Illustration Archive
【イラスト集・記念特別回】残された記憶(Your Last Seen: Memorial)
読者の皆様、これまで『Your Last Seen』を最後まで追いかけてくださり、本当にありがとうございました。
完結の記念として、本作の4つのアーク(章)を彩ったビジュアルアーカイブと、彼らの物語の軌跡をここに書き残します。
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■ 第一章:窓の境界線(Your Last Seen: Forever)
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すべては、あの静かな夜から始まった。
暗い部屋、淡く光るスマホの画面、そして窓の向こうに広がる異国情緒あふれる街並み。
すぐ近くにいるような気がするのに、決して触れることのできない距離。あの夜の「君との最後の接続」が、まさか永遠の始まりになるなんて、その時の僕はまだ気づいていなかった――。
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■ 第二章:途切れた秒針(Your Last Seen: typing...)
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深夜00:17、街の片隅。無数のスケッチと本に囲まれた部屋で、彼女は一人戦っていた。
デジタルペンを握る指先がどれほど冷たくなろうとも、その瞳は画面を見つめたまま。
床に置かれたスマホは、いつまでも『typing...(入力中)』のまま明滅を繰り返している。
「もし私がいなくなっても、このメッセージだけはどこかに残りますように――。 レイ」
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■ 第三章:僕たちがここにいる理由(Your Last Seen 3: The Reason You're Still Here)
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プロトコルが発動し、僕は無数のサーバー群の前に籠もった。青と赤のネオンが、残り「00:00:47」という非情なシステム警告を映し出す。
暗号化の嵐の中、ついに画面へ表示された『READ(既読)』のステータス。
実のところ、エラーコードの隙間に輝いた最後の言葉――「MAKASIH」。
22:58:41。その瞬間、僕がこの世界に残り続ける理由が分かったんだ。
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■ 第四章:永久のオフライン(Your Last Seen 4: OFFLINE FOREVER)
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『Status: offline (forever)』――遺されたネットワークは、完全に遮断された。
データアップロードは100%完了し、彼女の軌跡はメモリアルアーカイブへと格納される。
物として、僕の手元にあるノートPCの画面に映るレイのスケッチは、消えたりしない。この手に抱えた『立花玲 作品集』も本物のままだ。
君が送ってくれた言葉は、最後の瞬間まで、ちゃんと届いていたよ。世界は、君を覚えている。ありがとう、立花玲。それじゃあ、またね。――直也
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■ エピローグ:歩み出す世界(THE END - 裏表紙)
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気がつけば、僕は新宿駅の喧騒の中に立っていた。
夕日に染まる高層ビル群の間を、一本の電車が通り過ぎていく。僕は彼女の遺した作品集を、強く腕に抱きしめた。
現在の接続ステータスは『LIFE: CONTINUING...(人生は続いていく)』。
僕はすべての記憶を胸に、これからもこの世界を歩いていく。信号は、消えない。ただ、届くべき場所に、届いただけだから。――N
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これにて、『Your Last Seen』の全ビジュアルアーカイブの公開を終了します。
直也とレイの旅路を、全4巻にわたり一緒に見守ってくださったすべての読者様に、改めて心からの感謝を。本当にありがとうございました!




