第2話
コロナがぁ、コロナがつらいですぅ。
2回目のワクチン打ったんですけど、この話を腕が上がるギリギリで書き終えました。
キツイデス。
俺はマンションの自分の部屋に帰ると、ネットで《フリー・ワールド・オンライン》について少し調べた後、買ってきた袋の中から大きな箱を取り出し、その中から1つのヘッドギアと取り扱い説明書を取り出した。
取り扱い説明書は長ったらしく書いてはあるが、簡単に言えば乱暴に扱うな、それで壊れたら責任はとらん、ということだった。
ヘッドギアの方はすぐに《フリー・ワールド・オンライン》が始められるということなので早速ベッドに寝転がってVRゲームを起動した。
『ヘッドギアの起動を確認』
『脳波を確認します』
『未登録の脳波を確認しました』
『脳波を登録します』
『脳波の登録が確認されました』
『個人アカウントの作成が完了しました』
『ようこそ、《フリー・ワールド・オンライン》へ』
気が付けば、俺は真っ白な空間に立っていた。
目の前には左右二つのウィンドウが浮かんでありそれぞれ、
[ゲームの開始時刻まで0:05:34:12です。
ログアウトしますか?]
[キャラクタークリエイトが終わっていません。
キャラクタークリエイトをしますか?]
と、書かれていた。
俺は迷わず右のウィンドウを押し、キャラクタークリエイトを始めた。
ウィンドウを押すと真っ白な空間から荘厳な神殿、というような場所が移り変わり、目の前に真っ白な羽の生えた人が現れた。
「自己紹介させていただきます。私はここで創造神様に異邦人の方々の説明をするよう言われて参りました光と誕生の大神であるクラスファー様の熾天使が1人、ミルスナーゼです。」
ここで、少し神や天使について調べたことを説明しよう。
神は下から亜神、下級神、中級神、上級神、大神、創造神がいて創造神以外の神は全て女性であり、創造神は基本的に地上に介入することはないという。
ちなみに、創造神は運営のことで、神や天使に女性しかいないことは開発部門の趣味だそうだ。
個であり集でもある創造神がこの《フリー・ワールド・オンライン》の世界と6柱の大神を生み出し、それから大神達が神や亜神、地上に住まう人類や動物、魔物を生み出したという。
そして、創造神が《アレスガルド》を生み出してから膨大な時間の加速を行い、約100000年がたった今、創造神が異邦人を《アレスガルド》に招くことが決まったという。
だから《フリー・ワールド・オンライン》の歴史書に書いてあることは全部実際に《アレスガルド》であったことらしい。
また、天使は一部を除き全ての神が所持しており、下から下級天使、中級天使、上級天使、大天使、権天使、能天使、力天使、主天使、各神それぞれ27体づつしか所持していない座天使、各神それぞれ9体づつしか所持していない智天使、各神それぞれ3体づつしか所持していない熾天使の11種類が存在する。
そして、亜神は大天使まで、下級神、中級神、上級神は主天使までしか持ってはいない。
これらの天使は格が高ければ神に匹敵する強さとなり、は亜神本体と同等、座天使は下級神本体と、智天使は中級神本体と、なんと熾天使は上級神と同等の力を持つ。
最も、神には神位位階というものが存在するらしく、これを持たない相手には圧倒的な実力差がない限り負けることはあり得ないらしい。
また、上級天使以下は知性が存在しないという弱点がある。
なので熾天使というと、最高位の天使ということになる。
ちなみに、何故こんな高位の天使が俺のガイドに来ているかというと、全くの偶然である。
単純に知性が存在してキャラクタークリエイトの補助が出来る主天使以上の天使の数に対してキャラクタークリエイトをする人の数が多すぎて、数が足りないために呼び出されただけである。
「あなたのステータスを開示します。まず、頭の中でステータスと強く考えてください。」
名前や容姿を設定し終わった後に天使にそう言われ、ステータスと考えると目の前に薄い青色のウィンドウが表示された。
「右上の歯車の模様の部分を押すことでウィンドウの他人の可視化と色の設定、ログアウトなどの操作も出来るようになります。」
俺はそこに触れ、設定から他人にはウィンドウが全く見えないように設定した。
意味があるかは分からないが隠しておくにこしたことはない。
俺は基本的にしっかりと情報を調べてから行動を起こす。
だからステータスも種族など、すでに決まっておりスキルを取得する為に必要なスキルポイントの割り振りだって決まっていた。
***ステータスについて***
ステータス
名前 ○○○○○
性別 ○
種族 ○○族・○○○ 又は ○○族・職業
状態 ○○
種族レベル ○○/○○
種族スキル
○○○○・・・レベルMAX100
スキル
○○○○・・・レベルMAX100
スキルポイント・・・初期100ポイント
称号
無し
スキルポイントはスキルを取得する為に必要なポイント、種族レベルの上昇か、スキルレベルの上昇で手に入る。
種族レベルがMAXになると進化をし、種族レベル0に戻る。
種族スキルと職業スキルはその種族又は職業になった時、強制的に手に入るスキルで進化又は昇格した時に条件で通常スキルに加えられる。
【○○】はスキル、〖○○〗は魔法を表す。
HP、MPは基本的に完全休憩状態で10時間で全回復する。
他人のステータスを見るには自分から見せてもらう以外に鑑定系統のスキルが必要になるが、自分のステータスを見るにはスキルなどは要らず、脳裏に浮かべれば他人に見えないように表示される。
***
これがステータスの解説画面である。
ここから名前、性別、種族、スキルを選択することでこうなった。
ステータス
名前 レゲレスト
性別 無し(男)
種族 不死族・骸骨
状態 通常
種族レベル 0/10
種族スキル
生体感知・・・・・・・レベル0
暗視・・・・・・・・・レベル0
光脆弱・・・・・・・・レベル0
反転回復・・・・・・・レベル0
身体異常状態無効・・・レベル0
精神異常状態無効・・・レベル0
食事不要・・・・・・・レベル─
睡眠不要・・・・・・・レベル─
スキル
闇属性魔術・・・・・・レベル0
儀式魔術・・・・・・・レベル0
魔法陣学・・・・・・・レベル0
儀式強化・・・・・・・レベル0
死霊魔術・・・・・・・レベル0
スキルポイント・・・・・0ポイント
称号
無し
プレイヤーの場合、不死族であり【闇属性魔術】と【儀式魔術】、【魔法陣学】を取得していることで【死霊魔術】の取得が可能となる。
俺は熾天使にステータスを見せずに決定ボタンを選択する。
実は、この時点で攻撃などが既に使えるようになっている。
最も、使った瞬間にボコボコにされてこの後にあるチュートリアルなどが全て受けられなくなるらしいが・・・。
だが、俺は魔術を使った。
チュートリアルの内容などネットで調べればすぐに出てくるし、魔物なので町に入れないため、チュートリアル報酬でもらえる10000Gなど持つ意味がないからである。
〖遅死〗
この時俺は知らなかったがその魔術は【闇属性魔術】と死霊系種族を選択することで発動が可能となる呪文であり、特殊な条件を満たす呪文の中で1番最初に覚えるその魔法はゲーム内1位、2位を争うほど長い詠唱速度であり、成功率が同格相手でようやく3%という低さであった。
2000レベルもある熾天使が相手では、それこそ年末の宝くじの1等賞に10回連続で当選するより難しいという途方もない可能性であった。




