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作者: すみ いちろ

追いかけても追いかけても

手に入らない向こう側の先へ

果てしない空の彼方へと

追い求めた

気づくのが遅すぎた大切なもの

いつだって現実はねじ曲げる

手にしたい輝きは

空に帰る鳥

絵の中から飛び出したいつか

鏡の中を追いかける

駆け抜ける光

いつか翼が風に乗り空を飛ぶ

俯いたままの顔を上げて

今羽ばたく


君のいない世界には

僕ひとり

あの空の向こう側

時々ボンヤリ眺めては想い出す

君と過ごした日々

今でも君の記憶は鮮明に

君の声が聞こえる

初めて出会ったいつか

無限にループしているようで

儚くて切ない

今この瞬間

ずっと探し求めてたもの

君が空へと帰っていった今

絵の中から飛び出した君は

鏡の中の世界のような

決して届かない場所にいる

ひとり歩く夜の道

暗闇に灯る外灯と電信柱の影

俯いたまま水たまりに映る月の光

まだ空には星が瞬いていて

雨上がりの静かな夜の空気に

ひとり空を見上げた













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― 新着の感想 ―
[一言] なんか良い! 格好いいです!
2023/04/25 21:43 退会済み
管理
[良い点] ああ……すみさまの詩、いいですね(*´Д`*) 切なくも美しいのです。 いつもありがとうございます〜!
2023/04/25 21:05 退会済み
管理
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