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友人が描いた薄い本の世界に飛ばされたようですが!?

作者: 浅井珪香

序盤に、メアリー・スーという言葉の説明をしております。その言葉や設定に嫌悪感を抱かれる方はご注意ください。

設定はしていますが、全くその設定生かされておりませんが…(遠い目)

 皆様は、メアリー・スーという言葉をご存知だろうか。

 二次創作(既存の小説や漫画を別の者がアレンジした作品)に登場する、最強、優秀、誰からも愛される、などいわゆるチート要素を持つ原作にないオリジナルキャラクターを指す。

 それは二次創作者自身の願望を反映したものであるとされている。参考、ウィ○先生。


 さて、なぜそのような説明から入るかと言うと、私、エリカ・エリュンストンがそれだからだ。

 なぜそう思うのかと言うと、今私のいる世界が、友人である杉山絵莉花えりかが描いた薄い本の中だろうからだ。いや、今の私はエリカだから、前世の友人という事かもしれない。

 そもそものきっかけは、内定を決め一人暮らしをするため実家の整理をしていたところだった。タンスの奥から、高校からの友人絵莉花が描いた薄い本が出てきて、懐かしいと開いてしまった。内容は……まぁ思春期の乙女のリビドー溢れるR指定ギリギリの話だった。これで察して頂けると助かる。

 きっと絵莉花にとっても黒歴史だろうから、古雑誌に挟んで廃品に出そうとした。

 そこで、気がついたらエリカになって現在にいたる。

 この話は、『サマーソルティ・キッス☆真夏の危険な囁き』と言うむず痒くなるタイトルの漫画で、簡単に言うとシンデレラストーリー。城下町に住む天涯孤独だが明るく清らかな庶民のアメリアが、お忍びで城下を訪れる国王ロバートと恋に落ちる。数多な壁や障害を乗り越え結ばれるという話はベタだが人気少女漫画だったらしい。

 中でもロバートの側近モーリスの人気は凄かったと絵莉花は言っていた。国王の忠実な側近で、真面目で無口。そして近衛隊長。初めは二人の仲を微笑ましく見つめていたが、アメリアを好きになってしまい、叶わぬ恋に苦しむ姿は数多の女性の母性を掻き乱した…らしい。

 国王とモーリスの薄い本の方が需要があったそうだが、絵莉花は自分とモーリスのイチャイチャを描きたかったらしい。絵莉花も母性を掻き乱された1人ということか。モーリスに幸せになってほしいと自分の分身を登場させるのは如何なものかと思うのだが。

 ここでまとめると、つまり、このまま何もしなければ、私はモーリスの妻になるということだ。



 と、思わず説明と回想を始めたのは現実逃避のためだ。

 現在、私は王宮の壁に押しやられている。顔の両端には腕。つまりは壁ドン。相手は、話題のモーリス。絵莉花なら真っ赤になって興奮しているだろうが、私にとっては恐怖でしかない。

 ちなみに、私の好みは年下ワンコ系男子。可愛い顔で好き好き言われて大事にされたら萌える。たぎる。


「ケインと二人で食事に行ったらしいな。 早速浮気か?」


 ケイン、とは私好みの年下ワンコ系男子。年上だが。彼と食べた昼食は、至福の一時だった。だが、なぜ数時間前の話が筒抜けなのだろう。


「浮気も何も、陛下はアメリア嬢を后になさいますでしょう?」


 そう、現時点で私は名ばかりの王妃候補筆頭。陛下とはお互いの利害のために共同戦線を張った。陛下はアメリア嬢と、私はケインと結ばれるために。

 幸い、私では絵莉花の望むエリカのハイスペックに到達出来なかったため、モーリスフラグはへし折れたはずなのだが。


「……………チッ」


 なにこの人、舌打ちしやがりましたが!?


 寡黙で真面目な騎士なはずだが、目の前のモーリスは舌打ちして歪んだ笑みを浮かべている。それに、薄い本ではトゥーシャイシャイナイトで、エリカと手を握るだけで真っ赤になり目をそらす性格だったはずだ。なにかがおかしい。


「公爵令嬢が庶民となど上手くいくはずがない」

「あら、王様と庶民より可能性はありましてよ?」


 私がそうさせて見せる。しかし、モーリスの表情は変わらない。


「…………何度も俺と口付けしているのにか?」


 ホワイ?

