第十二話 「その口に蛙を入れたらあなたはゲロゲロと鳴いてくれますか?」
回答:ゲロを吐きます。
第12話 「その口に蛙を入れたらあなたはゲロゲロと鳴いてくれますか?」
―――エリさんとウルルンさんの控え室に来ております。お時間を頂けたので例によってインタビューを始めさせていただきたいと思います。そういえば二人はイメージビデオには興味はないんですか?
「なぜそれを勧めるっ」
「最近のって卑猥になったやんね、あれどうしてやの? たまに販売中止とかなったりしとるやん」
「ポルノの低年齢化なんて何年も前からだろが」
「幼児性愛とかいうの? よう信じられへんわ」
「そのレベルまでいったらどうしようもないと思うが、まぁその辺はこのインタビュアーに聞けばわかるんじゃないか」
「そうやったね、ウルルン名案やで、ほな早速答えてもらおかっ」
―――えぇ・・・・・・、それにはそもそも少子化の問題があってですね・・・、親、まぁ大人がですね、子ども育てる機会も見る機会を失ったために・・・。
「ねぇ、このインタビュアーとっても苦しそうやね」
「いい加減名前で呼んでやれよ、いつも同じ担当なんだから」
「ほな田村さんや、田村さんはそういう児童ポルノものには興味あるん?」
―――い、いえっ・・・、私は一切そんなものは興味なんぞ・・・、何を突然言い出すんですかエリさん・・・。
「ものすげー動揺してんな」
「あれ?あれ? じゃあ田村さん子ども好きやないん? 子ども出会う機会失ってもうたから児童ポルノ見て補完しとるんやろ? 見てないんやったら田村さんはその基準から離れてまうことになるで」
―――それはですね・・・、本来そのようなコンテンツ自体に興味がなければ必要なくてですね・・・。
「宣伝する立場がそんなこと言っていいのかよっ」
―――いや、私はですね、もちろん行きすぎた物は批判しますよ? だからといってイメージビデオすべてを否定しているわけではなくてですね・・・。
「ほほぅ・・・、それを奥さんの前でも言えるんだろうな」
「田村さんの奥さん美人やもんね、あんな美人の奥さんおったら田村さんには何もいらんのかな? そうじゃないかな? 事務所の田村さんの机の上にあるアマゾンの包装には何が入っとんのかなぁ・・・」
―――ちょっ?! ちょっと待ってくださいよ! 流れがおかしくないですか? これはインタビューですよ、“お二人”へのインタビューですよ、ちょっと場所と場面を弁えていただきたいんですが・・・。
「うちらはうちらに分からんことを質問しよるだけなんやけど・・・」
「説明を補足するのもインタビュアーの仕事やぞ、あたしらがなんでも知ってると思うんじゃねぇよ、さっさとお前の性癖を晒せや」
―――なぜ・・・、私はこんなに責められているんでしょうか・・・。
「羨ましい立場だな」
「最近M男が増えてるそうやもんね、そんなことより田村さんは子どもを作る予定はないんですか? まさか、ホンマに子どもが嫌いなんですか? 事務所の引き出しの一番下に入れてる物は全部嘘っぱちですか?!」
―――ちょっと、ついでみたいに個人情報晒すのやめてください。そんなもの入れてませんから。子どもですね・・・、もちろん欲しいですよ・・・、収入的な面で問題がありますけどね・・・、もし女の子が生まれたらお金掛かるしどうしようとか・・・、今の家から引っ越さないとマズイんじゃないかとか・・・、って何を言わせるんですか!!
「へぇ・・・、意外としっかり考えとるんやね、担当ちょっと給料上げたって!」
「それで今はイメージビデオで我慢しているわけか、泣けるな」
「感涙やね・・・、これは売れるわけやわ」
―――勝手に話し作り上げて納得しないでください!!
「いやぁ、こんなにしっくり来る回答はないで」
「あたしにはスク水の何がいいのか理解できねぇがな」
「まぁ露出が多いのが増えたのもこんなおじさんが増えたからやね」
―――もう許してください・・・。
「消沈してんぞ・・・」
「ほな仕方ない、本日はこの辺で終了とさせていただきます」
「締めのセリフまで取るのかよ!!」