第二六話 「サイコメトラー内紀美の奇妙な挑戦 被験者:ウルルン」
ただ一度の出番しかない新キャラ登場ww
第26話 「サイコメトラー内紀美の奇妙な挑戦 被験者:ウルルン」
―――今回は、ラジオに待ちに待ったゲストォォ!!が来ております、ということでそれを記念いたしましてインタビューをしていきたいと思います。
「完全にラジオの焼き直しやと思うんはうちの気にせいやろか・・・?」
「田村さんはしゃべりたがりなんだよ、っていうのは表向きで単に趣旨に反するからラジオの模様を伝えらんねぇってだけなんだよな」
「それは言っちゃいかん約束やで、最初からこうでもせんと無理のある話やねん、細かいこと気にしたあかん!」
「てか田村さんテンション上がりすぎじゃねぇのかっ!」
「もううちらに飽き飽きしてもうたんやろ・・・、変態さんやからなぁ」
「ファンだもんな、美人声優で有名というあたしらにはない才能を持っていて・・・」
「ホンマに、会えてよかったね、田村さん」
―――二人して誤解を招くような発言はやめてください。。私は純粋な気持ちで尊敬しているのでありますし、そのような不快な感情を網羅しているわけでは・・・。
「すげぇ言い訳だな」
「普通にしとったらええのに、なんでそんな無理に動揺して言い訳じみたこと言うとんや」
「こりゃ真性だな」
「神聖帝国?」
―――悪ふざけはやめてください、さすがに待たせすぎですよ、それではご紹介します、内紀美さんです。
内紀美「どうも内紀美です、ご無沙汰しております」
ウルルン「ファンの数が十倍くらい違う凄い方です、こんな所に来ていただいていいのやら・・・・・・」
エリ「ウルルンが敬語使っとる、珍しいこともあるもんやで」
ウルルン「そういうエリは平然としてんな」
エリ「実は知り合いやからな、ここでは言えんけど」
内紀美「ですね、若い頃はなんとも無茶なことを・・・」
エリ「今でも十分若いがな・・・、うちと一つしか変わらんのに・・・」
―――でも前のエリさんとのラジオ共演は驚きましたね。
内紀美「エリの危機だと伺ったものですから、楽しそうなラジオしてるみたいでしたし」
エリ「うちも一人ばっかりは疲労困憊になるさかい、内ちゃんに頼んだわけや、想定通りの壊れっぷりで嬉しい限りやったんやけどな」
ウルルン「こんな綺麗な声から・・・・・・、目の前に迎えただけで脂汗が出てくんぞ」
内紀美「ただのサイコメトラーですよ、能力もB++ですね、それほど特異な能力もありませんけどね」
ウルルン「ひぃぃ・・・、もうすでに発言がおかしい」
エリ「はじまりおったみたいやな・・・、手始めにウルルンの未来でも見てもらおうか」
ウルルン「待て待てっ!! あたしはそんな占いだかよくわかんねぇ能力は信じねぇからな!! そんなこと急に言われても困るっての!!」
―――あらあら・・・、ウルルンさん早速魔狂気に犯されてますね、その不安は早急に取り
わないと大変なことになりますよ。ホントにね。
ウルルン「こらぁぁ!! 不安をかき立てるようなことを言うんじゃねぇ!! 意識してなくてもなんか緊張すんだろ」
エリ「ほぉぉ、ウルルンもこの部屋に漂う沼気が見えてきたんか? 感じるやろう?沢山の影が興味深そうにウルルンの事を覗いとるで」
ウルルン「やめろっぉぉ!! お願いだから!! 気味が悪いぃ!!」
エリ「それやったら、素直に内ちゃんの干渉を受けなや、何も怖いことあらへんから、未来のことは知っとって損はないやろ? それにそういうのはウルルンは信じへんのやろ? 聞き流したらええやないか」
ウルルン「わかった!わかった! そんな追い詰めるような言い方しなくていいっての!!」
エリ「ふふっ、納得したみたいやな、ほな、内ちゃんやったって、遠慮せんでフルパワーでやったってええからな」
―――これは面白い展開になりましたね、内紀美さんどうぞよろしくお願いします。
内紀美「それでは覗かせていただきます。決して動かないでくださいね、周りの霊達に乗り移られる危険性があるので。
ウルルン「は・・・、はいぃ・・・」
内紀美「アンリミカルボーイストクレイアルミティレイユソレカミトレフユイヌ・・・・・・イフジユナリュクリュエラレブルオ・・・・・・ストフユイバムロカガリブルユサイブルフ・・・・・・クレフレイウアンブレフイア・・・ストレフカドレイアンドルレ!!!!!カーンスレフル!!!カァァァァァァァァァッッッァァァアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアァァアァアxkyhrwmyklhfdrbvzyrッッッッッツ!!!!!!!!」
“はい、見えました”
ウルルン「・・・・・・・・・・・・」
エリ「ウルルンは意識を消耗して、眠ってしもうたみたいやな」
―――相変わらず意味不明で素敵ですね。
内紀美「彼女はもう生涯の相手と出会っているようですね」
エリ「なんやて?! ホンマかいな」
内紀美「コーンサレスが十字法右肩左を指していてエレフレリスの護符が47%集点を示しておりますので、ほぼ間違いないかと」
エリ「全然言ってることわからへんけどな」
内紀美「彼女は子どもの名前をレオナルドにするかゴルバチョフにするか悩んでいるそうですが、一度流産しますので、そのショックで夫に名前をゆだねてしまうようです」
エリ「これは酷い!!!」
―――ごめんなさい、準備してたのに腹筋が崩壊しました。
内紀美「後、数年後念願の外車を購入するようですが訳あってアラスカの海に沈めてしまうようです、これは来年までにローマとスロバキアとギニアに行かなければ回避できますが」
エリ「要はどう頑張ってもウルルンは外車が買えないわけやね」
内紀美「ちなみに三番目の彼は30代後半から熟女好きに目覚め、夫は緊縛プレイをしたくてロープとロウソクを部屋に隠し持ちますが掃除の時に捨てられてしまうようです」
エリ「夫可哀想すぎる・・・・・・」
内紀美「後彼女のバストのピークは26歳のようです」
エリ「そないか・・・、ということは子ども作るんは意外と遠い話しやないかもしれ・・・、いやそもそも子どもを作る可能性は・・・・・・、その前に、今のバストが何センチか内ちゃんわかるんかいな?」
内紀美「87センチですね」
エリ「グッジョブ!!! 相変わらず能力に狂いはあらへんな」
内紀美「これぐらいは2,3年も訓練すれば出来ますよ、ウルルンさんが敏感な方で助かりました、もっと時間があれば、具体的なことまでわかりますけどね」
エリ「う~ん、まぁウルルンも寝てしもうたし、今日はこれぐらいでええやろ、うちは満足やし」
―――私も、内紀美さんの能力が見れて感無量です、お見それいたしましたっ。
内紀美「そうですね、さすがに二人の見ている前では疲れました、今日はこれぐらいにしましょう」
エリ「相変わらずのクォリティーやったね、ようわからんけどありがとうやで」
―――本日はわざわざインタビューまで参加していただきありがとうございました。
内紀美「いえいえ、私で宜しければいつでも参上いたしますよ」
エリ「後はまぁ・・・・、この眠っとるのをなんとかして起こすだけやな」
―――とんでもない災いですね、私は知りませんよっ。
内紀美「ふふふっ、もう少しこの状況を楽しみましょう」
エリ「ホンマ・・・、悪魔の使いやないやろな・・・・・・」