 エリカになってから、そのような記憶は一切ない。

 顔が近づいてきたので、とっさに両手でモーリスと自分の口を抑える。


「そ、そんな記憶はありませんわ! まして陛下の側近である貴方となど!」

「王宮の東屋、噴水の側、城の影…他にもある」


 それらは、薄い本に描かれていたシチュエーションだ。ちなみに、全10冊というシリーズものだったな、と私は思い出す。どれもイチャイチャして朝チュンだった。少々友人のおつむが気になるところではあるが。

 それはともかく、エリカである私は、もちろんそんなルートは辿っていないはず。


「朝になればそなたは帰っているからな。 しかも屋敷の誰にも見つからず」

「モーリス様、それは夢と言うものです。 現実ではありません」


 現実でルートを辿らないから、夢で辿らせているのか。そういや最近夢見が悪いと思ったら。世界の強制力恐るべし!

 夢の内容を覚えていたら、私も錯覚したと思うと恐ろしい。本気で。


「夢なら何故、そなたの肌の質感まで判る!? 白い肌に柔らかいむグファ!!」

「ハレンチな!」


 反射的に火を吹いた私の右フックが、モーリスの左頬に炸裂する。

 モーリスは痛さで私から離れた。さすがハイスペックチート、エリカ。女人でも腕力はあるようだ。


「話はそれだけなら、帰らせていただきますわ!」


 睨み付けるように言うと、モーリスの目に危うい光が宿ったように見えた。言うなれば、獲物を前にした動物のような。

 非常に危険だ。私は、それ以上モーリスを見ずにできる限りの全速力競歩(廊下を走るなどはしたなくてよ)で去った。

 しばらくモーリスに全速力競歩(殿方も廊下を走るのははしたなくてよ)で追われたが、僅差で撒けた。

 自家の馬車に飛び乗って、私は王宮と言う名の戦場を後にした。







 数日後、強い雨風の中、馬車の車輪が壊れてモーリスが、我が家に助けを求めてきた。

すぐに代わりの馬車を用意したが、雨風は収まる気配もなく、衣服が乾くまでの予定が一晩泊まる事になったらしい。

 らしいと言うのは、私が雨風の音で屋敷の様子に気が付かなかったから、モーリスが宿泊するという事を知らなかったのだ。

 存在を知ったのは夜中。私が渇いた喉を潤すために水を貰いに行った帰りに、モーリスと遭遇したのだ。


「エリカ」

「なっ…! どうしてモーリス様がっ!?」


 少し身を引いて問うと、モーリスは私から目線を反らした。


「雨風で馬車が壊れてしまってな。 代わりの馬車を借りようとしたが、雨風が収まらず一宿の世話になる事になったのだが……」

「あ、あらそうでしたの。 手狭かもしれませんが、ゆっくりなさって?」


 社交辞令を述べて笑むと、モーリスは何故か暗がりでも見えるほど顔を赤く染めた。


「……そ、そなたは…俺を試しているのか?」

「はい?」

「そのような扇情的な姿で、俺の前に現れて……」

「扇情的って……ただの寝間着ですわよ?」


 新妻薄々ネグリジェではなく、二の腕から膝小僧までがっちりガードな寝間着だ。確かに、未婚の令嬢が未婚の殿方の前に出るような服ではない。

 そこで、ふと思い出す。確かこのシーンどこかで読んだ気がする。友人絵莉花の薄い本、つまりエリカシリーズの3冊目だったか。2冊目で王宮の東屋で思いを重ねた2人の気持ちは高まり、そのままエリカの部屋で……。

 そこまで考えて首を振る。いや、そもそも思いを重ねてなどいない。


「そうでしたわね、このようなはしたない姿でお目汚しして申し訳ありませんわ。」

「目汚しなど! ……むしろ、眼福というものだろう。 そなたはどのような格好をしていても美しい。 だが……そのような姿を見せるのは、俺の前だけだと誓ってくれないか。 でないと、嫉妬で狂いそうだ」


 苦しげに、懇願するように向けられる流し目に、私の心が跳ねる。


 薄い本の破壊力半端ないな!


