第三話 過去と現在
裁判所に行ったら屑共がいた。びっくり!日本に屑共が居るなんて♪
とは言え、本当に生きてるなんて、(治療した異端者て、)スゴいや♪……なんて、現実逃避していた今日この頃です。
とにかく、裁判所で裁判が始まったのだが、なんと!屑共の新たな犯行が発覚。
幼馴染み以外の女の子にも手を出そうとしていたらしく。しかも!女の子中の一人に性的暴行行ったとか。さらに!屑共の中の一人に親が理事長で、この事を権力で、押し黙るように頼み込んだ(命令?)とか。
このおかげで、屑共は全員賠償金と、被害者への謝罪。特に、性的暴行の被害者である女の子には多額の賠償金が請求された。理事長も当然クビになった♪
僕は無罪になった。僕の場合はいじめの事もあるだろうが、大半の理由は、僕が異端者だからだろう。とにかく無罪冤罪勝訴なのである。
裁判が終わると、僕は『強制的に』脅威の元凶に連れて行かれた。
―――これが僕の、『普通』だった頃の僕の、過去である。……結局、幼馴染みに直接謝れなかったな―。
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以上が、僕が幼馴染みにしてしまった。過ちだ。傷付けてしまった。それなのに、目の前に居る彼女は笑う。
『どうしたの?何か反応してよ。』
困惑した顔をしながら彼女は言う。
(?何の話をしてたっけ?過去を遡り過ぎてわすれたよ。いや、本気で!……まぁ、とにかく。)
僕は彼女を真っ直ぐに見つめてから、頭を下げた。ずっと言いたかった言葉を言うために。
『傷付けてごめん!助けようとしてくれてありがとう。』
これが、僕と彼女の脅威の元凶内で初めて会った時の出来事だった。