そのやさしさには
そのやさしさには限りがあって
瞳をとじれば
数多くのモノが駆けめぐる
その思い出どうしが絡み合って
その先には進めない
『もっと他のやり方でいけば
その恋は簡単に解けるはずだよ』
キミにそう言えたなら
格好がつくのに・・と思いながら
自分の恋は足元で
おぼつかないでいる
「まじめすぎるから、
もっと楽に考えるべきだよ・・」
キミからのアドバイスは
見事に当たっているから
なにも言えないね
この前、
キミに近いところで思ってた
キミらしい部分を
ひとつでも多く見ることができたら
やさしさに誤解を招くこともなく
もっと自分らしくなれたりするんだろうと
思いのほか
やさしさに戸惑いを持ったまま
恋に臆病になっているから
絡み合った思い出をほどこうとすると
キミの笑顔に出会い
思い出を無理になくそうとすると
キミの笑顔は消えないでいる