 どっ、どっ、と心臓がうるさい。いつの間にか、私は壁に背中を預け、モーリスを見上げていた。

 またも、目を細く伏せたモーリスの顔が近付いてくる。避ける手は壁に固定され、密着度は増していた。思考が固まる。私は、数日前の冷静さはどこにいったのか、焦った挙げ句目を閉じてしまった。

ふわりと唇に触れる感覚。それは、啄むように何度も繰り返される。


「エリカ」


 耳元で囁く掠れた声。一瞬で、背筋に悪寒のような感覚が走った。


「いいか?」


 拒否を許さない声音に、誰が逆らえよう。

 ダメだ、私はまだ王妃候補なのだから。いくらモーリスが好きでも、まだ。


「いけませんわ、モーリス様」

「どうして?」

「私はまだ王妃候補……んっ…」

「もう、待てない」


 モーリスの唇が、肩口に触れる。ダメだダメだと口では言っても、体はモーリスを覚えているようにしなだれかかる。


「ダメ……ダメですわ!」


 瞬時、ブワッと浮上する感覚に襲われた。日の光が周りを照らし、目の前の風景が一変する。

 まだ霞がかった思考で、目が写しているのは、自室の天井。


「ゆ……夢?」


 夢にしてはリアルすぎる。周りを見渡してもモーリスはいないので、夢だと確定した。しかし、気持ちは落ち着かない。


「もしモーリス様もあんな夢を見続けていらしたら……現実と夢が逆さになってもおかしくありませんわね」


 それだけ、触れた質感は真実のようだった。

 私は、無意識に指先を唇に寄せる。指先とは違う、かさついていて柔らかい、殿方の。


「き………強制力って恐ろしい!!」


 まだ、現実に起きないだけ親切設定なのかもしれない。

 もし実際に起きてしまったら、私はどうすればよいのだろうか。


「いや、ないない! あってたまるものですか……」


 それには、早くこの世界を抜け出さなくてはならない。そう、私は死んだのではなくこの世界に入ってしまったのかもしれないのだ。

 古書にトリップして仲間を集めて願いを叶える話のように、きっとエリカシリーズ全ての話を夢で見たら、もしくは実行したら、この世界から出られるのだ。そうに違いない。


「でも、今のが3冊目なら先は長いわね」


 それに、あんなリアルな夢をあと7冊分、しかも段々増していく展開を見続けるのは、苦痛だ。

 いっそ飛ばしてくれたら楽なのだが。








 馬車の中でいくら考えても答えが出ず、複雑な気分で王宮へ呼び出されたので行けば、呼びつけた主、生暖かい笑顔のロバートに捕まった。国王なのに、暇なのだろうか。 


「おめでとうエリカ。 親友として祝福する」

「……はぃ?」


 令嬢らしくなく訝しげに返すと、ロバートは頬を赤らめた。


「娘か息子か、どっちだろうな。 いや、その前に早くそなたを王妃候補筆頭から外す根回しをしなければならん」

「あの……話がよく判らないのですが」


 十中八九モーリスが何か吹き込んだのだろう。しかし、検討が付かなくて居心地が悪い。


「あのモーリスが、今朝私に剣を突き付けて、『私とエリカの間に命が宿りました。 けじめのため、貴方からエリカを奪わせていただく』って言ってきたんだ! あー、思い出すだけで頬が緩む! 手加減はしなかったが、本気のモーリスは強かったぞ? 良かったな」


 キラキラ笑顔のロバートの言っている内容の、意味が判らない。ただ、脳内のエリカシリーズの9冊目にそんなイベントがあったはずだと思い出す。モーリスの夢はもうそこまで行ったのか。

 イベントではモーリスがロバートに勝ち、エリカを王妃候補から外させて、2人は祝福の元結婚した。ちなみに10冊目は番外編だった。

 どうやら、恥ずかしい内容を夢に見る前に、モーリスが見終わってしまったようだ。あと1冊で、世界は終了する。


「あと1冊」

「エリカ、ここにいたのか」


 モーリスが、蕩けるような笑みを浮かべながらこちらに近付く。

 きっと、1冊分で正気に戻るだろう。

 私はメアリー・スー。本来ならこの世界に居ない存在。居なくなれば、きっと誰も存在を忘れてしまう。


「モーリス様」

「教会を叩き起こして、書状を書かせてきた。 これで俺たちは晴れて夫婦だ」


 そう言って、モーリスは書状を差し出した。結婚許可書には、すでにモーリスの名前は記されていて、花嫁の欄は私の署名を待っている。

 しかし、書くわけにはいかない。


「エリカ、早く署名をしてくれないか。 そうしたらすぐに提出しに行ける」

「……情緒が足りませんわモーリス様。 女人には一生に一度の結婚ですのよ。 署名は家でゆっくり書きたいですわ」


 完結させるまでの時間稼ぎだが、嬉しそうに愛想笑いをして伝える。

 すると、モーリスは頬を赤らめて頷いた。


「そうだな、帰宅してゆっくり書くといい」


 書状を巻き、箱に入れて差し出される。

 私はそれを恭しく受け取った。


「エリカ」


 呼ばれ、大きな手のひらがお腹に触れる。

 現実に関係は全くないので、お腹には何も居ない。あるとしたら、昨晩の食事だろう。夢の衝撃のせいか、お通じが悪かった。

 腸の中で消化されるごとに動くお腹に喜ぶ純粋過ぎるモーリスを見て、なんだか色んな意味で涙が出そうになった。







 それから数ヵ月後。

 私は周りの祝福の下、結婚式を挙げた。出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでいるナイスバディの私のお腹は、前に出ていた。

