愛梨編3
次の日俺は風呂に入らずに寝たため汗だくで
気持ちが悪かったから風呂に入ろうと思い脱衣所の
ドアを開けたらそこには全裸の千夏が立っていた。
するといきなり千夏におもいっきりビンタをされた。
「なに勝手に人が着替えているときに脱衣所に入ってくるんだ!!!
キモい!死ね!消えろ!」
と捨て台詞を吐きドアを勢いよく閉めた。
その姿は以前の愛梨姉さんを思い出す。
ただし胸を除く。
朝食はなぜか今日だけ姉と妹と俺だけだった。
もうひとつおかしなことがある。
俺のオムライスにだけハートマークが書いてあった。
まあだれが書いたかは想像がついた。
それを見た千夏は口を開いた。
「姉貴、どうしてバカ兄貴だけハートマークがついているんだ!」
姉は俺ではなく千夏に対しては冷たい態度をとる。
「あんたには関係ないでしょ!?」
それから言い争いが続いたが、
結局千夏がライブのために出掛ける際には言い争いは終わっていた。
俺はそんな二人を横目で見ながら
LINEを紗理奈としていた。
そんな俺を見た姉は、
「誰とラインしているの?え、???」
といい絶句した瞬間に俺は手に握っていたiPhoneがいつのまにか
姉の手の中にあったことに気が付いた。
おれは、
「返して!」
と言った。
すると姉は、返してほしければ私の言うことを一日聞きなさい。と
言ってきたのでしぶしぶ従うことにした。
つづく