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第3章第4節

(み、みんなどこにいったのーーーーー!!)


 私は今死にそうなほど緊張している。私の心臓も“助けて助けて”と言うように、バクバクと大声を上げている。


(な、なんで、いつの間にかマルス君と二人きりになってるのーーーーーー! 隣にいたアイやソミアちゃんどころか、ノゾム君とエナちゃんもいつの間にかいなくなっていたし! なんで! どうして!!)


 正直どうしたらいいかわからない!!心の中では命一杯叫んでいるけど、現実の私は何も喋れず、緊張のあまりカチコチになってしまっていた。


「ノゾム達はどうしたんだ?いつの間にかいなくなっちまって……逸れたのか?」


「そぅ、そうびゃと、おもう…………」


 小さい声で如何にか答えるけれど、緊張のあまり上擦った声になってしまう。


(な、何話したらいいんだろう! ……私、こんな風に2人きりで男の子と話したことなんてないし……。アイ! 助けてーーーーーー!!)


 心の中で此処にいない親友に助けを求める。私は今までこんな風に男の子と2人きりで街を歩くなんてことはしたことなかった。出掛ける時はいつもアイやソミアちゃんと一緒だったし、男の子に告白されたことはあったけど、付き合ったことなんて無かったから、デートなんてしたこともない。


「ち、参ったな。この辺りは道が入り組んでいるから逸れたら見つけるのは難しいぞ……。仕方ない、しばらく歩いて見つからなかったら家に戻って待つぞ。いいな」


「う、うん。お願い…………」



 そう言ってマルス君は歩きはじめ、私は彼の数歩後ろを離れて付いていく。


「……………………」

「……………………」


 しばらくお互い無言のまま歩いていく。私は正直どうしたらいいか分からず、顔を伏せたまま、覗く様に目の前を歩く男の子を見つめる。


 初めて会ったときは、とても怖かった。いきなり睨まれて、威圧された。足はガクガク震えていて、あの時アイがいなかったら腰が抜けていたかもしれない。

 次に会ったときはソミアちゃんの誕生会の時、妹さんと一緒だった。アイの家でノゾム君達を待っていた時はやっぱり怖かったけど、それはアイの家の前で妹さんと口喧嘩していた時の彼を見るまでだった。

 人の家の前で大喧嘩して、周りの人たちから注目の的になっていた2人。しかも、さっきまで喧嘩していたのに、周囲の人だかりに気が付いた途端、自分達のこと棚に上げて、兄妹揃ってノゾム君に“何でとめないんだ”と問い詰めていた。

 その光景を見た時、自然と私の緊張は解けていて、自分でも気が付かない内にクスクスと笑っていた。




 そしてあの事件が起きた。


 過去の契約が原因で魂を抜き去れそうになったソミアちゃんを助けるために、私は自分の持つ一番強い拘束力を持つ魔法で契約の使い魔を捕まえたけど、ルガトさんが放っておくはずもなく、彼の魔法でやられそうになった。


 それを助けてくれたのがマルス君だった。

 まさか彼が私を助けてくれるなんて思ってもいなくて、完全に呆けていた私に、


“……何呆けていやがる。お前は魔法に集中しろ。あの爺の魔法は俺がどうにかする。”

 

 と言って私に背を向け、ルガトさんと対峙したマルス君。


 いままで私に対して苛立ちを隠そうとしていなかった彼だけど、あの時はっきりと自分と彼の気持ちが一つになっていたのを感じた。



「…………どうかしたのか?」


「う、ううん! なんでもないよ!」


「……そうか……」



 私の視線に気が付いたのか、マルス君が立ち止まり、振り返って話しかけてくる。私は何でもないと答えるけど、緊張していてぎこちないものになってしまった。お互いの間に静寂が流れる。




「……………………あの時は悪かったな……」


「…………えっ……」


「その……初めて会った時に俺、お前にガンつけただろ…………まだちゃんと謝っていなかったからな……」


 彼は頬を掻きながら、初めて会った時の事を謝ってきた。彼はまだその時の事を気にしていたのか、その表情は少し暗く、気まずいのか視線が少し下を向いていた。


「い、いいよ!私、もう気にしてないよ! それにあの時、助けてくれたし…………」


 アイが持つ凛々しさとは違うけど、いつも自信に満ちていた彼とは違ったしおらしい姿に私は驚いた。私自身、彼はアイのように誰にでも好かれる人ではないけれど、彼女と同じように、自分の行動に自信を持って決められる人だと思っていた。

 

 それにマルス君は私に謝っていなかったことを気にしていたみたいだけど、私自身まだ彼にお礼を言えていない…………。


 いつも勇気が足りなくて、アイの後ろに隠れてしまう私。昼休みの時もキチンと自分でお礼を言えず、アイに付いていくような形でしか言えなかった。

 でも今なら顔を向き合ってお礼を言えそうな気がした。まだ心臓はドキドキしているけど、思い切って伏せていた顔を上げる。


 


