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第8章第44節

書籍版第2巻発売まで後一日!

ということで、第8章第44節です!

 他者とは何か?

 この問いを向けられた時、妾はこう言うだろう。「たった一人の臣下か、挑戦者だ」と。

 ルガトに聞けば、他の者は違うらしく、もっと多岐に渡るという。親、兄弟、肉親、友人、仲間、恋人、敵……。

 妾にはそれはよく分からない。なぜなら、私には親はいないし、血を分けた相手もいない。

 友人もいなければ、敵と呼べるような存在もいなかった。

 ただ、妾を生み出した者はいた。ただ、それが親と呼べるのかどうかと言われると分からない。

 妾が初めて意識を覚ました時に、目の前にいた者。妾に“そうあれ”と望んだ者。

 だがもう会うことは無い。妾が、この手で殺したからだ。


『お前は、我が一族の最高傑作であり、そして終着点。この地に君臨し、同族の為のために戦うのだ』


 その者は、妾が意識を覚まして初めて会ったその日にそう言い放つと、戦いを挑んできた。

そして妾に容易く殺された。感情を抱く暇も与えないまま。

 残ったのは、妾の魔力で凍り付いた城と、吹き荒れる吹雪。そして、親だった者に仕えていた一人の臣下のみ。

 残された私は手にこびり付いた親だった者の血をひと舐めして、玉座に座った。

 そしてそれが、永く退屈な日々の始まり。

 吹雪に閉ざされた城で、臣下が持ってくる血を飲み、時折現れる挑戦者を迎え撃つ。ただそれだけを繰り返した。

 なぜそのようなことを繰り返したのかについては、別に何の意味もない。ただ、それ以外にやることも無かったし、やりたいとも思わなかった。

 ただ、全てが停滞した日々が過ぎていくだけ。

 そんな中で、唯一の妾の楽しみと言えるのが、挑戦者の来訪だった。

 訪れる者は毎度違うが、その度に妾は何とも言えぬ高揚を覚えた。

 ルガトに言わせれば、興味……という感情らしい。

 挑戦者が現れるごとに、妾の中に生まれる感情。それがすぐに消えてしまうのだとしても、妾はいつの間にか、唯一の他者が訪れるのを楽しみにするようになっていた。

 だから、妾はルガトが失敗したと聞いた時、その者にも同様の“興味”を覚えた。

 ノゾム・バウンティス。妾唯一の臣下を下した者。

 その時はまだ、他の挑戦者と同じ興味の感情位しか抱かなかったが、我が城にやって来た胡散臭い鴉がもたらした話が、妾の興味を助長した。


『龍殺し』


 この名を聞いて、昂ぶらないわけがない。

 150年前に、妾に唯一傷をつけた者。それに関わる存在だからだ。

 この瞬間、彼への「興味」は「関心」へと高まる。

 そしてこの街に来て、実際に彼に会って、妾の関心はさらに加速していく。さらには、ノゾム・バウンティス以外にも、妾に“興味”を抱かせる人間を何人も見た。

 これが人間か、これが本当の意味で抗う者か。

 多くの他者(挑戦者)、加速し、増えていく感情。

 彼の血を飲んだことも相まって、無いと思っていた欲が昂ぶり、凍りついて腐っていた妾の心が、新しく生まれ変わっていく。

 だけど足りない、まだ足りない。

 もっと見たい、もっと感じたい、もっと欲しい。

 妾にもっと熱を、滾るような熱を、想いをぶつけてくれ。

 








 迫る戦列。視界一面を覆い尽くす薄布の群が、砕かれたフランシルト邸の瓦礫を粉砕しながら、ノゾムに迫る。

 彼が持つ最大の殲滅技、滅光衝でようやく拮抗できた魔法。それが複数、列を成して襲い掛かってきていた。

 

「すぅ……」


 徐々に迫ってくる薄い巨壁を前に、ノゾムは静かに息を吐いて刀を構える。

 その表情に焦りは無い。瞳孔を絞り、ただ近づいてくる『絶氷鬼の薄衣』を見据えていた。


(出力は相手が上。魔法の展開速度も桁外れ。でも……)


