表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女の代理人  作者: 春香秋灯
最果てのエリカ
15/67

最後の最果てのエリカ様のその後

 最後の最果てのエリカ様は、帝国の皇女だとわかり、帝国に戻ることとなりました。

 戻る時、エリカ様は王国に聖域の儀式のやり方を伝えました。

 聖域の儀式がわかると、エリカ様という守り人が必要なくなりました。


 五つの聖域は、儀式によって、綺麗に保たれるようになりました。


 帝国に戻ったエリカ様は、しばらくして、亡くなったことが、王国に伝えられました。


 帝国は、儀式ばかりで、貴族たちの心は歪んでいました。

 領民を苦しめ、贅沢をする貴族たち。

 そんな醜い貴族たちは、妖精憑きの皇女誘拐までしました。

 妖精憑きの皇女は誘拐されましたが、妖精たちが助けてくれました。

 妖精たちは、帝国は危険だったので、王国の、最果ての聖域に皇女を隠しました。


 そうして、歪んでしまった貴族たちによって、帝国の聖域はすっかり汚れてしまいました。

 最果てのエリカ様は、仕方がないので、帝国の聖域を全て綺麗にしました。


 死ぬ時、最果てのエリカ様は言いました。


「儀式だけでは、聖域は綺麗になりません。

 人の心が綺麗でないと、綺麗になりません。

 誰かが犠牲になっていることを忘れてはいけません」


 帝国は反省し、王国のことを許しました。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