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君への想いが、1週間遅れて伝わっていく。

作者: 七瀬






俺は、ある日。

突然! その日がやってきたんだ。

俺の好きな女性ひとに、告白すると、、、?

1週間後に、彼女からの返事を聞く事になったからだ!



・・・えぇ!? 時間が遅れているのか?

仕事の時も、家族と話している時も、何をしていても、、、。

相手からの返事に1週間以上かかってしまう。



直ぐに、君の気持ちを聞きたい俺には1週間が10年に感じたんだ。

俺が、やっとの想いで! 君に自分の気持ちを伝えようと決めて!

君を呼び出し、二人っきりになった時に告白した。



『急にごめん、どうしても君に伝えたいことがあって。』

『・・・ううん。』

『あのね? 初めて君と会った時から、俺は君の事が気になっていて。』

『・・・ううん。』

『もし? 今! 好きな男性ひとや付き合っている人がいないなら?

俺と付き合ってほしんだ!』

『・・・・・・』



・・・彼女は何故か? フリーズしている。

まるで、時間が止まったみたいに、、、。

その後は、彼女は何も言わずに家に帰ってしまう。



俺は、呆然としていた。

何が起きたのか!?

二人の時間が、急に止まって! 何もなかったように彼女は家に帰る。

彼女からの返事は、直ぐにはなかった。

それからも、彼女とは職場が一緒なので顔を合わせる事があったのに...!

彼女は、俺が勇気を振り絞って告白した事さえ忘れているみたいで...。

普通に、俺に話しかけくる彼女が怖かった。




・・・だからと言って。

彼女に、あの日! 俺が君に告白したんだとも言えず、、、。

俺は、何もなかったフリをするしかなかったんだ。




そして! 1週間後。

俺がすっかり、彼女に告白した事を忘れた頃に彼女から突然呼び出される。

俺は、何の話だろうと思っていると、、、?

彼女から、1週間前に俺が彼女に告白した答えを聞くことになった。



『・・・ごめんね私、今は働くことが好きだから! 彼氏とか作りたく

ないの! それに、戸田君とはずっと友達でいたいし! でも、告白して

くれて嬉しかったわ! ありがとう。』

『・・・・・・』




忘れた頃に、思いもよらぬカウンターパンチをくらったみたいで。

俺は、突然! あの時の事がよみがえる。

もう彼女からの返事は? 【NO】だと思い込んでいたものの。

不意打ちに、心の準備もしていないまま言われてしまうと...。

俺も、さすがに心が折れてしまった。





・・・まあ、

彼女からのこう言った返事だけではなく。

仕事でも、僕が後輩に『○○しておいてくれるかな?』と言うと?

その後輩は、俺の話も気にもせず仕事をしている。

1週間後、突然! 後輩に俺は言われて。


『戸田さんから言われた事! やっておきましたよ。』

『・・・えぇ!? 1週間前の話だろう?』

『・・・えぇ!? どういう事ですか?』

『・・・あぁ、もういいよ! ありがとう。』

『また何かあったら? 言ってくださいね!』

『・・・あぁ!』




俺が頼んだのは? 1週間前だぞ!

なんで? 今頃になって、そんな事をアイツは言ってるんだと思ったんだ。

それが! 初めて起きた事だった。




・・・実家に帰った時も。

俺の母親が、俺に38歳にもなって独身なら? お見合いしてみたらと

お見合い写真を俺に見せてきたんだ!

俺は、直ぐに断ったのだけど、、、。

母親は、一歩も引かないし! 渋々俺は、そのお見合い相手に会う事を

決めたのに、、、。



俺がお見合い相手と会ったのは、、、?

2週間後、、、1週間後に会う事になっていたので、更に倍の。

2週間後になったという訳だ!


まあ、そこまでは良かったのだが、、、。

お見合い相手からの俺への印象や次また会ってくれるのかとか?

その返事がまた1週間かかり、時間ばかりが過ぎていく。

俺は、もう耐えられなくなりお見合いを断った。




・・・はずだったが。

1週間遅れての返事の前に、俺とお見合いをした相手からまた次会える

約束をその間にもらう。



俺は、こういったやり取りにうんざりしていたし!

よく考えれば? 何故、俺だけ普通なのだろうとも思う。



・・・ひょっとして?

俺は、いつの間にかに! “別の世界に迷い込んでしまったのか?”

パラレルワールド? 早く! 元の世界に戻りたい!

俺の世界に、直ぐに戻してくれ!!!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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