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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

二択

作者: 浅葱 鵺
掲載日:2023/04/01

皆さんは、「この中から一人しか助けられない、どっちを助ける?」という問題をやったことがあるだろうか?

二人とも助けるとかいう人もいると思うが実際にそなシーンがあったら?今日はそんなお話....



俺は郊外の山にあるわずか7世帯しかいない小さな村に住んでいた

電気やガス、水道などは通っているが店はほぼなく、みんな自分の畑や牧場で採れたものを売買するなどして生活していた

私には三人の家族がいた。嫁と娘そして自分の父親だ

母は俺が12の時に他界しており一度上京して結婚もしたが自分をここまで育ててくれた親父がどうしても気になり故郷に帰ってきたというわけだ

帰ってきてから7年経過し嫁もこの生活にやっと慣れてきたようだ

7月のことだった

「今年は雨が去年よりも多く降っており...」

「ねえ、お義父さん。

今年もちゃんと収穫できるか不安ですね」

嫁が心配そうに親父に話しかける声がした

その時俺は台所で夕飯の準備をしており二人は娘の面倒を見ながらリビングでせんべいなんかを食べてのんびりしていた

雨が降る音がした

最初はパラパラと降っているだけだったが次第に音が大きくなりやがて雷の音も聞こえ始めた

その時だった大きな落雷の音と共に電気が急に消えた

妻と娘がパニックになっており親父がそれを落ち着かせようと必死で声をかけているのが分かった

俺は親父に

「ブレーカーを見てくる!!」

と少し大きめの声で伝え

洗面所付近にあるブレーカーを見に行ったその時だった

大きな土砂の崩れる音がリビングのほうから聞こえた

俺は背筋がぞっとした

リビングへ走った

...そこは凄惨な現場だった

親父は倒れた本棚に足が押しつぶされており

嫁は娘を抱いたまま土砂に押しつぶされていた

今動けば本棚を起こして親父を起こせる

だがいつ土砂がもう一度崩れ嫁と娘に襲い掛かるかわからないほど地面が緩く今にも崩れそうだった

嫁と娘を助けたら親父を運べない、逆に親父を安全なところに連れて行くと娘と嫁が助かる確率は限りなくゼロに等しくなる

とその時親父が

「俺はいい..あいつらを助けろ...」

と俺に言った、だが俺は選べなかった

というより動けなかった

足がすくんだ震えた助けても自分が死ぬのではないか死への恐怖で俺は動けなかった

土砂が崩れる前触れのような音がした

逃げたんだ

自分の命惜しさに

勇気が出なかった

避難所へ行く途中で過ちに気づいた

叫んだ、泣いた

逃げた

一ヶ月後ようやく家族の遺体が見つかった

その死体を見ておかしくなった

人間はやはり自分が一番なのだ

一度は胸糞ストーリーをやってみたかったんですがうまくできています?

最近よく思うのですが、自分が実際死に隣接したとき他人のことを助けるという考えがうかぶのだろうかと

そんでもって描いた作品がこれです

初めてのストーリーなのでうまくできていないかもですが生温かい目で見ていただければと思います

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