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勇者は学校で本を返したい  作者: 雲丹屋


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20/21

【登場人物紹介】(ネタバレあり)

ネタバレを含みます。

本編をお読みの後でお楽しみください。

■安藤清司 (あんどうせいじ)

高校2年生。

地方都市で祖父母とも同居の平凡な趣味人。

ちょ〜っと偏った知識を広範に嗜んでいるが全部雑学レベルなので、秀でた一芸は特にない。

気遣いはできるが、気が利いているかどうかは別問題、という悲しい欠点のせいで女子との交際歴はなし。


「うるせえ。ロマンスは守備範囲外なんだよ!」

「プライドが高いから、負けそうな戦いからは先に戦略的撤退をするタイプ」

「うぐぅ」


■常磐木愛美 (ときわぎまなみ)

安藤のクラスメイト。

ショートボブの元気な女子。

背はやや小さめ。表情がくるくるよく変わる。

クラスでは平均的で可もなく不可もない感じだが、実は趣味でファンタジー小説を書いているらしい。

普通に接している分には気さくでさっぱりした言動の女子だが、多分コイツは一歩踏み込むと重いタイプ。


「ヤバい奴と関わっちゃったなぁ」

「ちょ、なにそれ!? 安藤くんにヤバい奴認定されるとかありえないんですけど」

「おう、喧嘩か。メーカー希望小売価格で買おうか」

「喧嘩に定価設定するメーカーはヤダなぁ」


■マナ

マナステラ・エイフィロシア・アイゾーン

魔法使い見習い。

野暮ったいローブ、髪型は精一杯がんばって三つ編み……という洒落っ気のなさ。

才能はあるがやる気にやや欠ける。激励とご褒美に弱い。

魔女の秘蔵っ子。無尽才。


『やればできるってのは、やらなきゃできないってことだからな』

「むぅ」

『口を尖らして不満そうな顔をするな。むくれても可愛いのは元がとてつもなく可愛い奴だけだぞ』

「じゃあ私かわいい?」

『な・ぜ・そ・う・な・る』

「さっき、かわいいってちょっと思ったでしょ」

『おうぐっ…………思ってない』

「やーいやーい」

『コイツくっそ腹立つ〜』


「仲いいなお前達。じゃれてないで修行せい」


■お師匠様

岸辺(アショア)の魔女

市井の出ながら14歳で魔術師の塔入りした才女。彼女を見い出した老魔法使いが身罷ったのち、魔術師の塔の勢力争いの犠牲となり、王都を去った。

この世と異界の境界を覗く者と畏怖されたことから岸辺の魔女と呼ばれる。


「おか……」

「私のことは師匠と呼べ」

「はあい」


■タマネギ1号

シェアラファルシェル・ヴァルガード・ラベルヌアーチ

王国でも最高位の貴族家の次男。文武両道だが魔法の才にも恵まれ、一時は家督相続の揉め事を嫌って魔術師の塔入りをしていた。しかしそこでも政治闘争と権力争いの種にされた。

デキが良すぎるせいで自分も周囲も幸せになれない青年期を過ごす。苦労と心労が板について結果的に図太くなった。

魔術師の塔を出て、武官の道に進み魔法騎士団を組織して出世する。

眉間に縦皺が似合うイケおじ。


『アッシュブロンドって言うとカッコいいけど、その髪は実はちょっと白髪混ざってるだけじゃないの?』

「誰かこいつをつまみだせ」


■2号

できる副官。

麦わら色の髪の爽やかイケメン。

要領が良く常に余裕があるように見えるが、尊敬する上司を守るため、日々奔走している。

国のためではなく閣下のために働いていると胸を張っていうのは王国の武官としては間違っているが、その上官が道を違えない人なので無事に済んでいる。


■3号

貴族出身の武官

1号の実家の寄り子にあたる貴族家の嫁の従姉妹の夫の血の継らない弟の伯父だかなんだか。


■トラさん

魔王事件の首謀者。

エラの張った四角い男性的な顔。太い眉の眉頭にイボがある。

上流貴族の大派閥が幅を利かせる魔術師の塔が一強の魔法使いの世界で、世俗の金と王宮での政治活動でのし上がった異色の魔法使い。権力志向は諸々のコンプレックスの裏返し。才の使い方も使われ方も間違ってしまった男。得意技は逆恨み。


■ゴリ

シャービルニグジェーダム・ドルエドゥラブ・ハバフラグル

剛力魔法使い。

脳筋ではなく魔法使いとしても実力はある。……が、いかんせん筋肉な見た目のインパクトが強い。魔王事件の後、衰弱した肉体を復活させるため、"生命の水"の入手を画策する。

(生命の水編に収録)


■大魔導師シャービルニグジェイドゥ

伝説の大魔法使い。

虹色に輝く"賢者の石"を入手し、異界との扉を開き、超越者から人以上のものの叡智を授かったと言われている。

魔導師と呼ばれるほどの魔法使いがいなくなった世でも、"賢者の石"を見つけ、彼の者の霊を復活させれば、あらゆる望みが叶えられ不可能事も可能になると信じる者らもいる。

(賢者の石編に収録)


※上記で言及されている参考文献は未発行です。



ーーーー

「色々、不穏なんだけど……」

「大丈夫! ピンチの時には勇者が現れて世を救ってくれるのよ」

「ちょっと待って。まさか2巻以降も魔法陣が付録に付いてたりする?」

「ネタバレは言わなーい」

「おいぃ〜!」


今度から常盤木愛美の本を読む前には、図書館で借りた本は先にきちんと返しておこう、と心に誓った安藤だった。

本作の外側でも安藤とマナは引き続き元気にワチャワチャしていきます。


お付き合いいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
やっぱり登場人物紹介がなくちゃね!です。 コレだけで丼飯3杯はいけますよ。 トラさんがトラさんのまま本名不詳なのが哀れを誘いました。 VRゲームも真っ青のリアリティ溢れる没入感の約束された小説だ…
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