1/9
そして今日も始業の鐘が鳴り響く。
はじめまして。阿多仲なくるふと申します。
……異世界物とハーレム物が書きたかったんです。はい。
朝、7時00分。目覚ましの音で俺は目を覚ます。
歯を磨き、顔を洗う。
制服に着替え、母の作った朝食を食べ、家を出る。
高校へ行くバスはいつも満員だ。
学校につき、教室に入る。いつもと同じ日常だ。
正直、俺はこの生活にうんざりしていた。
特に悪い所があるわけではない。
しかしこの型にはめたような毎日を、
ただ過ごすことに意味があるのかを疑問に思っていた。
けれども俺にはこの状況を変えられる力はなく、仕方なく今日も俺はいつもと同じ、日常を過ごす。
いつものように両耳にイヤホンをねじこみ、ホームルームで眠りにつく。
俺の名前を繰り返し呼ぶ担任の声が、音楽越しに聞こえる。
……だんだんと全ての音が遠ざかっていく。
いつもどうりなら2限が始まるころに目が覚めるはずだ。
しかし2限が始まるころ、俺がいるのはいつもの教室ではなかった。
お読みいただきありがとうございました。
21時に1章公開いたします。そちらもぜひお読みください。