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《第六封の手紙》
《第六封の手紙》
ベルが完全に消滅した後、アルファはクッションの山へ向かい、チャーリーを優しく揺り起こした。
チャーリーは目を擦りながら起き上がり、一通の手紙を置いた。
「さあ、行きなさい。ベルを待たせてはいけないよ」アルファは優しく囁いた。
チャーリーは嬉しそうに頷き、次第に消えていった。
空間に静寂が戻る。
『ありがとう! これでずっとベルと一緒に遊べるよ。
それから、さっきの知らないお兄ちゃん。理由はわからないけど、お兄ちゃんはとても優しくて、いい人だと思ったよ。
だからそのお兄ちゃんにもありがとうって伝えてね!』
「どういたしまして」アルファは冷たく笑った。
そして皮肉を込めて惜しむように呟いた。「『知らないお兄ちゃん』、か。ダニー、お前は一体、誰を守っていたんだろうな?」
……
空間が消滅し始めた時、アルファの手に一通の手紙が不意に現れた。
やはり封筒はなく、粗野な文字で書かれていた。
『死ね! 陰険面無し男! よくも裏でコソコソ小細工しやがったな! これがお前の美学だってんなら、俺様はとことんやり返してやるぜ! 覚えてやがれ! クソアルファ!』
アルファは相変わらず冷笑を浮かべ、その脅迫状を捨てて、空間を後にした。




