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わかりにくい詩たち

心配してあげる

心配してあげる

本当はそれしかできないんだけど


心配しても何もならないって

わかってても

君が元気になるように

祈っててあげる


暗い夜を押しのけるように

君を押し潰しそうな夜をはねのけるように

ほんの小さな私の心にだけ

光を灯しておいてあげる


明日になったらいつも通り

元気な君に会えますように




祈るように


心配してあげる

本当はそれ以外

何もできないんだけど

手につかないんだけど


悔しいんだけど

何もできない自分が

君がへこたれきってしまわないように

ただ心配してあげる


君が心配しないように

ちゃんと眠るから

私がもう心配しないように

君に元気になってほしい


明日になったらいつも通り

元気な君に会えますように




目覚めた朝に

光の中で

いつもの君が

顔を覗きこんでくれていた


心配してくれてありがとうって

言葉はないけど

見つめてくれていた

光の中で


心配は無駄じゃないって

心配は君に届くんだって

神様にでも届くんだって

滲んだ光の中で


君の細い胸を抱きしめる






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― 新着の感想 ―
[良い点]  染み込む深度が心地よくて。励まされます。 [一言]  押し付けない優しさ、けれど確かな心遣い。  私宛ではないのに『ワタシ』に届く『心配してあげる』。  ありがとうございます、素敵な詩…
[一言] 幼い(小さい?)大切な誰かを そっと見守っているような。 「してあげる」なんて、 上から目線の言葉なのに 言葉の端々から感じられる優しさがあって そのギャップからより強く愛情を感じられます…
[良い点]  これですよ、この感性、素敵すぎる。 私が先生を先生と呼ばせていただく理由そのもの。 [気になる点]  ナッくんかな、羨ましいな [一言]  先生は生きたいように生きて頂いていいんです。 …
2022/08/27 10:47 退会済み
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