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Sか、Mか?(大陽家)《近距離恋愛シリーズ》

 私はブロガーの友達から回ってきたバトンのある項目について首を傾げる。


「ねえ、渚左右衛門さん、私ってS? M?」


 渚くんは、飲んでいたお茶が変な所に入ったようで咽せてしまう。


「何を聞いてくるのかと思えば」


 苦しげに呼吸を整えながら渚くんは私に文句を言ってくる。


「いやね、バトンでそういう質問があってね。そういう事を考えた事ないから、聞いてみたの」


 渚くんは、大げさに溜息をつく。


「そんな事を聞かれてもね」


 一番身近にいるだけに、そういった事も見えてくるのではないかと思ったけれど意外と分からないらしい。


「ちなみに、渚左右衛門さんはどっち? S? M? それによって私も考えないといけないから」


 目を細めて渚くんは私を見下ろしてくる。


「考えないと、いけないって、何をだよ!」


 私は、ヘラリと笑って誤魔化す。


「まあ、君はSだろ? 見るからに」


 渚くんが、いきなりそんな事を言ってくる。私って、知らない内に人を苛めて楽しんでいる所があったのだろうか? そう首を傾げている私に渚くんは言葉を続ける。


「そして俺はL!」


 ドヤ顔で渚くんはそう言い放つ。


(服のサイズですか!!)


「でもさ、渚左右衛門さん、貴方は3Lだよ」


 渚くんは、フフフと笑う。


「まあね~」


 とりあえず、バトンには『私はS』と書こうという事は決まった。


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