「わ、私の方こそまだお礼、ちゃんと言っていなかったよね……。あ、あの時、マルス君が庇ってくれなかったら、ソミアちゃんを助けられなかったと思う。」


「お、おう…………」


 なんだかマルス君が驚いたような顔をしているけど、緊張のあまり私は気付かない。声は裏返り、とても変な子だと思われるかもしれないけど、ただ自分の心のままに言葉を捲し立てる


「だ、だから……その…………ありがとう…………」



 私はやっと彼に自分の声で自分の言葉を伝えられた。









 ティマが伏せていた顔を上げ、俺に向かってこう言った。“ありがとう”と。その言葉を言い終わった後のティマの顔は、今まで見てきた暗く、自信のない陰鬱な表情ではなく、心から安堵した自然な微笑み。それは完全に俺だけに向けられていた。


 ………………なんだか分からないが顔が熱い。まともにあいつの顔が見れない。


「………………」


 何か言おうと口を動かすが、肝心の声が全く出てこない。パクパクとまるで窒息死寸前の魚のようだ。


「…………マルス君?」


 俺の様子がおかしいことに気が付いたのか、ティマの表情が徐々に暗くなっていく。マ、マズイ何か言わねえと!!


「お、おぅ、そうか………………」


(って違ぇよ!何だこれは!!まともな返事じゃねぇぞ!!何でこんな時に!)


 俺が内心アタフタしながら次にかける言葉を探していると、何故かティマはホッとした顔の笑みをさらに深くして微笑んでいた。


 初めてだった。彼女の心からの笑顔を見たのは。

 




(……………………………………………)



 今度は思考すら止まった。今度は顔だけでなく、胸もなんだか熱くなる。同時に全身が雷を撃たれたような衝撃が走り、息が詰まるような感覚を覚える。俺自身も自分の様子がおかしいことが分かり、それを気取られたくなくてティマに背を向けてしまうが。そんな自分の行動とは裏腹に俺はやっぱり目の前のこいつが気になっていた。




「?どうかしたの??」


「……い、いや。何でもない。…………そ、そろそろ行こうぜ」


「あっ、う、うん……」



 そんな自分の想いと誤魔化すように背を向けたまま歩きはじめると、ティマが慌てて俺の後に付いてきた。

 再び、お互い無言で歩き続ける。ただ先程と違い、ティマは俺の後ろを付いてくるのではなく、俺の隣に並んで歩いていた。






“ありがとう”


 そんなことを他人から言われたのは何時以来だろうか……。もしかしたら初めてかもれない。

 子供の頃から、俺は力が強く、喧嘩をすれば同い年の大抵の奴らは泣き叫びながら右往左往していた。その時は周りの大人たちが口煩く俺を叱っていたが、俺が成長するにつれて、その大人たちも真正面から俺を叱る奴はほとんどいなくなり、子供も大人も俺に直接言うのではなく、俺の知らないところで陰口を叩くようになった。

 そのことが猶のこと癪に障った。自分では何も言えないくせに陰でコソコソする奴らも、俺の顔色を窺ってヘコヘコする奴らも、そんな屑共に何も言い返せない弱い奴らも、何もかもが気に入らなかった。

 だから、俺はとにかく強くなって、その苛立ちをとにかく周りにぶつけ続けた。エナやデル達に迷惑だというのは分かっていたけど、他の奴らの弱さがどうしても俺には認められなかったし、認める訳にはいかなかった。

 あまりにやり過ぎたのか、実力主義のソルミナティ学園ですら手に余り、最下級のクラスに落とされたが、それでも俺はその弱さを認めようとは思えなかった。

 


 でも何だろう? はじめはティマに対しても他の奴らと同じ様にムカついていただけなのに、今に言われた“ありがとう”という言葉だけで、自分の中にある抑えきれない苛立ちが嘘のように晴れていた。



 それだけじゃなくて、何だか…………………。




 俺は彼女に気付かれないように、横目で隣を歩く少女を見つめる。さっきまでは伏せていた所為で垂れた前髪が彼女の顔を隠していたが、彼女はもう顔を伏せてはおらず、その素顔を日の下に晒していた。

 小振りな顔と大きな瞳、鼻筋の通った輪郭、肩口まで綺麗に切りそろえられた髪の下からは白いうなじが覗いている。

 さっき体全体を駆け巡った雷のような衝撃は無くなっていたが、今度は“トクン、トクン”という鼓動が耳を打つ。何故だかわからないが、心臓が何時もより早く、熱く鼓動しているようだ。


(な、何なんだよ。これは………………)