『無銘』に巻きついていた封魂の縛鎖が解け、五色の源素が噴出する。

 まるで間欠泉のように、刀身から溢れ出した源素は荒れ狂いながらも、共に宙を舞う鎖の輪が、即座に噴き出した源素を刀身へと引き戻す。

 鎖の撒きついた『無銘』の刃が滅びの力を宿し、五色に輝く鱗粉を漂わせる。

 そして、あらゆる存在を滅す、龍の一刀が放たれた。


『塵断』


 斬線に沿って飛翔する極細の刃が、ヴィトーラの『絶氷鬼の薄衣』を斬り裂き、炸裂。

 無数の刃と化した源素が、超高密度の魔力で練られた薄布を大きく抉った。

 滅龍の力は、規格外ともいえるヴィトーラの魔力すら、一方的に消滅させる。

 さらにノゾムは刃を返し、次の薄布に再び『塵断』を繰り出していく。


「ふっ!」


 塵断を叩き込み続け、『絶氷鬼の薄衣』の次々に斬り裂いていく。

 一枚目を斬り崩せば二枚目を、二枚目を破断すれば三枚目を。

 あのヴィトーラの魔法を斬り裂くほどの刃を連続で生み出し続けているにもかかわらず、ノゾムに疲弊する様子は見られない。

 今の彼は、無限とも思えるティアマットの源素を完全に制御している状態。集中力が続く限り、彼はその冴えわたる絶技を絶え間なく繰り出せる。


「ち、やっぱり全部は斬りきれないか!」


 だが、無傷にもかかわらず、彼の口元が焦燥に耐えるよう歪む。

 ノゾムの視界の端では、斬りきれなかった『絶氷鬼の薄衣』が、フランシルト邸を囲む『都市隔離結界』に激突している様が映っていた。

 ぶつかった『絶氷鬼の薄衣』と『都市隔離結界』は互いに対消滅する形で、霧散。

 そして、都市隔離結界が一枚、二枚と砕けるたびに、その範囲の街が軒並み灰燼となっていく。


「くっ!」


『絶氷鬼の薄衣』はノゾム最大の殲滅技である『滅光衝』でなければ完全に相殺できないほどの魔法。

 塵断では、どうしても間合いが足りないのだ。


「ほらほら、急がないと妾を倒す前にこの街が完全に……おや?」


 口元を歪めるヴィトーラだったが、直後に目に飛び込んできた光景に、おもわず気の抜けた声を漏らす。

 三枚目の『都市隔離結界』が砕かれた瞬間、既に砕かれているはずの一枚目が再生した。

 怪訝な顔で首を傾しげるヴィトーラだったが、足元を見つめ、すぐに納得した表情で頷く。


「なるほど、龍脈から直接源素を引き出しているのか。それなら、結界を展開する機能が破壊されない限り、何度も再構築できる。壊れることも前提と言うわけか……」


 アルカザムに施された都市隔離結界の特徴は、その強度以上に、優れた再構築能力にある。

 従来の都市に用いられるような物理的な城壁では、一度突破、破壊された際に復旧が絶望的になる。

 その点、『都市隔離結界』は結界の展開機能が壊されない限り、何度でも防壁を作り上げられる。

 また、結界を用いて侵入してきた魔獣の群れを分断できれば、確固撃破を行える。戦術的、戦略手に気も非常に幅の広い運用ができるのだ。

 

「ならば、遠慮はいらんな! お代わりを追加してやろう!」


 さらに引き出される魔力。もはや濁流などという生易しい言葉では表現できない量の魔力が、都市隔離結界内を荒れ狂う。

 水分が凍りつき、析出した雪が、吹き荒れる嵐と共に局所的な吹雪を生み出していた。


「は、はは……おい、冗談だろ?」


「いったい、どれだけの魔力を持っているというのだ……」


 結界を突破してくる余波を斬り裂いていたマルスが、アイリスディーナと共に頬を引きつらせる。

 都市隔離結界を介しても感じ取れる威圧感。まるで深海に押し込まれたような感覚に、アイリスディーナだけでなく、一段階強くなったマルスでさえ、乾いた声を漏らす。

 再度生み出される、『絶氷鬼の薄衣』の戦列。

 ヴィトーラの魔力がさらに高まった為か、新たに生成された『絶氷鬼の薄衣』の数は先程よりも多い。


「これが今の私の全力だ。これならどうす……ごほ!?」


 だが、ヴィトーラが用意した戦列に命令を下す前に、何かが彼女の腹を貫いた。

 それは、細く、鋭く研ぎ澄まされた五色の刃による一突き。

 次の瞬間、ヴィトーラの胸を貫いていた源素の刃が炸裂した。


『芯穿ち』


 炸裂した源素の刃が十を超える『絶氷鬼の薄衣』を穿ち、同時にヴィトーラの腹部に大穴をあける。噴き出していた魔力とともに、展開していた『絶氷鬼の薄衣』が四散した。


「いつまでも調子に乗らせるか……!」


『芯穿ち』を放ったノゾムが地を蹴り、氷の戦列に空いた穴から一気に距離を詰める

 そして、再生中だったヴィトーラの腹に、再び無銘を突き立てた。


「ぐっ!?」


「確かに、お前の魔法は驚異的だよ。威力、殺傷範囲、展開速度。どれも規格外って言葉すら足りない」


 ヴィトーラの魔法は、あらゆる要素が異常だ。

 アイリスディーナの即時展開並みの速度で、ティマ以上の魔法を連続して叩き込んでくる。


「なんの……!」


 走る痛みに彼女は反射的に魔法を使おうとするが、次の瞬間、側頭部にノゾムの拳が叩き込まれた。


「がっ!?」


 脳に走る衝撃がヴィトーラの意識を揺らし、発動しようとしていた魔法が四散する。

 

