第一八話 「10代賛歌、20代もっこり」
お便り編後一話くらい続きます。。。
第18話 「10代賛歌、20代もっこり」
―――引き続きお便りが届いておりますので、残業する気持ちで処理していきましょう。
「現在午後9時・・・・・・」
「早く家に帰せよ・・・・・・」
―――まぁまぁ、お二人なら心配してませんよ。
「どういう意味だコラ!!」
「うち握力ないからはよ帰らないと困るんやけどな」
―――場合によってタクシー代出るので大丈夫ですよ。
「あたしは使うはずにその金でCD買うぞ」
「えっ・・・、じゃあうちはトイレットペーパーとコシヒカリを買って帰るわ」
「庶民的だなエリ」
「今月結構キツイんやわ・・・、ちなみに先週のタクシー代も生活費に回りました」
「怪しいじゃねえか・・・、今夜は追及だなっ」
「ウルルン、何もうちはやましいことあれへん、隠し事なんて万に一つもないで」
「じゃああたしの家からプリンが消えた理由を少し答えてもらおうか」
「コウノトリが食料に困ったんやろ」
「誰がコウノトリだってぇぇ!!!?」
「首を絞めんとって~! それだけはやめて!! 死んでまう!!!!」
―――そろそろ一通目のお便りに・・・。
「うち、なんでこんな時間まで残されとんのかわかったわ・・・」
「あたしもさすがにこれはひでぇと思ったとこだ」
―――ユートピアはラブプラスさんからのお便りです。お二人は子どもの頃はどんな子どもでしたか?
「廃人やな」
「質問はまともにしてやがんのになんでこんなに変態臭ぇんだよ」
「うちは・・・そうやなぁ、ルービックキューブばっかりやっとったかな」
「何一つイメージ伝わってこねぇな」
「うちでもピアノもやっとったし、友達とけん玉もやっとったで、後キックボクシングも」
「最後のおかしいだろっ!!」
「うん、最後のは冗談やけどな」
「あたしは野球、サッカー、バスケはやったな・・・」
「それはリアルに想像できよるわ」
―――続いてのお便りです。人体くぱー実験さんからのお便りです。生まれ変わるなら何になりたいですか?
「コウノトリやな」
「そのネタ引っ張ってんな」
「絶滅危惧種やからな」
「じゃああたしはイルカだな」
「あ~~イルカもええなぁ、アザラシとかなぁ、ウルルン意外と可愛いの選ぶやないか」
「海の生き物っていいじゃねぇか自由で」
「うんうん、それじゃあ来世までにエラ呼吸の練習やね」
「できねぇよどう頑張っても!!!」
―――また随分と残っているので次にいきます。漁師続けて40年さんからのお便りです。肉じゃがは作れますか?
「漁師続けて40年って・・・、今いくつやねん」
「ぜってー怪しいな、こいつは未婚者の犯行だぞ、狙われてんだよあたしら」
「でも毎日刺身とかカレイの煮付け食べれるんやったら嫁ぎたいかも・・・」
「食に釣られんなよ・・・・・・」
「それで・・・肉じゃがやったっけ・・・、作れんことないけど気付いたらイモ以外溶けてなくなってまうからな」
「どうやったらそうなるんだよっ・・・、作れねぇあたしの言うことじゃねぇけど」
「そんじゃあせっかくやし二人の得意料理でも言っていこか!」
「おう・・・・・・、それじゃあエリから・・・」
「うちは“ラザニア”」
「ガチじゃねぇか・・・、あ~緊張してきた・・・、言っていいのか・・・、誰も後悔しねぇよな」
「いいっていいって、この前言ってたやつ言ってみ」
笑うなよ!! 絶対笑うなよ!!」
「大丈夫やって、うちは全然平気やから」
「それじゃあ“キムチ”」
「ぷっ・・・・・・こらあかんわ」
「キムチチャーハンうまいだろっ!」
「素直にキムチチャーハン言えばええのに」
「そうだな・・・、盲点だった」