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《第五封の手紙》

《第五封の手紙》


「芸術だ! 美しい! 最高に美しいぜ!」ベルは目を見開き、戦慄した直後、天を仰いで狂ったように笑い出した。


アルファはわずかに微笑を浮かべて彼を見つめ、低く囁いた。「さて、お前をどう処理しようか」


「俺様はとっくに狂ってるんだよ! 最高に理知的な狂気だ! ハハハ!」ベルはさらに笑う。


狂笑が響き渡る。突然、彼の体が消え始めた。


「クソが! 何しやがった!? なぜだ? お前、また何を……この陰……」


言葉が途切れ、音は突然一時停止ボタンを押されたように消えた。空間に静寂が戻る。


アルファはゆっくりと立ち上がり、クッションの山へと歩み寄った。


……


時間は少し前に遡る。別の空間、白黒の市松模様の床。


違うのは、多くの倒れたおもちゃ箱とおもちゃが散乱し、クッションが無造作に置かれていることだ。


そこには二人しかいなかった。


クッションの山で転がっていたチャーリーが、いつの間にか目の前に立っていた男を見上げ、不思議そうに尋ねた。「どうやって入ってきたの?」


アルファは微笑んだまま答えない。


チャーリーは男を凝視し、首を傾げて問い詰めた。「おじさん、誰?」


アルファは微笑んだ。「俺は俺だ。呼びにくいなら、アルファと呼んでくれていい」


チャーリーは困惑して、問い続けた。「どういう意味?」


アルファは答えず、唐突に問いかけた。「ベルのことは好きかな?」


チャーリーは首を傾げた後、大きく頷いた。「大好き!」


「ベルと永遠に一緒に遊びたい?」


「うん!」チャーリーはまた大きく頷いた。


アルファは悲しげに、それでいて誠実に言った。「でも、ベルはもう君とは遊びたくないんだって。どうしようか?」


「どうすればいいの?」チャーリーは焦って聞き返した。


「彼を連れて行けばいいんじゃないかな?」アルファは微笑んで言った。


「どうやって?」


アルファの笑みが深まった。「彼を連れて行きたいかい? ベルと一緒に、二人でどこかへ」


「うん! ベルを連れていきたい! 二人で一緒に行く!」チャーリーは笑顔になった。


アルファもまた、満面の笑みを浮かべた。



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