詩 関心も無関心も大きすぎれば人を殺す
誰かに関心を寄せるその心が大きすぎれば
それは人を殺す武器となる
誰かに関心を持たない心が多すぎれば
それは人を見殺しにする結果になる
人に関わる人間が多すぎれば 人が死ぬリスクが増えていく
人に関わる人間が少なすぎれば それもまた死を招き寄せるリスクになる
多くの人に関わっていても生きていける強い人はいる
あまり人と関わらなくても生きていける弱くない人はいる
それでも普通は そうではないから
関心も 無関心も 大きすぎれば人を殺してしまう
ちょうどよい 関心の値が分からないから
人はいつの時代だって 関心と無関心の間で死んでいく
「ストーリー」
「あの人、また受験に失敗したんですって」
「隣の家の人、夜中に女性が入っていったけど、もしかして浮気かしら」
「ニュースなんてつまらないし、チャンネルを変えよう」
「もう三日もこっちに顔をだしていないけど、他の人が様子を見てるでしょ」