとは思わなかった

 とにもかくにも人材育成である。

 強引な手段であるが、モンスター退治に連れていき経験値を得る。

 レベルを上げるにあたり、これが一番早い方法だった。

(とにかく二ヶ月)

 ヒロタカもそれを目処に行動していく。

 欲しいのはしっかりと数を数える事が出来る者。

 そんな人間すらこの世界においては割と貴重だった。

 寺子屋のような教育する場所はあるので、平民庶民であってもそれなりに読み書きや計算は出来る。

 しかし、仕事としてそれを頼むのは心許ない。

 レベルアップを用いて強制的にでもそのあたりを補わねばならなかった。



 その為にも新人達を率いてモンスター退治に行かねばならない。

 確実に戦闘が出来る人員を育てるべく、とにかくモンスターを倒し続けた。

 さすがに毎日は無理であるが、週休二日の五営業日体制で外に出る。

 モンスターを倒しに倒し、核と経験値を手に入れていく。

 基本的には順調に進み、さほど問題はない。

 なのだが、やはり人数が増えた事による負担がのしかかる。

 一人当たりの経験値が少ない。

 それでも膨大な経験値ではあるのだが、レベルアップに一ヶ月(二十営業日)かかってしまった。

 以前より上昇速度が落ちていた。

 参加人数が多いので仕方ないが、これが予定を狂わせてしまってるのは否めない。



「仕方ない。

 あと一ヶ月頑張るか」

 二ヶ月目、各自のレベルアップ状況を見てヒロタカはそう言った。

 新人達はレベルが二つ上がっている。

 三人組はもっと落ちてレベルがようやく一つだけ上がっていた。

 倒してるモンスターの数が少なくなってるのでやむを得ない。

 だが、この程度のレベルアップでは心許ない。

 あと一ヶ月活動をして、それで更にレベルを上げる。

 そこでようやく最低線のレベル3になる。

 予定より大幅に遅れてしまうが、これも仕方ないと諦めるしかなかった。

 ただ、その一ヶ月後、思いも寄らない結果が出てくる。



「あのー」

 レベルアップを迎えた一同の中で、ミズキが声をあげる。

「これ、ちょっと見て欲しいんです」

「ん?」

 そういって能力表を見せられたヒロタカは、そこにあらわれた文字を見て驚いた。

「…………魔術?」

「はい、なんだか、これが浮かび上がっていて」

 ミズキ本人も驚いてるようだ。

 それはそうだろう。

 全く意図してなかったのに、選択肢に魔術があらわれたのだから。

 声を聞いた他の者も驚いている。

「本当だ」

「すげえ」

「おめでとう」

「はあ……」

「たまげたな」

 ヒロタカも例外ではない。

 何より本人が一番驚いていた。

「どうしましょう」

「こういう事は専門家に聞いた方が早いだろう」

 そう言ってミサキを呼ぶ。

 どのみち何かを選択出来る。

 その何かをどうするかを考えねばならなかった。






【レベル表示】




春日ヒロタカ


16歳


171センチ

61キロ



<主な技術>



刀剣 レベル5 → 6


盾 レベル2


【新】回避 レベル0 → 1


一般教養 レベル1


経営 レベル1


経済 レベル1


指揮/統率 レベル0 → 1



<その他、いくつかの技術をレベル1で保有>

<前世の技術や知識もあるが、ここでは割愛>





***********************



桐原ミサキ


16歳


154センチ

(太ってません!)キロ


B:むちむち W:きゅっきゅ H:ぷりぷり



<主な技術>



一般教養 レベル2


学問/国家知識 レベル1


学問/植物知識 レベル3


礼儀作法 レベル1


料理 レベル1


家事 レベル1



魔術/回復 レベル1 → 2


魔術/付与 レベル5 → 6


魔術/衝撃 レベル2


【新】魔術/障壁 レベル0 → 1



<他、技術レベルには到達してないたしなみが幾つか>




***********************



君塚アオイ


12歳


142センチ


(成長期です!)キロ


B:ちょっとはある! W:寸胴いうな! H:どこ見てんのよ馬鹿!



<主な技術>



家事 レベル1


天候予測 レベル1


野良仕事 レベル1


世話 レベル1


直観/探知/感知/発見 レベル3 → 4


射撃 レベル3


隠密行動 レベル1


【新】罠設置/解除 レベル0 → 2


<技術レベルにはなってない範囲で、家の仕事や農作業の手伝いなどのたしなみがある>




***********************



畠山ミズキ



14歳


155センチ


(まあ、それなりにって事で)キロ


B:まあ、それなりに W:もうちょっと細くなれば H:結構なもんでしょ




<主な技術>



野良仕事 レベル1


動物の世話 レベル2 → 3


動物調教 レベル1 → 2


馬車操作 レベル2


騎乗 レベル1


野外生活 レベル1


一般教養 レベル1


【新】魔術/動物との意思疎通 レベル0 → 1




***********************



三人組



14歳/17際/21歳


165~172センチ


59~65キロ



<主な技術>



・刀剣などの戦闘技術をレベル3~4


・馬車操作や指揮/統率をそれぞれレベル1に





<おおむね技術については同じ者を修得>

<生活環境や家の仕事がほぼ同じなので珍しくもない>

<技能レベルとして表示されない程度に慣れてる作業などもあるが割愛>

<野郎の扱いなんざこんなもんである>





***********************




他の新人達 3人 +1人



・戦闘技術/刀剣をレベル3に。


・核の計測・計上を目的としていた者は、一般教養や計算などをレベル1に。

 他の話もよろしく



 更新中はこちら。

「転生したけどウダツの上がらない冒険者は、奴隷を買う事にした」

http://ncode.syosetu.com/n9583dq/



 ちょっとお休み中はこちら。

「クラガリのムコウ -当世退魔奇譚-」

http://ncode.syosetu.com/n7595dj/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。




活動支援はこちら↓

あらためて支援サイトであるファンティアの事でも
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/501269240.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