表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/105

第80話 スカイオークとオークゾンビ

 12階層は、草原だった。

 敵はハングライダーみたいなのに乗ったオーク。


「あれって何オーク」


【スカイオークだな。通常のオークは重いが、半分も体重がないらしい】

【ここまでは攻略しているんだな】

【配信で見たことがある】

【スカイオークはスピードがあるから、落としても動けるとそれなりに強敵】


 スカイオークは爆弾を落としてきた。

 俺は鉄パイプで打ち返す。

 シロガネが爆弾を咥えたくてうずうずしてる。

 駄目だよ。

 待てと言って、伏せさせた。


【さすがおっさん、防御は大丈夫そうだな】


 ボウガンの矢が当たり始める。

 軌道が読みやすいからだな。

 弥衣(やえ)達がやれるのなら、レールガンを出すのは無粋だ。


【ヤエちゃん凄い】

【ハングライダーならそんなものだろ。アイアンクロウだったっけ、あいつの方が強敵】


 奴らのハングライダーを見てみると、植物だった。

 でかい葉っぱというのがひったり来る。

 爆弾の残骸を見ると木の実だった。


 人工物ではないんだな。

 遠くに何やら変わった樹が見える。

 あそこがスカイオークの基地らしい。

 その樹の葉っぱはハングライダーになっている。

 爆弾の木の実もあれに生っているのだろうな。


 俺達はどんどん基地まで近づいた。

 空からではなく、樹から直接爆弾が飛んで来るようになった。

 もちろん全て打ち返した。


【この要塞が制覇できなくて、撤退したんだよな】

【ここより奥へ行った奴はいないの】

【俺が見た配信ではな】

【おっさんはどうするかな】


 基地の大木に近づくと、俺は鉄パイプで幹を連打した。

 削られていく大木。

 その間にも爆弾は落ちてくる。

 大木に掛かりっきりになると上の防御がおろそかになる。

 ちょっとしたゲームだな。

 面白い。

 鼻歌を歌いながら攻略する。


【スカイオーク涙目だな】

【おっさんの連打には敵わない】


 やがて、メキメキという音がして大木が傾き始めた。

 俺達は下敷きにならないように、逃亡。


【倒れ始めたな】

【大木が倒れるのってワクワクする】

【それにしても樹を倒しちまうとはな】


 大木は轟音を立てて倒れた。

 スカイオークの残党が200体ぐらいの群れになって俺達に襲い掛かってきた。


「数がいても関係ない」


【よっ連打最強!】

【そうなるよな】


 鉄パイプで手あたり次第、スカイオークを殴る。

 弥衣(やえ)達はマシンボウガンで応戦していた。

 シロガネはうっぷんを晴らすように噛みつきまくっている。


 楽勝だな。

 10分もしないうちにスカイオークの群れは全滅した。


 こうなると残りの基地は作業だな。

 もっと楽にやれないか。

 やっぱりレールガンか。

 いいや弥衣(やえ)達の活躍の場も作らないと。


「次からは私達が酸で樹を削る。(すぐる)は爆弾だけに集中して」

「よしそれでいこう」


 それからは効率的に基地を潰せた。


【普通、樹を切ったりしないよな】

【おっさんだから】

【じゃあどうやって攻略するんだ】

【簡単な砦を作って数をちまちま削る】

【そんなのつまらん】

【一振りで全て殲滅】

【そこまでのパワーはないだろ】


「おっ、ボス部屋だ」


 ボスはロケットオークだな。

 ロケットを背中に背負っている。

 ロケットオークは物凄い勢いで突進して来た。

 手には盾を持っている。


「よし、来い。どっしゃらぁ」


 ロケットオークの盾に鉄パイプを叩きつけた

 ロケットオークはミンチになった。


【出会いがしらの衝突】

【オークはパワー負けだな】

【こうなると思ってた】


 次の13階層は墓場。

 オークゾンビのお出迎えだ。


 この階層は嫌だな。

 臭いし、じめじめしてる。


 鉄パイプで殴ると腐汁が飛ぶ。

 火魔法使うか。


 10メートルぐらいの火球を少し浮かして、それを先頭に進む。

 前から寄って来るゾンビは黒焦げだ。

 側面と背後は弥衣(やえ)達が酸の水鉄砲で守っている。


【火球のローラー作戦か。おっさんのレベルなら魔力は尽きないのだろうな】

【レベルいくつよ?】

【10834、ドラスレチャンネル情報】

【それは魔力が尽きないな。更に寄生した分も加わるのか】

【さっきから映像が炎しか映してないんだが】

【背後を担当してる、ヤエチャンネルがお勧め】

【追いすがってくるゾンビに酸を掛けているだけじゃないか】

【たまにシロガネが炎を吹くぞ】


「よし、見せ場を作ってやる。火球よどこまでも転がれ」


【おー、焦げた道が出来た】

【この上を歩いて熱くないの】


「熱い道を歩くのは嫌よ。次からはしないで」

「さーせん」


【やーい怒られた】


「今のは地面を転がしたから失敗した。次は飛ばす」


【ゾンビが一斉に伏せて、無傷だったりして】

【やつらにそんな知恵はないだろ】


「そんなことを言っている間に、ボス部屋だ」


 ボスはオークリッチだった。

 関係ないね。


 ローブを着て杖をもった骸骨のオークを一撃。

 オークリッチはバラバラになった。

 復活はしないらしい。


【お疲れ】

【おつ垂れ】

【おつ晴れ】

【おつ枯れ】

【おつ茶れ】


 お疲れ様。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
話も読みやすくて主人公の心の中の描写がとてもわかりやすくて読んでいて楽しいです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