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深海

たぶん…詩


どうせ何も出来ないなら

深海の中で永遠に

沈んで沈んで

錆びてゆく



砂は灰

生きるは骨


何も出来ない絶望の中

骨はやがて灰になる




深海は

暗い

黒い





何も出来ないから

そのまま黒く染まる





そんなの嫌?

そんなの出来ない?


じゃあ貴方はなにになる

黒い私になにを諭そう




希望なんて見えないし

見ないよ





深海の中

諭す言葉は見つからず


ただ暗い

ただ黒く




生は骨

死は灰に



黒くなる前に

灰になる前に

古く砂になる前に



伝えるは素直



『何もできなくていい

もう何もしなくていい

そこに存在する事に意味がある

深海でもいい

側にいて

いつか空の色に変わる』





深海は黒

今は黒


それでもいい

何も出来ない

それでいい



元々何かをするために生きてる訳では無いのだから





深海の中にいよう

錆はしない



深海を泳ごう

深海を見つめよう



共に生きよう


出来ないとか出来る以前に、何かをするためだけに生きてる訳ではないと思うのです


出来ない事を理解して生きていくのもきっと大切です

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めて読ませていただきました! 理解は生きる、考えることは生きている人の特権ですよね。出来ないことを探すわけじゃなく、出来ることを探すのではなく、ただ存在していられることは奇跡のようのことで…
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