悪意
両親を亡くし、人よりもいくらか人の死に敏感で、人よりも少し卑屈な岸本樹は、ある日不思議な夢を見る。彼はその内容を全く覚えていなかったが、歩道橋で一人の少女――木島真知の姿を目にし、その内容を思い出す事となる。それは真知ともう一人の少女、二人の死体の静止画という不吉なものだった。時を同じくして街では殺人事件が起きる。被害者は真知ではなかったが、岸本はその夢を無視出来なくなっていく。
第10回GA文庫大賞(後期)で一次落ちしたものです…。
第10回GA文庫大賞(後期)で一次落ちしたものです…。