「だが、それでも“魔法”だ。魔法の構成要素から逃れることはできていない」


 魔法の展開、維持に必要なものはいくつかある。

 まずは魔力だ。エネルギーがなくては、そもそも魔法は発動しない。

 そしてもう一つ、絶対に欠かせないものがある。それは……。


「魔法の維持には明確なイメージと、術者の意思が必要不可欠だ。お前が使う原始的な魔法は特にな……」


「っ!」


 意識をもうろうとさせながら思わず後ろに下がろうとした足を、ノゾムが踏みつぶす。


「ぐっ!?」


「ふっ!」


 痛みに体が硬直し、棒立ちになったヴィトーラの腹に叩き込まれる肘鉄。

『無銘』を手放した右腕で放たれたそれが、彼女の肝臓を破裂させた。

 体がくの字にまがり、彼女の口から鮮血が漏れる。


「ごぷっ……」

 

 魔法は精神の力を使った御業。ゆえに、術者のイメージと意思は、絶対に必要な構成要素となる。

 そして、それこそがヴィトーラの魔法の欠点だった。

 魔法を維持するための『術式』が無いために、術者である彼女の意識が少し乱れただけで、即座に解除されてしまうのだ。


「だから、ちょっと意識の隙間をついて揺らすだけで、お前の魔法は無力化される」


 痛みにヴィトーラの感情が高まり、魔力が反応する前に、ノゾムの拳がヴィトーラの顎をかち上げ、再び彼女の意識を飛ばす。

 脳震盪。脳が揺れることで起こる、意識障害。

 並の打撃では、常に高密度の魔力を纏うヴィトーラの脳を揺らすことはできないだろう。

 しかし、滅龍の力を持つ今のノゾムなら、十分可能。


「下手に斬ったり消し飛ばしたりするより、こっちのほうが効果的みたいだな」


「ぐ、あああああ!」


 ノゾムはその優れた体術でヴィトーラの意識をまともに機能させないまま、一方的に打撃を叩き込み続ける。

 彼女は皇国でも、並ぶ者がいない程の強者である。そもそも、彼女が戦いで痛みを感じたことすら、150年も前のこと。それほどの間、彼女には誰も傷一つ付けることが出来なかった。