「そ、そういえばお前、姉妹はいるのか?」


 なんだか自分でも分からない感情を持て余し続け、どうにかしようと取って付けたように彼女に話しかける。とにかく何かすることでこの感じた事のない感覚を誤魔化したかった。


「う、うん、弟が1人いるけど……」


 そんな俺の何の捻りもない話に乗ってくるティマ。なんだかコイツの様子もおかしい。妙に顔は赤いし、何時にも増して動きがカクカクしている。何だが出来の悪いゴーレムの様だ。


「そ、そうなのか」


 かく言う俺もやっぱりおかしい。声は出ないし、足は重いし、心臓は止まらないし(いや、止まったら死んじまうが)とにかく全部がおかしい。

 俺たちは互いに妙な動きをしながら大通りに向かって歩いて行くが、その間、結局俺の心臓は大人しくしてくれなかった。

 






 商業区の大通り。ここはアルカザムの外縁部から中心にあるソルミナティ学園近くまでに直通している道で、商業区の中でも多くの店が並んでいる道の1つだ。


 この大通りをソミアとエナの2人の少女が並んで歩いていたところ、多くの店の店員が彼女たちに話しかけてきた。ソミアもエナも美少女と言える容姿ではあるが、彼らが話しかけてきたのは主にエナだった。


「やあエナちゃん。今日はお休みかい?これでも食べて元気出すんだよ」「エナちゃん。いいお肉があるんだけどちょっと持っていきなさい」「やっほーエナ。マルスのお守りご苦労さん。これあげるから、これからもよろしくね!」


 話しかけてくる人達がいろいろを持たせてくれるので、あっという間に2人の小さな腕の中はお土産でいっぱいになってしまった。



「ふあ~~~。すごいですね。こんなに貰えるなんて……」


「まあ、お兄ちゃんがいつも大暴れするのを止めていたし、いろんなお店をお手伝いしていたらいつの間にかね…………」



 手伝いについてもそうだが、彼女の場合、暴れまわるマルスのストッパーとしての役割も大きい。兄のマルスを止められる数少ない存在として、エナは商業区の人達に頼りにされていた。


「でもマルスさんってそんなに暴れていたんですか?私は気難しそうだけど根はやさしい人だと思いましたけど…………」


「まあソミアちゃんはお兄ちゃんが暴れているところを見たことないからね…………私たちは昔からお兄ちゃんを見てきたけど、いろんな人に所構わずケンカを売っていたのだから。何であんな乱暴者になったのか……ティマさんに酷い事していなければいいけど。」


 いままでのマルスの素行を知っているため、一緒にいるティマの心配をするエナだが、ソミアの方はあまり心配していなかった。


「でも今はそんな酷い事しないと思いますよ。何だかんだ言ってティマさんの事、気にしていましたし」


「そうだけど…………」


 エナはマルスがティマの事を気にしていたのは気付いていたが、それでもやはり不安が拭えない。


 そんな時、大声と共に人の波がこちらに押し寄せてきた。2人は慌てて道の脇に避難する。


「な、なんですか!!」

「ふ、ふえ~~~~~!」


 押し寄せた人達はまるで大地震を予知したネズミたちの様に我先にと逃げてゆく。



「すまん、どいてくれ!!」「きゃああああああ!」「ああ!俺の店が!!」



 道にあった露店や、商品、家畜や荷運びの馬さえも巻き込んで、人の大津波は大通りを蹂躙した。

 気が付くと大通りには誰もいなくなり、開いている店や露店もひとつ残らず無くなっていた。







 マルスとティマは、商業区の中のクモの巣のような複雑な脇道を通りながら、大通りに辿り着いていた。

 この街の商業の中心だけあり、賑やかな店舗や露店が軒を連ねている。その賑わいは数年間この街に住んでいるティマもやや押され気味になるほどだった。


「やっぱり凄いね…………」


「とりあえず、大通りを通って牛頭亭に戻るぞ、うまくいけば途中でノゾム達と合流できるかもしれない。それにアイリスディーナ達は目立つからな。見た奴がいるかもしれない」


 そう言ってマルスが一歩踏み出したとき、彼と近くにあった店の店員と目が合った。



「マ、マルスだ…………。す、すみません。本日はこれで閉店です!!」



 マルスと目の合った店員は突然閉店すると言って店を閉め始めた。それを聞いた他の店も次々と慌てて店を閉め始める。



「すみません!本日はもう商品が無くなってしまいましたので終了します!!」



 まだ商品はまだ棚にたくさんあるのに店を閉め始める雑貨屋のおばさん。



「う、うお、この鍋底に穴が空いてる!こんな不良品売れるか!!! というわけで閉店します!」


 どう見てもしっかり底のある鍋に見えないほどの穴を見つけたのか、店の奥に引っ込む鍛冶屋の親父。



「い、痛い! お腹痛い! 腐った商品売っていたみたいだ……というわけでしばらく休業します!!」


これから先の商売に影を落としそうなセリフを吐いて、病人とは思えない速度で店からいなくなる肉屋の店主。


 周囲の妙な行動は店の店員だけに留まらず…………。



「あ!用事を思い出した!!急いで帰らないと!!」「そ、そうだ!今日妹の結婚式だったんだ!急いで帰らないと!!」「そう言えば今からデートだったんだ!」「なんだか婆さんが危篤な気がする!帰らんと!!」



