去り際の月 ~スーパームーン
現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。
感じたままを詠んでみました。
お気楽に味わってみてください。
夜明け前西の空にひときわに
真白に浮かぶ去り際の月
いつまでも眺めていたい満月も
名残惜し気に朝に紛れて
寝不足です。
一昨日の晩の中秋の名月は、雲に隠され、うすぼんやりとした光しか見ることが出来なかった(途中で寝落ちした)ので、どうしても「収穫の月」は観たかったのです。
ところがまた雲に邪魔されて、なかなか麗しいお姿を拝むタイミングがつかめない。
SNSで流れてくる写真で我慢しようかとも思いましたが、10月の「収穫の月」をどうしてもこの目で観たかったので、夜更かしすることになってしまいました。
ところで、スーパームーンとはなんぞや? と思いませんか。
天文学では「近地点満月」と呼ばれるそうですが、ぶっちゃけると「今年、一番大きく見ることができる満月のこと」なのだそうです。いつもより大きなお月様、いいじゃありませんか。
反対に「一番小さく見える月」のことはマイクロムーンと呼ぶそうです。
これは地球を回る月の軌道が楕円を描いていることから起きる現象なのだそうですが、学問的なことはさておき、この貴重な天体ショーを素直に楽しむだけでもご利益がありそうな気がします。
この「~の月」という素敵な名前は、アメリカ先住民が各月の満月に名前をつけ、季節を把握していた風習が由来なんですって。だから10月だけではなく、毎月訪れる満月に、趣深い名前がついています。
本来10月の月は、冬に向けての準備として狩猟を始める月として、「猟人の月」と呼ばれます。先住民の生活が垣間見れる、ネーミング由来ですね。
今年はep.3でも書いたとおり、“秋分に最も近い満月”なので「収穫の月」。それとスーパームーンが重なるのは、かなりレアなことなのだそうですよ。
だから、どうしても観たくって。
本当は月の出から1~2時間頃がベストなのだそうですが、その頃はちょうど忙しい時間で、とても観月といった余裕はない。そこでリビングルームの西の窓から見える、明け方の時間帯を狙いました。家族は寝静まっている時間なので、ひとりで静かに眺めることが出来ますものね。
その頃には、空にのさばった雲も、どこかに行ってしまっているかもしれないという期待も込めて。ええ、夕方買い物に行く時見た空には、絶望的なくらい厚い雲が幾重にも空に広がっていたのですもの。
(帰宅途中の娘も、スマホで何度も月の撮影を試みたそうですが、すぐに雲がかかってしまうと嘆いていました。それでも粘りに粘って撮れた渾身の写メ!)
そんなわけで、明け方まで改稿をしながら、月が西の空へやって来るのを待っていました。
さすが「収穫の月」ですね、執筆も改稿も進みましたとも。ご利益、絶大!
午前4時頃、西の空に白く輝く月の姿を、じっくり眺めさせていただきました。
余韻を楽しみながら眠りについたのですが、やっぱり眠い! 寝不足で頭が痛い! 気持ち悪い!
でもなぜか、気分は軽いのです。
これもスーパームーンのご利益かな。
東の空がそろそろ白む頃
ひとり眺める月の錯覚
ご来訪、ありがとうございます。
なんとかお月見完了。
来月の満月もスーパームーンですが、なんと来年の1月までスーパームーンの天体ショーは続くのだとか! こんな奇跡は滅多にないそうですから、1月までがんばっちゃおうかしら。




