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第八話 「容赦のないマカロンと秀逸な豚バラ肉」

第8話 「容赦のないマカロンと秀逸な豚バラ肉」


―――プライベートからノンプライベートまでを追及する文中インタビュー、今日は少し久しぶりにウルルンさんとエリさん揃ってご参加いただきました。今日こそ建設的な話しをどうぞよろしくお願いします。


「相変わらず真面目なの真面目じゃないのかわかんねぇスタートだな」

「うちは少しはインタビュー慣れしてきたんとちゃうかなと思う今日この頃です」


―――そういえば二人はプライベートではお会いになったするんですか?


「ベターな質問だな。たまに会うよな、最初プライベートで会った時水族館行って、遊園地も行ったことあったな、後は大体渋谷とかでのんびりしてるよな」

「こういうのってどこまで話してええんかなーとか言ってワイワイ騒ぐのが女子高生っぽいやんな」

「女子高生って何年前の話しだよっ!って年齢非公開だったか・・・、スマンここはカットでお願いします」


―――すみません、面白そうなので訂正は受け付けません、続きをどうぞ。


「おい、内部告発すんぞ、身分バレとんやぞ!!」

「あかんよウルルン、身内を否定したら。今更隠すような事やないやん、ウルルンだってこれで安心してスーハーできるやんか」

「そのスーハーって表現やめろって、普通にタバコ吸ってます何が悪いですか?この野郎であたしはいいんだよ」

「うん、その方がウルルンらしいね、うちは好きやで」

「ちょっ、何の話ししてるんじゃっ!! そんなことはいいやろがっ!! とりあえず、年齢の話しはこれで終わりやぞコラ!」

「隠語って難しいなぁ、もっといい表現ないやろか・・・」


―――それじゃあ年齢の話しは置いておきまして、外出先の話しなどを教えてください。


「水族館行ったときイルカショーでウルルンスッテンコロリンしとったよね」

「マジでお前の言語昭和並みに古いな」

「“秀逸”って言ってほしいんやけど」

「“逸脱”だろどう考えても」

「そんなんあかんで・・・、うまく言い切ったもん勝ちみたいな世界は・・・、うちが許さへんで。ウルルン地面這いずり回るからめっちゃイルカに好かれとったやろ・・・、イルカと交流する中でどんどんヌルヌルになっていくウルルンを見てうちは・・・・・・っっ?!」

「おいやめろ!! 勝手に話し作り替えるなってんだ!! 勝手な妄想して興奮するのだけはやめろ!!!」

「ふぅぅ・・・、ちょっと子どもにはデリケートな話しやったかな・・・」

「こんなの子どもは見てねぇけどな・・・」


―――楽しそうなデートを満喫しているようですね。普段は渋谷などに行っているということですがどのように過ごされてるんですか?


「全然デートじゃねぇー!! あんなの災難だぞ」

「そう言うてくれても一緒に居てくれるからウルルンは優しいんやで」

「仕事上の付き合いです」

「ウルルンが丁寧語やら敬語使ったっ?!!」

「もういいやろ、この話しもループしそうだ。でも渋谷行っても特別変わったことしてねぇよな」

「カラオケ行くとかタワレコ行くとか・・・、適当に店回るか喫茶店でのんびりするかやね」

「貧乏だからな」

「それに尽きる!! 給料を上げてください!!! うちはそれだけで十分です」

「おい・・・、インタビューで催促するなよ・・・・・・」


――――えぇ・・・、そろそろお時間がまいりましたのでこれにてインタビューを終了とさせていただきます。


「ウルルン、今日はこの仕事終わったらラスト5分前の電話の後に歌う最後の曲を何にするか考えにいこな」

「いかねぇよ、今日は帰って溜め撮りしたドラマを見るからなっ!」

「えっ・・・、ハメ撮り??」

「――――お前だけは絶対殺すっ!」


―――大変なことになっていますが、次回こそは建設的な話しができればと思います。ありがとうございました。


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