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裏切られたから、もう信じれない
「ねぇ、中学卒業したら双葉でなきゃいけないんだよね?」
そう、いわゆる義務教育というのが終われば働くこともできるから、見捨てられる。
「それがどうした?」
黄泉の思考が全くわからないようで、新弥が聞き返す。
「だから、寂しいよねって。今までずっと一緒だったのに、急に離れ離れだよ?」
「なんだ、そんなことですか。」
あぁ、やっぱり咲人は冷たい。
「そんなことって言わなくてもいいんじゃ無い?」
柩がフォローに入る。
「だって、別れなんてあって当たり前のことだし、そもそも俺ら他人だし。」
「お、おいおい、それは言い過ぎじゃね?」
「咲人は俺らのこと、そんなに好きじゃなかったの?」
うるうると黄泉の目に涙が溜まる。
「はぁ、言い過ぎました。でも、それなりの覚悟はできてなきゃ、生きていけませんよ。」
そうだな、咲人の言う通りだ。
俺らの頭に「信頼」「愛」「優しさ」「永遠」そんな言葉はねぇからな。




