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碧と包丁




(ん~。りんごの皮でだめだったら。え~と~。へえ~。アスパラガス。リラックスのツボ。アロマ。ふんふん)


『あんたが不眠にさせたんだから、解決方法をきちんと調べて、陽翔君の不眠解消に協力すること』


 そう姉に言われてから、早速調べ始めた碧の目に真っ先に入り込んで来たのが、このりんごの皮の安眠方法だった。

 今まで数えられるほどしか包丁を持ったことがなかったので、ユーチューブを見ながらりんごの皮のむき始めたのだが、なかなかどうして、りんごに包丁の刃が入らず、皮の上でつるつるつるつると包丁が滑るのだ。

 力を入れてもだめ。

 つるつるつるつる。

 利き手じゃない手で包丁を持ってもだめ。

 つるつるつるつる。


 よし。これは姉、もしくは結菜に助けを求めよう、と考えた碧は、仕事が終わって、二人が住む松江宅の平屋を訪問。

 二人の厳しい指導を受けて、時間はかかったがりんごの皮むきに成功。

 家に帰って早速一人でりんごの皮むきを始めて、あまりにきれいにむけたことに感動した碧は調子に乗って、一箱十個のりんごすべての皮むきをしたので、明日教えてくれたお礼に、姉と結菜に持って行こうと考えた。


「どうか眠れますように」


 碧は陽翔の部屋の前で手を合わせては回すように擦り合わせて、安眠の神様にお願いしたのであった。










(2023.10.28)




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