 武力だけを見れば、皇国の中でも極めて稀有な事例。

裏を返せば、彼女は対等な存在との交戦経験が皆無ともいえた。

 一方、ノゾムは自らのアビリティが『能力抑圧』だったころから、常に格上との戦闘経験を積み続けている。

 その経験の差が、双方の行動速度に如実に表れていた。


「魔力も練らせない。意識も立たせない。四肢すらも封じて、一方的に殴り続けてやる」


 ノゾムはあらゆる手段で、ヴィトーラの意識を翻弄する。

 手刀で目を潰して視覚を奪い、動揺を誘う。関節を外して動きを制限する。打撃で肺を潰して肉体の反応速度を鈍らせる。

 無論、ヴィトーラはそれらの不調を持ち前の魔力と再生能力ですぐさま治癒する。しかし、負傷時の痛みや感覚の喪失、意識の混濁は避けられない。

 ノゾムの体術が、再生されながらも少しづつ、ヴィトーラの体を打ちのめし、破壊していく。まるで毒のように、じわり、じわりと。

 繰り出される嵐に飲まれた彼女は、なすすべなく飲まれるかに見えた。

 だが……。


「このまま……っ!?」


 背筋に走る悪寒に、ノゾムは反射的に腹に打ち込もうとした拳を引っ込める。

 次の瞬間、ヴィトーラの腹から、鋭い羽根が複数生えてきた。

 肉を斬り裂き、ミシミシと骨を軋ませながら出現した鋭い翼が、ノゾムの拳を浅く裂く。


「これは、蝙蝠の翼!? ちぃ、吸血鬼の異能か!」


 意識を飛ばそうと、ヴィトーラの側頭部に拳を振るう。

 しかし、肩から生えた翼の皮膜が、ノゾムの打撃を受け止めた。

 自らの肉体を蝙蝠に変化させる。これ自体は、吸血鬼の中でもごく普通の異能だ。実際に、彼女の配下であるルガトも同じ異能を使う。

 ただ、その変容が異質だった。己の体の一部だけを変化させている。


「く、はぁあああ……。これは、痛かったぞ……」


 ノゾムの攻勢が止まり、瞬く間にヴィトーラの意識が回復する。

 そして回復した彼女は、右手を振り上げて肥大化。複数の蝙蝠の翼が生えた巨大な腕へと変えると、そのまま薙ぎ払ってきた。


「くっ!?」


 反射的に屈んでヴィトーラの薙ぎ払いを避けるも、ヴィトーラの体から生えた翼たちが独立した動きで頭上から襲いかかる。

 その翼面は鋼鉄の剣のように鋭く、鈍い輝きを抱いていた。

 地面ギリギリまで腰を落した状態のまま体を滑らせて迫る翼の群を避け、ヴィトーラの胸に突き刺したままの『無銘』を引っ掴む。


「ふっ!」


 ザンッ! と、彼女の腹から脇腹にかけてが、一気に斬り裂く。


「ごふっ! っはああ!」


 裂かれた腹から内臓を溢しながらも、瞳に隠しきれない興奮の色を滲ませ、ヴィトーラはさらに己の体を変容させる。

 左腕も複数の蝙蝠の翼が生えた巨腕へと変容させ、さらに背中からは一際大きな二対の翼を生やす。

 そして無数の翼が、四方八方から一斉にノゾムに襲いかかった。


「ちい!」


 刃と化して迫る無数の翼を前に、ノゾムは反射的に後退しながら、思わず毒吐く。

 このままでは、天秤が一気に吸血姫へと傾いてしまう。

 そうはさせないと、ノゾムは全力の『塵断』を放ち、ヴィトーラの翼を千々に斬り裂きながら再度距離を詰めようと踏み込む。


「はああ!」


 塵断で生み出した隙間に滑り込むも、斬り裂いた翼群はすぐさま再生を終え、再びノゾムの視界を埋め尽くす。

 剣山のごとき翼群を前に、ノゾムは全力でティアマットの力を引き出し、刀身へと注ぐ。

 五色に輝く刃を振るい、翼の群を薙ぎ払い続けるも、翼刃の群れは徐々にその圧力を増していく。

 既にヴィトーラの魔力は外界にも影響を与え、今ではただ放出されるだけで空気を凍らせ、物理的な圧力すらともなっている。


「ぐっ!?」


「いいぞ、まだまだ、まだまだだ!」


 まさに天井知らず。

 無銘を介して返ってくる感触が、強くなっていく。

 滅龍の力を宿した刃は、ヴィトーラの超高密度の魔力も異形化した肉体ごと斬り裂くが、少しずつ増していく抵抗に、ノゾムは奥歯を噛み締める。

 今もまた、ヴィトーラの肥大化した右腕を斬り飛ばした。しかし、傷口から噴き出した血と魔力が、斬り飛ばしたはずの右腕を即座に繋げてしまう。


「いったい、どれだけの魔力を持っているんだよ!」


「はは、分からぬよ! 妾も、ここまで己の魔力を引き出したことは無いのだ。肉体変化すらもな! 己の全力を震えることが、こんなにも心躍るものだとは思わなかったぞ!」


 ヴィトーラが今一度、大きく右腕を振り下ろす。


「今まで妾を本気にさせた者はいなかった、傷を負わせる者すら稀だった、誰も彼もが、直ぐに私の前では跪き、そして二度と現れることは無かった!」


 変貌した巨碗と共に打ち込まれた魔力が地面を吹き飛ばし、地面を大きく陥没。衝撃波が走り、二人の間合いが開く。


「お前はどこまでできる? どこまで妾を昂らせてくれる? さあ、お前の全てを見せてくれ!」


膨大な魔力を注がれ、変化した左腕が、後退したノゾム目がけて突き出される。


「邪魔だ!」


 突き出された巨碗を『芯穿ち』で粉微塵に粉砕しながら、ノゾムが再び間合いを詰めていく。


「シィィィィ!」


「はああああ!」


 すぐさま振るわれる刃と翼腕。

 塵断と腕撃が激突し、衝撃波が砕かれた肉片と周囲の土くれを吹き飛ばす。

 絶妙なバランスで拮抗する戦いは、周囲に破壊をまき散らしながらも、さらにその苛烈さを増していく。

 まるで、急斜面を転がり落ちる岩のように、破滅的な加速へと向けて。

 



いかがだったでしょうか?

今回は少し短め。明日投稿する第45節と合わせて、対ヴィトーラ戦中盤となります。

そして、書籍版第2巻もよろしくお願いします!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新待ってました~! [一言] ……確かに前話が序盤と言っていい規模の戦闘です 姫さんエゲツナイ
[一言] ずっとまってました。
[一言] スキルで力の封印を出来ないかな?
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