 さっきまであちこちの店で買い物に勤しんでいた客達も突然我先にと逃げていく。その光景にティマは完全に立ち尽くしていた。まるで潮が引くように自分たちの前から人がいなくなっていく。ただ打ち寄せる波と違うのは、いなくなった人たちはこちらに戻ってこないということだろう。


 マルスが店の一つに歩いて行く。


「あわわわ!い、急がないと……ってわあ!「ガシャン!!」」


 店を閉めるのに手間取ったのか、店の店主が大慌てで商品を片付けようとしているが、逆に商品を倒してしまう。慌てて元に戻そうとするが、その時にはマルスは既に店主の目の前にいた。


「……おい「あ、ああああ!ごめんなさい!ごめんなさい!!お願いだから店を壊さないで!!」……聞けよ、人の話……」


 マルスの言葉を遮るように大声で懇願する店主。あまりの必死さにマルスも完全に毒気を抜かれていた。

 その時、よく効く声が話しかけてきた


「何やってるんですか。お兄ちゃん」

「あれ?突然お店閉まっちゃいましたけど、どうしたんですか?」


 やってきたのはエナとソミアだった。何故か2人は手に一杯のお菓子や食べ物を持っていた。エナの姿を見た店主は救世主を見るような顔をしている。先程までの悲壮感に溢れた顔とはえらい違いだ。


「…………お兄ちゃん。また何かしたんですか?!」


「ハア……何もしてねえよ…………ただ逸れたお前らを見ていないか聞こうとしただけだ……」


 マルスと店主を交互に視線を巡らせたエナはまたマルスが何かしたのではと思い、彼を問いつめ始めるが、マルスの反応は淡白だ。何時もならこちらにも突っ掛かってくるのに、今日の彼は妙に大人しくて素直だ。


 エナはあまりにおかしいマルスに訝しげな顔で見つめる。


(なんだかお兄ちゃん、なんだかいつもと違います)



「…………どうしたんですか、お兄ちゃん?なんだか変ですよ?」


「おれが素直に答えるのがそんなにおかしいかよ…………」


 実の妹にすら変と言われ、さすがに堪えたのか大きく肩を落とすマルス。


「今までお兄ちゃんがやってきた事を考えれば町の皆さんの行動は当たり前だよ。お兄ちゃんがいくつの店を暴れて壊したと思っているの?」


「……………………」


 エナの言葉にマルスは何も言えなくなる。


「………………別に如何こうする気はないんだがなあ……」


 マルスがなんだか哀愁を纏いながら呟く。彼としては胸の中の苛立ちが無くなり、冷静になったところにこの仕打ちである。正直今更ながら自分のしてきた事を痛感して凹んでいた。


「…………でも、あのお兄ちゃんがこんなに素直になるなんて……」


 エナが周囲に聞こえないように呟く。彼女の視線の先にはこちらを心配そうに見つめるティマとその後ろで胸を張って、まるで“どうですか!”と言っているようなソミアがいた。


「ん、なんだ?」


「う、ううん、なんでも。それよりそろそろ夕食の時間だし、お店手伝わないと……」


 マルスが怪訝な顔でエナを見るが、エナは首を振ってそろそろ時間だといった。確かに空は紅く色付き、風は徐々に冷たくなってきていた。


「そうだな……だがノゾムとアイリスディーナがまだ「あ、姉様!!」「ちょ、ちょっと待って!ソミアちゃん!!」……どうやら向こうも見つかったようだな」


 マルスが大きく手を振っているソミアの視線の先を見ると、大道りの向こうから歩いてくるノゾムとアイリスディーナ見えた。


 マルスがやれやれと言うように肩を落とし、息を吐くとソミアを見て微笑んでいたティマと目が合った。マルスと視線が合い、ティマは一瞬目線を逸らすが再び目線を合わせて彼女は微笑む。その笑顔にマルスも自然と笑みが浮かぶ。

 姉の元に向かって走り始めたソミアと彼女を追っていくエナ、マルスとティマはもう一度目を合わせると、お互いもう一度笑みを浮かべて2人を追いかけ始めた。



お待たせしました。

第3章第4節投稿です。

今回はマルスとティマメインのお話。

とりあえず言えるのは“マルス爆発しろ!!!”でしょうか。

それではまた次のお話で。

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