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そして俺は異世界でハーレムの中に。  作者: 阿多仲 なくるふ
1章 
6/9

そして女神は討伐された魔王を復活させる。

今回ちょっと短いです。

 「いやーけっこうな災難だったねー。」

そう言いながら微笑んでいるのは、クズで無能な女神、アメリオだ。

「けっこうどころじゃねーよ!俺、死ぬの初めてだったんだぞ?」

「ごめんごめん。でも相手が初心者ちゃんたちでよかったじゃない。そうじゃなかったら涼真、もっと痛い目にあってたわよ?」

アメリオは笑いながらそう言う。

「俺んちに上級者なんかが来るか。知ってるくせに。」

「……まあいいわ。ところで、もちろん生き返るでしょ?涼真。」

あたりまえだ。まだ死にたくはない。

「あぁ。ミラも待ってるし。」

「あの義妹ちゃんね。かわいいわよね彼女。」

「まあな。それより早く復活させてくれよ。」

俺はアメリオをせかす。

「いいけどちゃんと連絡よこしなさいよ?せっかく連絡先渡したんだから。」

アメリオが唇を尖らせる。

「わかったよ。」

俺は一応そう返事をした。


 アメリオがパチンと指を鳴らす。

「ほら、あのドアよ。」

「さんきゅ。じゃあまた、討伐されたら来るから。」

俺は苦笑いしながら一応礼を言う。

「あぁ、そういえば言い忘れてたけど、」

何だろうと思い、俺はドアノブにかけた手を止める。

「あの世界にはお休みのキスなんて習慣無いわよ?」


 ……顔を見なくてもわかる。どうせまたアメリオはニヤニヤと笑っているに違いない。

「……いってらっしゃい、涼真。」

「いってきます、アメリオ。」

……そして俺は我が家に帰ってきた。


 「おかえりなさい。遅かったわね。もうあの子たち帰っちゃったわよ?」

玄関で俺を出迎えた義妹がそう言った。

「あ、あぁ。騒がしい奴らだったな。」

俺は目を逸らす。

「えぇ。また遊びに来るって言ってたわ。ていうかちゃんと目を見て話しなさいよ。」

義妹はまっすぐ俺のことを見ている。

「ご、ごめん。」

さっきのアメリオの話を聞いたから義妹と目を合わせにくい。


 そして俺は今日の夜も眠れなそうだ。


 ありがとうございました。

次回は新キャラ登場はさせず日常編という形にしたいと思います。

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