 いわゆる『おめでとうございます』だ。

 なぜこうなったかと言うと、見た夢こそが現実で、現実と思っていた事が夢だった。逆さになった切っ掛けは、モーリスの浮気を私が信じてしまったからだ。

 当時、まだ王妃候補だったため、モーリスの周りにいる令嬢に威嚇も牽制も出来ず、互いの言葉だけを信じるしかなかったが、モーリスが令嬢と抱き合い口付けしているのを見てしまった。

 それは相手の令嬢からしかけた事だったそうだが、精神不安定な時期だったため、寝込んでしまった。その時に見た夢だ。

 もちろん、前世を覚えていた訳でもなく、薄い本にトリップした訳でもない。エリカシリーズなど、今までのモーリスとの思い出が絵本になったみたいで、穴に閉じ籠りたい心地になった。

 モーリスは、「エリカシリーズを描いたら読ませてくれ」と言っていたが、描けないし描かない。

 そして、物語と思っていた根底にある国王ロバートと庶民アメリアのラブロマンスなどなく、まだまだ王妃候補募集中、なのだそうだ。

 あの謎タイトルの物語は、私が倒れる前に読んでいた小説だった。読み返してみると、確かに国王と庶民の娘のラブロマンスだった。


「体調は大丈夫か?」


 羞恥心再び、といった状況に陥っていると、肩を抱いてモーリスが顔を近づけた。

 さっきまで挨拶回りに行っていたのに、いつ戻って来たのだろう。私は、お腹がこの状態なので、モーリスは私の分まで動いてくれていた。


「モーリス様」

「倒れる前は、呼び捨て当たり前で尻に敷いて下僕のように扱っていたのにな。 今の大人しいそなたも愛いが、前のそなたも愛らしかったぞ?」

「…………無理ですわ」


 尻に敷いて下僕のように扱っていたのは、恋心が芽生える前の話だ。こうして殿方として、好きな人として見てしまったからには、もう昔のような態度は取れない。


「ん?」


 か細く呟いた声を聞き取ろうと、モーリスがさらに顔を覗き込む。

 私は、一瞬で顔を赤らめた。


「で、ですから! す………好き………お慕いしている殿方に、昔のような態度は取れませんわ!」


 顔が火照って、モーリスを直視出来ず下を向く。すると、クスッと笑い声が聞こえて、頬に柔らかいものが押しあてられた。


「どれだけ俺を惚れさせたら気が済むんだ?」

「な…っ!」

「今も昔も、エリカだけを見てきた。だから、どんなエリカでも、俺は何度も恋に落ちるだろう」


そのせいで、順序が逆になってしまったけどな。


 王妃候補筆頭に恋をして、手を出したのだ。本来なら爵位没収、家追放に国外追放もあり得る話だったが、国王であるロバートが承諾し、王妃候補からエリカを外したから、モーリスは半年の自宅謹慎ですんだ。

 謹慎が解けたのがつい先日。この結婚式は、本人より両家両親が率先して準備を重ねていた。

 両親も、娘息子とまだ見ぬ孫がよほど可愛かったのだろう。


「だから、改めて問おう。 エリカ・エリュンストン、私の妻になってくれませんか」


 この状況に断るなど有り得ないのに、モーリスの指先は少し震えていた。

 それが、とても愛おしい。


「はい、喜んで」


 白い手袋ごしの指先でモーリスの頬に触れ、不安に揺れる瞳を覗きながら、私はモーリスに口付けをした。


糖度が!!糖度が足りん!!もっと糖度を私に!!


確かに糖度は高めだと思うんですが、悶えるほどの糖度がありません。なろう作家の皆様に、素晴らしい糖度の書き方とかご教授頂きたいです。

流し目とか、醸し出す色気とか、壁ドンとか顎クイとか頭ポンとか…

無意味にベタな劇中タイトルを作るのは好きです。でも、メインタイトルを考えるのは難しいです。


それをひっくるめて、めっちゃ楽しかったです。

無意味にイチャイチャべたべたでリア充爆発ものとか。


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